まだ少し雪が残る、7月の富士 (ネット拝借)
7月1日。今年もいよいよ後半に突入。
国家に何かを期待したい節目のような気もするが、今の混迷政局、ドングリの背くらべの永田町権力闘争。何一つ期待出来そうもない。夢も語れそうにない。
今一つの7月1日。富士山の山開きの日でもある。頂にはこの時期まだ雪が残るという。
京都では、夏の到来を告げる祇園祭が始まった。
わが生涯の中で、あれこれやりたかったこと、やり残したことはたくさんある。
そんな中の一つが富士山登山・富士の頂上からご来光を拝む。という儀式。
今からでも遅くないという声が聞こえるが、その心づもりで過ごして来なかった不摂生がたたって、夢だけに終わってしまいそうだ。
これも自分1人で行動できるならともかく、団体で行動し、皆さんに迷惑をかけないよう、足腰の鍛錬・酸欠に耐えられる体力など、色々要求されるのだろう。
それを思うと、生涯の夢として取っておくのがよいのかと思う。
膝だの腰だの歩行能力だのと言われると、どうも腰が引けるようだ。
そういった体力などとは関係なく、富士山には特別な思い出がある。
長い会社生活の中で、最も熱く・最もギラギラした情熱を傾けた日々を、この富士のお山を眺めながら過ごした時期がある。
取引先の富士宮工場を何度訪れたことだろう。
今、少なからぬ悔いが残っているように、富士山を征服することはなかったが、富士山を眺めながらの取引では五分と五分で渡り合ったように思う。
改めておもう富士の山開き。熱いものが蘇る。
この勢いを駆って後半に向けひと踏ん張り。いいことが待っている予感を胸に。