ヒマを持て余すなどという身分になってみたい!と思ったり思わなかったり!!
結局は、本当にヒマになったときは却って落ち着かなくて、やはりまた何かするべきことを見つけて、「やっぱりオレって忙しいのが似合ってる」などと気ままなことを云いながら、勝手に楽しんでいる。
今日の場合は少年野球を見に行く予定が早くからスマホに打ち込まれていた。小5の孫君から「この日は野球を見に来てね」と頼まれていた。普段はそこまで云わないのに・・・と思っていたら、今日の試合は本人にとって格別な意味合いがあったのだ。「じいちゃんに見せたい舞台」だったようだ。
彼が所属するリーグには9チームあって、それぞれのチームから選ばれた選手で作る「NADAオール」という選抜チームの一員となる仕組みがある。よその同じ選抜チームと戦い、成績によっては全国大会出場の権利を懸けた地方大会に出場できるという。そんな中にあって今日の試合から彼の背番号が6から10に変わった。少年野球の場合「背番号10」はキャプテンを意味する。試合前の主審と相手に渡すメンバー交換も、先攻・後攻のコイン占いも立ち会うのがキャプテンである。
キャプテンがどうしたの?と言う話になるが、そこにはチームリーダーとしての自覚と、仲間を束ね鼓舞するお調子者の役割も課せられる。単に相手チームと戦うだけでなく、役割に応じたプレッシャーと闘う気持ちを大切に、心の広い選手像を夢見るジジである。
プロ野球日本ハムのレギュラー捕手「清水優心」選手は、少年時代をNADAオールで過ごし、成長していった。当時は周防大島チームのキャプテンであったという。
3歳のころからプラスティックバットで打たせ、思いっきり投げさせる。そんな練習をさせるなかで、彼は大きく成長し、ジジは大きな衰えを感じている。それだけに欲の皮だけは突っ張るのである。