「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「コロナと運動会」

2020年09月19日 | ニュース・世相

              
                 マスクをかけて、玉入れ&綱引き(中学校体育祭)  
秋の風物詩は数々あれど、なんといっても人気上位を占めるのは、小学校の運動会、中学校の体育祭であろう。
目下小5と小1の孫を持ち、自称応援団長を張るこの身にとっては、大切な秋のお楽しみイベントである。
それが、今年に限ってはコロナコロナに押しまくられて、満足な運動会にならなかったり中止に追い込まれる学校も少なくない。 

ここでは孫の話はさておいて。地元にある小中学校の運動会事情に触れてみたい。
学校と地域社会の密接なつながりで、運動会や卒業式、入学式など学校の大きな行事には、駐車券つきの招待状を頂く。
今年の運動会や体育祭に限っては、招待どころか「縮小規模の運営につき、応援の自粛を」ということで、大きな顔をしての参加はNG。
たまたま小生の場合、地域活動の広報担当なので「広報用写真撮影者」として特別の許可を頂いた次第。

小学校は運動会と言い、中学校は体育祭と呼ぶ。運動会と体育祭。どこで線を引いているのか、一度校長先生に確かめてみたい。
その中学校の体育祭も今年は午前中のみの、縮小プログラム。青天なので密室は当たらないにしても密着を避ける広がりを保つ。しかも、あの過酷な綱引きも玉入れもマスクをして駆け回らなければならない。しかも極めて短時間に。水分補給時間を再三再四。
それでも、必死に楽しもうとする笑顔の汗には、ガラガラの来賓席からひときわ大きな拍手を贈りたくなる。

        
        練習不足もなんのその、1,2年生のダンス     少ない人数が運動場いっぱいに広がって、エイサー
二つの小学校も似たようなもので、午前中で終わる極端なまでの短縮プログラム。子供一人に大人が7人で昼食を囲むという笑えるシーンは今年はなかった。しかも雨に祟られて練習時間も少ない中、1、2年生が覚えたてのダンスを一生懸命やる姿。今回が小学校最後の運動会パフォーマンスで、叩く小太鼓にも熱が入る6年生のエイサーなど。やはり秋の風物詩の代表格と言っても言いすぎではない爽やかさにあふれている。

我々から見ると、コロナのために楽しみなイベントを台無しにされた、と思いがちである。しかし、よーく考えてみると、この子達の長い生涯の中で、こういった世界を巻き込むアクシデントに再び見舞われることがあっても、意外に耐える力が養われたのではないか、と思える反面もある。どうかすると、コロナのお陰で、生涯忘れられない特別な思い出なったということも言える。気の毒ではあるが、起きてしまったことを嘆くより、特別変わった体験をしたという、プラス思考に変えてもらえると、見学者として少し気持ちが楽になる部分はある。

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