「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「人のふんどし」

2020年11月13日 | つれづれ噺

      路線バス停

  上ー梅田(ジョー・バイデン)

    (かみ うめだ)

山口県宇部市の路線バスに「上-梅田」(かみ-うめだ)というバス停があるのだそうな。
過疎と高齢化はどこも同じで、路線バスはどの都市でも田舎でも、採算の取れる事業ではない。
それでも、何とかして一人でも多くの利用者を確保したいと願うのが、運営する自治体であり、運営移管された会社である。

そんな淋しい話ばかりが飛び交う中、宇部市の路線バス停の名前の音読み訓読みが話題となっているという。ひとたびネットに乗って数人の目に留まれば、たちまち話題騒然と膨れ上がる現代。このバス停もご多分に漏れず、「上梅田」をジョー・バイデンと読ませて話題を呼ぼうと躍起になっている。
そりゃそうだろう。あのトランプを破り捨ててエースにのし上がったアメリカ大統領、ジョー・バイデン氏と同じ読み方なのだ。

かつてオバマ大統領誕生に合わせて、福井県小浜市が一躍有名になった過去がある。
夢よもう一度。人のふんどしで相撲を取るような話である。が、そこまでしても、採算の取れない路線バスを廃止できないのも現実である。
経済大国らしい、日本中隅々まで行き届く優しさを。と求めたいところだが、それを本気で求めたら国家の経済はどうなるんじゃろう。

それらを賄えるほど、企業が利益を上げ、従業員や地域に還元する社会構造の再来はないものか。
少なくとも、昭和にはそれがあったと思っている。宇部市と言えばセメント。セメントといえば宇部市と相場が決まっていた。それほどにセメントと鉱業
の町として殷賑を極めたのがついこの前のような気がする。それにしても歴史の流れは速いねー。

コメント
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