「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「色づく秋」

2020年11月22日 | 季節の移ろい・出来事

      

2階のベランダから手が届きそうな、庭のクロガネモチの木。全体を覆うばかりの実が真っ赤に色付いた。
我が家の周辺を縄張りにするヒヨドリのつがいが「冬場のエサは豊富だわい」と云わんばかりに狙っていることだろう。
今しばらく完熟するのを待っている様子。完熟したらあの甲高いピーピーという鳴き声で他を圧倒して寄せ付けない。自分たちだけで散々食い荒らして「ごちそう様」のあいさつ代わりに、所構わず落とし物を残していく。フ~~ン。お後がよろしいようで。

今年の春先は何が忙しかったのか、この木の枝打ち、剪定をちゃんとしていない。その分張りたいだけの枝を張り、伸びたいだけの小枝を伸ばして、それはそれは見事なまでに実を付けている。「脚立に上がっての剪定は危ないから、バッサリ幹の途中から切り落としなさい」と発破をかけられる。
「まあそう云わんこと、50年近く我が家の生活を見守って来た記念の木」と抵抗してはみるが、早晩切り落とすことになるのだろう。
ヒヨドリが寂しがるだろうねー。おいらもちょっぴり寂しくなるだろう。ただ、危険を犯して頑張る枝打ち・剪定から解放はされる。
ここでもまた、年は取りたくないねーと大きなため息ひとつ。

このモチの実が色濃くなると間もなく師走の声を聞く。
そうなると地域活動の一つで、小学生対象のしめ飾り教室を開く。まさしく日本古来の伝統文化を継承するお役目を引き受ける。
中には、しめ飾りは神様を祀る行事だから「学校が授業の一環として取り上げるのはおかしい」とのたまうヤングママもいる。
取り敢えずここでは、「日本伝統文化の伝播」を大義名分に、校長先生が反対でなければ実行する。

ところがだ。コロナというヤツはそんなお楽しみ活動まで簡単に取り上げてしまう。コロナ感染対策で止む無し、今年は中止の決定を下した。
となると、子供たちにしめ縄の由来や作り方などを、映像とナレーションで示すはずであったビデオ作成も先延ばしとなった。
10月はじめには稲刈りの撮影も終えて準備していたのに。ま、いいか。その分少しノンビリの年末を過ごそうか。

コメント
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