セ全体でこの惨敗
を受け止めるべき
開幕か中止か、観客なしか5000人を上限か、そして収容人数の50%か。
紆余曲折色々あった今年のプロ野球。いま一つ盛り上がりに欠けたまま、ついに日本シリーズも終わりすべての日程を閉じた。
結果は、言わずもがなと言うべきか、セ・リーグの屈辱的敗退で幕を閉じた。
その結果については色んな受け止め方があり、考え方はそれぞれあるだろう。必死になってテレビ桟敷を独占した向きもあるだろう。
ただ終わってみれば、何か空しさ募る完膚なきまでのやられよう。正直なところ、手も足も出なかったように見えた。からっ風が身に染みる。
パ・リーグとセ・リーグの野球の違いといってしまえばそれまでだが、巨人軍という1チームのことだけではなく、セ・リーグ全体が一体となって野球の本質を変える必要がある、と痛切に思わされた。今年は5位に低迷したカープファンが何をか況んやではあるが、カープがソフトバンクと戦っても同じ結果であり、同じことを考えたかもしれない。
何が違う?どこが違う?パ・リーグは10人でする野球。セ・リーグは9人でする野球。ここに大きな違いがあるのは分かっている。が、それ以外によく分からないが、何かが違う。投手のスピードが速い。打者のバットスイングが鋭くて速い。投手の速いボール打つためにはスイングも速くなければ置いていかれる。それだけのことか?違うんだねー。それ以前に何かあるような気がしてならない。
人気のセ、実力のパ。どうしてもそこに落ち着いてしまう。どうしなくても観客がいっぱい入るセ。それに対抗するには、野球の強さ面白さで観客を呼ぼうと努力するパ。こんな話は昔のことで、今はパ・リーグの観客動員数も格段に増えている。人気にあぐらかいてる場合じゃないよ、セ・リーグさん。
ましてや、お金で野球するのではなく、他チームの主力選手を欲しがらず、原石を見つて来て磨き上げて強くなるチーム作りこそ、近い将来パ・リーグを倒せる実力が身につくのではないかねー。