「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「大海を知ってこそ」

2012年02月06日 | 家族・孫話

      

今年になって何度かの大小スキー大会に挑戦した孫兄弟。
二人揃って入賞とか、二人が賞状を持って帰るという姿が見られなかった。

弟は小学校低学年の部では最高学年の3年生。体力気力ともに充実している。
大山の大会も猫山大会もメダルまでは至らないが、6位以内の入賞を果たした。
兄ちゃんは5年生で、高学年の部では6年生という先輩がいる。この1年の差は大きい。入賞ギリギリを行ったり来たり。悔しい思いをしている。

昨日行われた岩国市民大会では、二人ともそれぞれの部で1位。揃って賞状をもらってきた。もちろん褒めてはやるが、手放しで喜ぶほどスケールの大きい大会ではない。言うなれば井の中の蛙である。そうはいっても、「タイム」という厳然たる実力評価は出来る。

いずれにしても、今シーズン初の兄弟揃っての1位は、嬉しいに違いない、と思いきや、特別な感動も見せない。実際喜んでいるのはジジだけのようだ。
本人たちにとっては、岩国市民大会など視野にないみたい。お父さんを喜ばせるタイムが出せるかどうかが目標のようだ。そして、長野で行われる全国大会出場を賭けた、中四国予選に向けて静かに作戦を練っている様子。

「今回の1位で満足しちゃいけん、井の中の蛙に終わらず、大海を知ってこその実力ぞ・・・」と言って聞かせようと思ったのに、彼らはそんなことは先刻承知。
ジジの心配などよそに、彼らの方が遥かに大きな広い荒海を体験しているようだ。

ジジの出番がなくなるではないか・・・ア~ア、子どもの成長ってこんなに早いのか?

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「春立ちぬ」

2012年02月04日 | 季節の移ろい・出来事

        
          寒風に耐えて、つぼみを膨らませる沈丁花

「春立ちぬ」 暦の上では今日から春。
私の頭の中にある「春」とはいささかイメージは異なるが、間違いなく春立つ日を迎えた。

いまだヒヨドリがやってこないこの春。置き忘れられたようなクロガネモチの赤い実を、ジッと見上げる石臼に張る氷が結構厚く、ここ数日の冷え込みの厳しさをうかがわせる。
そんな氷のすぐねき(すぐそば)で、あのたおやかな女性のお白粉を思わせる花、沈丁花が「間もなく私の出番ですよ・・・」と言わんばかりに、つぼみをふくらませている。

植物は、人間などの感覚より遥かに正確に暦と連動しているかのようである。
テレビのニュースでも連日多くの時間をとって、大雪や吹雪の様子を伝えているが、一方着実な足取りで春が近付いているのも確かである。耳をすませば春の足音が・・・。

1月に、あれこれ下ごしらえをした事柄が日の目を見る2月。発信の2月。
     『反省とは後悔することではない、新しい生き方への転換である』
2月のカレンダーに大書されている。なるほど・・・。前を向くしかない。

但し、一つことを消化した後、我が足跡を振り返ることを忘れないようにしなければ・・・という自戒も頭から離れない。
たとえこのような拙ブログとは言え、一旦書いた後、誤字脱字を振り返る。自分の想いが文字になっているか読み返す。赤面すること多々。直ちに修正、さらに読み返す。

それでもなかなかうまく伝わっているとは思いにくい毎日である。
厚かましくも、エイヤッ!!でご迷惑をおかけしていることだろう。悪しからず。 

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「春隣り」

2012年02月03日 | 季節の移ろい・出来事

      
       冬の日差しを浴びて、もぎ手を待つボンタン(文旦)

早くも節分。何は置いても先ずは豆まき。次いで北北西に向かって恵方巻きの丸かじり。丸々太ったいわしを頂く。絵に描いたような節分行事を一通り。
豆まきは、北鬼門から庭、植え込み、玄関・・・と、外回りへ巻く豆はバラで、適当に握って放りあげる。家の中は「掃除が大変なんよ・・・」とのたまう鬼の意見を取り入れて、子袋に分包したものを袋ごとまいておく。拾う時には都合がいい。

それにしても今時の豆は柔らかい。昔の自分ちで炒った豆の硬いことといったら、とても歯が丈夫でなければ節分の豆も食べられなかった。この点でも過保護な現代社会の一面を見る。年の数ほどの豆は一気には食えなくなった。時間をかけてボチボチ。

あれほどお神楽で鬼に慣れているはずの悠雅君。保育所の豆まきで、職員さん演じる鬼さんにやはりタジタジ。ろくに豆も投げられず神妙な面持ちだったという。想いと実際のギャップを感じているのだろうか。そこはやはり3歳前である。

  “ 車窓より 瀬戸の島山 春隣り ”    星野 立子

春隣り・・・いい響きだね~。もちろん冬の季語。
こんな風流な言葉をつかって、さら~っと一句浮かばないものだろうか。

今日が節分、明日は立春。暦の上では間違いなく春はもうすぐ隣まで。
記録的な豪雪に見舞われた地方の方々に、せめてものお見舞いとしてこの言葉をお贈りしたい。もうすぐ春はやってきますよ。『 春隣り 』。

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「きさらぎ、こもごも」

2012年02月01日 | 季節の移ろい・出来事

      
         昨年6月10日撮影。巣立ち前のアオサギのヒナ

きさらぎ初日。神棚にお神酒・水・お米・塩、そして榊を新しく奉てん。
二礼二拍手一礼。新たな月の初め、うがい手水に身を清めた私の、朝一番の役目。

古稀の祝い酒に酔った1月28日の翌朝。何やら一声、鳥が鳴いたような気がした。
「ひょっとしたら・・・」という期待をこめて向かいの雑木林を覗く。案の定、たったの1羽、昨年も最初にやってきた巣に停まって羽を休めている。
オオッ!帰ってきたか!!昨年6月に飛び立ったあのヒナだろうか。先ずは一声の挨拶と、巣の状態や住環境の偵察に来たのだろう。

ヒヨドリもメジロも、スズメさえも姿を見せないこの冬。アオサギが挨拶に来てくれたのはなんとも嬉しい。懐かしの恋人に再会した気分。
今年もあの命の営みを見せてくれる、と喜ぶ一方で、同級生のお通夜に参列するという憂き目に遭う、複雑な如月初日である。

直接の原因は「肝不全」ということだった。
にこやかな遺影を見ると「まだまだ早いよ!」と叱ってやりたくなる。
通夜式場には、ミニ同窓会でも出来そうなほど同級生の顔顔顔がある。
一足早く逝った彼にも乾杯を捧げよう。となると4月予定の古稀同窓会、何が何でも成功させねば・・・とつい力んでしまいそう。そこんところを、抑えてオサエテ・・・。

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