連日連夜感染者数の拡大が報じられるコロナ禍。
喉元過ぎれば熱さを忘れるのは、日本人だけに当てはまることわざではなさそうだ。発症当時の危機感が少し薄れ、緊急非常事態宣言も遠い昔の話のような気分になっていないか、心配でしょうがない。
自粛、不要不急の外出を控えるおこもり、他県への移動禁止、外食の禁止、など今では懐かしい言葉になりつつあるのではないのかねー。
「何をどう注意すればいいの?」「どこにいたって何をしたって目に見えない相手なのだから、感染しちゃったら仕方ないよね」などと開き直ってはいないだろうか、あきらめの心境が頭をもたげてはいないのかねー。などと気に掛かかる。
ここ数日、山口県のコロナ感染者数値がゼロを示さない。ほぼ毎日のように何人か発生している。
我が住む町でもクラスターによる臨時休校を余儀なくされた県立高校もある。接待を伴う飲食店関連で広がったクラスターは、ついに市内2番目に大きな医療センターに飛び火した。しばらくは閉鎖を覚悟するようだ。
いよいよ身近に迫っている。昨日1日で岩国市内で20~70歳代の男女8人の感染者を出した。
今までも決して楽観視などしたつもりはないが、気持ちのどこかに「遠いところでの出来事」みたいな思いがあるにはあった、と思う。豪雨災害や土砂崩れと同じように「まさか我が家が」「このあたりには来はせんじゃろう」などと根拠のない安心神話を信じたい気持ちはあった。そんな甘っちょろさはたちまち命取りになり兼ねない切迫状況に陥っている。
先ずはマスクはとっかえひっかえ確実に着用。本当に少し距離を保つように、気合を入れなおそう。
もうこれでいいや、などという命はどこにもない。己も周りも守り抜いて、全うしてこその天から授かった命である。ちょっと大げさ?? ウン、少し大げさくらいがちょうどいいかも。