「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「顔に書いてある?」

2020年11月04日 | 季節の移ろい・出来事

                                                           
                      ご近所さんのジャンボゆず

普通の大きさの4・5倍はある珍しいドデカイゆずが、重たそうに枝をしならせてご近所さんの庭にぶら下がっている。
何年か前から気にはなっていたが、なかなかゆっくり立ち話をする機会もなく過ごしていた。
つい先日のこと、洗車中のご主人に「これは橙(ダイダイ)ですか」と声をかけてみた。「これはゆずなんですよ、食べられないんですけどね」と、少し口惜しそうに説明された。

「観賞用です、香りはゆずそのもので玄関などの置物にいいですよ」「へぇ、珍しいものを見せて頂きました」。さらにもうちょっとの世間話が続く。
この他愛もない世間話が意外にモノを言う場合だってある。「差し上げましょうか」「いいんですか」てな会話のあとすぐに2個をチョキンして袋に入れてもらった。私の顔に何か書いてあったのを読み取られたのかも。

早速1個は玄関に。1個はふろ場に。言われた通り、玄関に飾ったゆずは小さなフォークを何か所か突き刺し小さな傷をつけた。
これが効いた。あのフォワ~~ンとしたゆずの香りが玄関に広がる。その香りたるや、世界のシャネルやディオールには届かないまでも、遠い昔からの日本の香り、おふくろのふところのような甘酸っぱさが心地いい。

ただ、世界の香水は今や香りだけではなく、そのデザインまでもインテリアの一つとして効果を発揮しているという。
そこへ行くと今回の玄関に広がる芳香ではあるが、香り発信源の見栄えは、なんともゴツゴツの表面に毛穴の跡のようなブツブツが覆っている。それでもなんかしら愛嬌があるという点ではインテリアの一つにはなりそう。見栄えと中身が必ず一致すればいいが、天は二物を与えずとも言われるように、両方とも惚れ惚れともいかないのが現実のようだ。

今日はアメリカの大統領を決める選挙投票日。勝って当たり前と顔に書いてある。負けたら法廷闘争に持ち込むという現職のやり方。こちらは、見栄えも悪いが中身も良くない典型のような気がしてならない。世界をリードする大国の大統領選挙の行く方を無理矢理ねじ曲げてでも勝とうとするやり方。どうなんだろね。さて結果や如何に。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「まびき菜」

2020年11月02日 | 晴耕雨読

                                          
          間引きしたニンジン。間違いなく黄色い根っこを伸ばして

夏の終わりに種まきした、カブ・ダイコン・ホウレンソウ・春菊・ミズナ・チンゲンサイなどの葉物や根菜が順調に成長して、株と株がひしめき合っている。さらに多くの収穫を期待するなら、思い切って株間を空けるために間引きをしなければならない。これもまたこの時期に精を出す大切な仕事のひとつである。

畑の都合で遅まきとなったニンジンが、いま無数に芽を出して、葉と葉を絡ませて互いの成長を抑え合っている。しっかり間引きをした。葉も未だ生育途中で大きく伸びてはいないが、間違いなくニンジンの葉っぱである。根っこはまさにニンジンそのもの。地中深くにスーっと一本の黄色い根っこを伸ばしている。

この間引きという作業は、幼いころの我が身を思い出してついホロッとするものを感じる。
農作業の中では、元気のいい、文字通りの成長株を残して、成長株の妨げとなる発育不全や余分な株を抜き取る。その一手間が豊作を約束する、と分かっているから仕方なく間引きをする。我が気の向くままにするのなら、全部をそのまま成長させて、いわゆる競争原理の社会に置き、その中からよく育ったものから順番に食卓に載せる。そのようにしたい衝動に駆られる。

小中学校の頃までは多くの場合、成長株を助けるための間引対象にされた思い出が多い。滅多に「成長株」として残してもらう立場に置かれた記憶は少ない。ニンジンを間引きながら「お前さんだってこのまま置いてやったら十分に育っただろうにねー」とつぶやいてみる。但し、間引き菜は柔らかくて風味は間違いなくそのものの味を出して、季節先取りの優しい食材になる。

「間引き作業」これも一つの仕組みであり、人間社会にも、野菜の社会にも厳然と生きている生存競争みたいなものである。間引かれたくなかったら、いち早く栄養を吸って土を噛み、周囲より早く成長しなければならないということか。そんなこんなを色々経験してきたね~。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「目じりを下げて(笑)」

2020年11月01日 | 家族・孫話

  
       七五三を迎えた孫姉妹         三男坊の孫君はガチの野球少年

霜月、11月は日曜日からの始まりであった。
倅一家にも娘一家にも、それぞれに早くから予定された行事があり、両家の孫の応援にジジは朝っぱらから掛け持ちで走り回った。まあお祝い事や楽しみをくれる行事なので、苦にはならないが少しバテ気味。

7才と3才の孫姉妹の七五三で、市内の神社にお詣りの予約を取っていた倅一家。その時刻と重なるように、神社の近くの河川敷運動公園で、孫君のソフトボールの大事な試合が行われる。どっちもどっちも、本人達にとってもジジにとっても、写真ニュース造りの大切なシャッターチャンス。さてどうする。

先ずは8時30分から始まる、ソフトボールの応援に河川敷へ。今回は、山口県大会のベスト8、ベスト4を選ぶ大切な試合。下関、豊浦、宇部、小野田、周南など県内主要都市から、予選を勝ち上がった強豪が集まっている。通常の地元チームのリーグ戦とはわけがちがう。結果如何によっては全国大会出場の切符を手にする緊迫のトーナメント戦。選手はもちろん、指導者も保護者も応援する家族も熱くなる。

幸いにして孫君は第1試合を戦った。運良く快勝。次の試合までの1時間あまりを、神社に駆けつけて七五三の写真撮影。華やかな化粧衣装に、馬子(孫)にも衣装と目尻が下がる。
二本の指でVサインを繰り返す三才児。普段はあまり縁のない着物姿に緊張しながらも、目をパッチリさせる。宮司さんのお祓いまで付き合ったら直ちに河川敷へ取って返す。

普段孫自慢を聞かせるばかりで気の毒に思っていた心優しいお友だちも、ご夫婦でわざわざ見学にきてもらったりの思わぬ応援に、背番号10、キャプテンナンバーを背負った孫君チームは2試合目も勝った。3試合目は、相手が1枚上で、ベスト8止まり。檄を飛ばす声援もマスク越しではイマイチの感強し。

いずれにしても、まだしばらくはこんな掛け持ち応援が続くのだろう。もうしばらくは、コロナに負けず、老いにも負けず、自称応援団長を張っていたいと思うが、どんなもんだろうね~。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

横幅を広げる

一行の文字数を増やしたい