畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

瓜田に履を入れたなら

2019-08-21 08:53:32 | 

 

 畑にさつま芋を植えきることが出来ない部分が残ってしまい、そこには何本もの「マクワウリ」を植えていた。

日照り続きの天候と、手入れ不足に収穫は期待できないとさえ考えていたのでしたが・・・。

 先日トマトの収穫に行った際に「瓜田に履を納れず・・・」の諺でも無いけれど入ってみた。

すると、半ばあきらめていたと言うのに、熟し始めた「マクワウリ」がゴロゴロと見えたのです。

 

  こんな感じで、葉陰に隠れたいるものも有り、よく見て探すといくらでも有るではありませんか。

僥倖そのものと言った感じで、スベルべジーさん小躍りの態です。ラッキーラッキー。

 

  収穫籠に入れてはコンテナに移し替える作業を続けます。

この時は雨もまだ降っていないタイミングで、泥はねも無くて奇麗な姿をしています。

 

  甘い味は蟻さんたちが保証しています。

香りも高く、こんな状態になるとタヌキたちの食害にも遭うのだが、今年はトマトと同じでほとんど被害は無い。

 

  コンテナに山盛りにし、余った物はそのまま収穫籠に。

数えなかったけれども30個以上は確実にありましたね。帰宅し朝食の後にスーパーに出荷しました。

 高級なマスクメロンなどに比べたら糖度、甘さは劣りますが優しい甘さは捨てがたい物があります。

今は作る人もほとんど居ませんから、珍しい、懐かしいと買って下さるお客さんに期待しています。

 今日は早朝と言うか夜中に外孫が誕生し、スベルべジーさん夫婦は大急ぎで病院へ。

ガラス戸越しに初対面して、上の孫を連れて帰宅しました。孫もジーさんも眠い朝です。

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生死(いきたひ)に感動!

2019-08-20 04:27:55 | 暮らし

 土曜日はコンサート。そして日曜日は映画鑑賞と忙しい週末でした。

映画「ベトナムの風に吹かれて」を共に実行委員として盛り上げた同級生の女性が中心になって企画した映写会。

 写真の簡単なチラシしか受け取っていなかったし、多忙な彼女からそれ以上の詳しい話は無かった。

チケットを10枚受け取り、知人にお買い上げして頂いたりしていた。

 定員150名と言うささやかな映写会で、会場も折りたたみいすと言う質素な環境。

会場に到着すると、駐車場は空いていて定員が満たされるのかと心配になるほど。

 前の方の席に陣取って鑑賞体制に入り、気が付くと湯之谷在住の姉の姿を斜め前に見つける。

前日にコンサート前の食事を共にした友人夫婦も少し遅れて入場。予定通りの13時開始となる。

 簡単に内容は聞いていましたが、感動の内容。生と死を深く考えさせられる内容です。

映画の本編の前に、長谷川監督が夫や兄弟、親をみとった人たちへのインタビューが紹介されます。

 13時開始で終了は16時と長い映画だと思ったのだが、映画は短くその後の展開は想像もしなかったものに。

なんと、「長谷川ひろ子」監督ご自身が来場し、和服姿で登場し驚かされました。

 今回が404回目の上映会になると言う事で、全国で上映会が続いているという話です。

元民放のアナウンサーからフリーのアナウンサーに転じたという監督は、優しくそして分かりやすい口調で話されます。

 小出病院の院長の姿も見かけて、ただ鑑賞に来られたのかな、なんて思っていましたが壇上で監督と対談。

魚沼地域の在宅医療の説明など、分かりやすく説明。監督の話の引き出し方も上手くてそんな進展になった様子。

 

 生と死、そして看取りについて深く考えさせられる内容で感動の一言に尽きます。

ご主人は製薬会社の社員から漢方薬の研究者に転じ、漢方薬で癌患者と向き合っていたのです。

 ところがご自身が耳下腺腫瘍、癌に罹患し闘病するという運命の展開になります。

前向きにとらえ「これで癌患者の気持ちが分かった」と口にし、経過を撮影するように言ったという。

 一回の手術の経緯はあったが、その後積極的な現代医学の治療は受けず、在宅のまま亡くなられます。

奥さんである「ひろ子」さんと4人のまだ幼かった子供たちに看取られて在宅で亡くなられます。

 耳下腺癌が外部にまで広がり、出血する姿さえ生々しく映し出されています。

亡くなられてもその映像を公開する気は無かったのだそうですが、これはご主人の遺志では無いかと言われ、

ようやく使命と言うか、この事を世に広めるのが大切と考えられるようになったと言います。

 今では七回忌も少し前に済まされ、お子さんたちもそれぞれに立派に成長されています。

そんな七回忌のビデオの紹介もあり、最後は何だかホッとさせられるような気分にもなりました。

 生老病死と言いますが、誰もが遅かれ早かれ、やがては亡くなってしまいます。

生き方と死に方について、そして看取り方について深く考えさせられる感動の映画。機会が有りましたらどうぞ。

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連載208「男の料理教室」(その3終わり)

2019-08-19 07:25:58 | 食べ物

           男の料理教室(その3終わり)

 他にも、はるばる村上まで「鮭の飯鮨」を習いに夫婦で出かけたことも有りました。

ある宿泊施設の集客作戦の、温泉宿に一泊し、鮭の本場、村上地方で作られている「鮭の飯鮨」作りを習って、

漬けこんだ樽を土産に持ち帰ると言う企画でした。


 我が夫婦のほかにも結構、物好きな人たちも多く驚いたけれど、さすがに夫婦で参加と言うのは我が家だけ。

村上市の公的設備の調理実習室で行われた「飯鮨」作りの講師は地元の主婦たちでした。

何せ、一人一個の樽の持参が条件ですから、二つも有ったら結構たくさんな量になる。


 それでも、出来上がりの「飯鮨」の味に期待をはせ、そして喜んでくれるであろう家族の顔を思い浮かべながら、

二つの樽を乗せて遠路を無事に帰宅したのだった。

出来上がるころは、年末年始であり、暮れと正月のご馳走となったのです。

             (終わり)

         


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台風10号がもたらした雨は

2019-08-19 04:31:57 | 

 台風10号が佐渡沖を通過した。風も弱く雨も予報ほどは降らなかった。

それでも、畑がいくらんでも濡れたかと期待してニンジン畑の草取りに朝早くから夫婦で山の畑に。

 ここまで畑、土が乾燥すると雨で土が濡れないと草が抜きにくいばかりでなく、無理をするとニンジンが枯れてしまう。

娘夫婦がまだお盆の休みで、子守の必要も無く二人で勇躍草取りと張り切ったのでしたが・・・・。

 

 どこにニンジンがあるのか分からないほどに伸びてしまった草。

ニンジンの間は2回草取りをしたけれど、畝間は取っていなかったのでした。

 

 ここまで乾燥するとニンジンの間の草取りをすると肝心のニンジンが枯れてしまう。

降った雨の量は数ミリにも満たなかったでしょう。草の上、先端が濡れている程度で根元はカラカラ。

 

 畝間の草は集めると御覧の通り。

大げさでは無くて、集めると小山のような様子になってしまいました。

 

 隣の畝のネギも水分不足で先端が枯れてきている。

台風通過後も涼しくなるかと思ったが暑い日が続いています。これでは秋の野菜つくりにも影響が出てくるかもしれません。

 パイプラインで水を引ける水田、水稲栽培はともかくとしても、畑の野菜つくりには向かない気候になってしまいました。

温暖化が言われ始めてから久しいけれど、本当に肌、生活で実感させられてしまいます。

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連載208「男の料理教室」(その2)

2019-08-18 10:36:18 | 食べ物

     男の料理教室(その2)


 そして、他にも駅構内の使わない線路に客車を停留させてそこで開く居酒屋に移動なんて友達も居ました。

そんな話を聞いた妻は今でも「トーちゃんを一回そんなところで働かせたかった」なんて、何を考えているのやら。


 私も実は一度、東京圏への移動を打診されたことがあった。飲食関係では無くて、

本来の保線業務だったけれども、まだ現役で働いていた妻と、

高齢の父を残して単身赴任という訳にも行かず断ったのだが。


 話しは「料理教室」の話から脱線してしまったが、

案外東京で料理の腕を上げて帰って来た仲間も居たのではないかとも思っている。


 さて、「男の料理教室」に顔を出して以来、妻の職場の関係で、

長岡で開かれた「男の料理教室」にまで出席もしてみた。その時習った「塩肉じゃが」なんて、

一味違って美味しいものでしたよ。

           (続く)

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