夢見るババアの雑談室

たまに読んだ本や観た映画やドラマの感想も入ります
ほぼ身辺雑記です

ラジオをつければ

2008-08-04 23:01:01 | 芸能ネタ

三味線の音とまばらな笑い

「もし薬屋さん よく眠れる薬はないかい?」

「すみませんね お客さん うちは眠り薬は扱ってないんで なんと言っても うちは富山の おき ぐ~す~り~」

置き薬と起き薬とをかけてあります

三味線の音に続いて
「江戸の町に夕闇迫る頃 虫屋がこけた ―大丈夫かい?

大丈夫では ござんすが 売り物のカブトムシがカブトムシじゃなくなりました
(こけただけに)
転倒虫(てんとうむし)に

長谷川平蔵が夕闇迫る江戸の町を歩いておりますと

仕事を終えた大仏が歩いておりました
向こうからは水商売の綺麗なお姉さん
それを見ていた大仏 こけた

平蔵―大丈夫かい―と声をかけますと

こけたままの大仏が答えました―しゃかしゃま~」

お釈迦様と逆さまをかけた落ちです

他にも仕事を終えた木綿屋が こっとん(綿はコットン 駄洒落です)とこけた

しめの落ちは 厠へ入った平蔵 紙が無くて 「仏はあるが かみはない

誰かかみを かみを かみを」

なんまいだ なんまいだ

おしまい(四枚)だ~

で終わります

柳家シモンさん―の お話だったとか

娘を塾へ迎えに行き 待ち時間につけたラジオから流れてきましたが つい聴きいってしまいました

ラジオでも なんとなくその情景が目に浮かぶのです

言葉が大変 聞きやすかったです

ちょっと楽しかったので 及ばずながら聞き覚え
ここに書いております
娘に教えると 「おお おやじギャグ」「寒くない?」とか 言いつつ かなりうけておりました

寄席の雰囲気がいいなあ
聞きに行きたいな―と ラジオ聞きながら 思っておりました

とぼけた味わい 素敵な噺でした

帰宅してから検索したら

シモンは紫文と書くとか

柳家紫文さんについてのサイト↓です

http://www.yanagiyasimon.com/index2.html

http://www.rakugo-kyokai.or.jp/Profiles.aspx?code=245

随分と多芸な方のようです