夢見るババアの雑談室

たまに読んだ本や観た映画やドラマの感想も入ります
ほぼ身辺雑記です

輪渡颯介著「百物語 浪人左門あやかし指南」講談社

2008-08-17 20:39:40 | 本と雑誌

輪渡颯介著「百物語  浪人左門あやかし指南」講談社
輪渡颯介著「百物語  浪人左門あやかし指南」講談社
腕は立つが怪談嫌いの怖がり侍 甚十郎 その剣の師で怪談好きの左門
彼らが今回関わる事件とは―

藩の剣術指南として候補に上がった甚十郎は半年後の試合に向けて腕を磨く為 江戸へ戻ってきた

世話になってる鉄之助に頼まれ 何より苦手な怪談の会に出ることに

会が終わり 甚十郎が忘れた紙入れを取りに戻ってくれた気のいい男が殺された

自分の身代わりのように殺された男

謎を解く為に甚十郎は動くが

怪談の会の裏にあった企みとは―

怪談話がいっぱい入っているので 夏向きな一冊かもしれません


お盆明けということで

2008-08-17 12:46:54 | 子供のこと身辺雑記

お盆明けということで
お盆明けということで
お盆明けということで
お盆明けということで
早速お肉です
神戸の叔父からお土産に頂いたもの

すき焼きふうの甘辛い味付けし 卵の黄味つけて 食べます

残った汁で白菜も煮ます

お昼はこれで

さてさて夕飯おかずはどうしましょう

茄子に味噌のっけて焼こうかな

ミート・スパゲティと
昨日 主人の両親の家で玉葱とジャガイモと茄子をいっぱい貰ってきました

肉じゃが カレーライス ハヤシライス シチュー
定番おかず―にはしりましょうか?


「ごちそう」

2008-08-17 01:59:36 | 自作の小説

追われる男が逃げ込んだのは ある山だった・・・・

彼がその山へ踏み込むと・・・誰も追っては来なかった

山狩りをしていた追っ手の一人は言った 「あとは山が決める」

見張り班を残し 皆は引き上げて行った

逃げる男はじきに追っ手が山へ入ってこないことに気付く

反対側から逃げ延びてやる  

男は締まり無い笑顔になる

山の奥へ進んで行った男は ぶつっと何かに足をひっかけこけた

「何だ これ・・」

古い縄のようなものが張ってあり 男はそれに足を入れてしまい・・・縄が切れたのだ

ざん・・・・と大きく風が吹いた

空気の色も微妙に変わったのだが男は気付いていない

小さな集落を見つけ そのうちの一軒へ入ったが・・・・人の気配は無かった

どの家に行っても誰もいない

住もうと思えば住める状態にはなっている

住人が全員 何かの事情で出て行ったのか

男はそこまで考えなかった

酒を見つけ 飲んで眠った

盗みをし 女を襲って旅してきた男は 図太く厚かましかった

怒った里の人間達に追いかけられても まだ何とかなると思っている

男は眠り込み 

手遅れになるまで気付かなかった

ざわざわ・・・・

何かの音が男を起こす

それは確かに大勢のモノの足音で 男は山狩りの連中が来たーと思った

武器になるものを目で探す

こっそり外を見る

おかしい 山狩りと言うのに火を持っていない 懐中電灯すら持ってない

集団は・・・動きを止めた

獣が匂いを嗅ぐように鼻をひくつかせ・・・ 男のいる家の方へ揃って首を向けた

星明りの夜

手遅れになるまで男は気付けない

その無言の集団の恐ろしさに

早く逃げれば良かったのに・・・・・

「イキタニンゲンガイル」「オオ シンセンナチ・・・ニク・・・・」

「ヒサシブリダ」

ぞろぞろいる それらは ごちそうめがけて殺到した

「よ・・・よせ やめろ! うわあああああっ・・・・・」

山には禁忌の場所がある 死者の還るその土地は 縄で結界が張ってあった

それが破られると 夜 死者達は山に溢れる

翌日の昼 里の男達は 山へ入り 切れた結界を張り直し 逃げた男の残骸を見つけた

禁忌の山の恐ろしさ

男達は言い伝えを確認する

死人祭りの行われる場所

山は生きた人間を喰らう

そこへ生きたまま入ってはいけない


茅田砂胡著「マルグリートの輪舞曲」中央公論新社

2008-08-17 00:26:03 | 本と雑誌

茅田砂胡著「マルグリートの輪舞曲」中央公論新社
三つの話がリンクしています

「優しい狼」
姉が受けた仕打ちの仕返しを計画する少年

「初戀の詩」
大女優に恋する少年がさらわれた
いきがかり上助けたヴァンツァーの思いとは

「怪獣の宴」
ケリーとジャスミン 超大型夫婦の観劇デートを邪魔する人間は 二人の恐ろしさを知らなかった・・・

楽しく華麗に 今回も犠牲者いっぱい出して 既に世直しどんちゃん騒ぎとなっております