![J.K.ローリング著「ハリー・ポッターと死の秘宝」上下 静山社](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/58/2c/690fcb43a328c43b2f80fbae34f970b1.jpg)
![J.K.ローリング著「ハリー・ポッターと死の秘宝」上下 静山社](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5c/d7/b5f4cf647419e4081cf1233713107242.jpg)
松岡佑子 訳
シリーズ第一作「ハリー・ポッターと賢者の石」
第二作「ハリー・ポッターと秘密の部屋」
第三作「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」
第四作「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」
第五作「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」
第六作「ハリー・ポッターと謎のプリンス」
長い長い物語は遂に完結する
闇の帝王ヴォルデモートを倒す為に ハリーだけでなく 今一人の人間こそ過酷な報われることない生き方を選んできたのだと明かされる
少年時代に芽生えた恋心 相手が死のうとも変わらぬ深い愛ゆえに
自責の念と深い後悔
間違った選択が 彼に与えた悲嘆
ハリーの緑の瞳
魔法学校ホグワーツの敬愛される偉大な校長ダンブルドアは死んだ
ヴォルデモートの分霊箱を破壊していく―その仕事を完遂すること ヴォルデモートを完全に退治する為に
ロンとハーマイオニーもハリーと行動を共にすると固く決心していた
ハリーが17才になれば 彼の母リリーがかけた守りは期限切れになる
自分を脅かす予言の相手をヴォルデモートは自分の手で殺すと決めていた
死んだダンブルドアについて書かれた本もハリーを惑わす
ロンの兄ビルの結婚
ヴォルデモートの手先達は魔法省を乗っ取り
マグルや純血で無い者達への迫害と粛清を始めた
またホグワーツへも手を伸ばす
様々な冒険の末 分霊箱の一つが ホグワーツにあると確信したハリー達は そこに向かい ダンブルドアの弟アバーフォスに助けられる
アバーフォスの店の通路からホグワーツに
そうして最後の戦いが始まり ハリーは自分にしかできないことを知る
訳された松岡佑子さんのあとがきが またいい
このシリーズへの愛情深い思い入れが感じられる
読み終えて あとがきを読み 更に二度三度
またシリーズの最初の一冊から 読み返したくなってくるかと思う
ロンやハリーや マルフォイの子供達
第二世代の物語も読みたくなってしまうのだ
繰り返し読むに価する物語です
長さと厚さに負けず―読んで下さい