夢見るババアの雑談室

たまに読んだ本や観た映画やドラマの感想も入ります
ほぼ身辺雑記です

田中啓文著「ハナシにならん!」集英社文庫

2008-08-16 19:55:16 | 本と雑誌

田中啓文著「ハナシにならん!」集英社文庫
田中啓文著「ハナシにならん!」集英社文庫
金髪とさか頭の笑酔亭梅駆こと竜二

何も考えていないように見えて 何も考えていないかもしれない?!噺家の梅寿の内弟子

その素質には本人よりも周囲が気が付いている

兄弟子の梅雨はそれを僻んでかしょうもない嫌がらせをしょっちゅう懲りもせずしている
「蛇含草」
「天神山」
「ちりとてちん」
「道具屋」
「猿後家」
「抜け雀」
「親子茶屋」

各短編の表題はいずれも落語の噺になっております
軽妙にして味わい深い解説は月亭八天さん

梅寿師匠 松茸芸能事務所をクビになる?!
竜二独立?

ああ 大丈夫かいな―と思わせる展開です

若い内からこれだけ鍛えられたら
竜二クン いつか梅寿の名前を継ぐ日がくるかもしれません


お味噌汁

2008-08-16 03:07:23 | 子供のこと身辺雑記

お味噌汁
お味噌汁
夜 娘が言った
「お味噌汁を作ってみたい」

では早速―と言うことで 大きめの手鍋でまずは昆布と鰹節でだしをとり 漉して
ワカメを戻し ジャガイモをイチョウ切りにして 鍋に
煮えたら 味噌入れ 味を見て 味噌の加減で 隠し味に砂糖ちびっと加えるか 味醂を少し足し 味の素ぱぱっと入れて 出来上がり

さて急に娘が料理したくなったその動機の一つは

学校で友人に包丁を持っている姿を想像できない―と言われたとか

で 昨夜もリンゴの皮を薄くむき 切ったりしていたのかしらん

「いや・・・言葉悪いかもしれないけど
料理できるよ―って 友達 見返したいじゃん?
どうよ?って」

更に「お母さん 子供が料理すると嬉しい?」

自分だけでなく周囲の事を気にするようになったのだなと

一つ階段を上ったような成長を感じます

出来上がると 食べながら
「何かこう自分で作ったものと思えへん」と感想を

作る楽しさ 嬉しさを覚えてくれたら

後は手を切ったり 火傷をしないこと

最初はゆっくりでいいから 確実にこなせるように

私は不器用ですが 娘は丁寧で 盛り付け 飾り付けにも凝る方なので 料理のセンスは 私より うんとあると思います

食べたい 作りたい料理を さっと作れる人間になってくれますように

できるということは自信が持てるから

頑張れ 頑張れ と 思いながら 見ています

お母さんの願いはね あなたが幸せな人生を歩くこと
それだけです

頑張って!


「何処へ行った?」

2008-08-16 00:55:57 | 自作の小説

{夜 ホラーもどきを書いていた

と肩が重い・・

げ・・・お盆だし?

罰当たりだったかな

でもここまで書いたから完成させたい

重さも悪寒も無視して・・・書き上げる

ここで止めたら 絶対完成させられない気がした

何か 帰ってきていた? それとも 通りすがり?

ごくたまに引き寄せてしまうことがある

髪の毛の一本一本に重しがついているような

それを振り切って書いてしまう

書くのが好きだから}

パソコンには そこまで書かれていた

書いていた女性は・・・・行方不明だ

深夜のネットカフェの店員は 時々不思議なモノを見る

そのパソコンを使っていた女性は見るたび 床へ近づいているようだった

その近くを通れなくなり・・・

店員が最後に見た時 その女性は肩まで黒いものに覆われていた

ひらべったい顔の異形のもの達が床から わらわら湧いて出て

店員は気分が悪くなり倒れたのだが

このパソコンを使っていた女性は何処へ行ったのだろう

店員はその店を辞めることにした