夢見るババアの雑談室

たまに読んだ本や観た映画やドラマの感想も入ります
ほぼ身辺雑記です

「タップス」(1981年 アメリカ映画)

2012-07-27 16:45:18 | 映画

子供達 特に主人公には映画の冒頭から数分間が人生最高の時間だったかもしれない

監督 ハロルド・ベッカー

デヴァリー・フリーマン原作

タップスとは 戦死者の葬儀に演奏されるラッパのこととか

最上級生になり生徒長になったブライアン・モアランド(ティモシー・ハットン)は 学校の校長でもあるハーラン・ベイシュ将軍(ジョージ・C・スコット)を こよなく尊敬していた
軍人が重んじなくてはいけない名誉

だが学校は理事会や町の人間の考えから 一年後の閉校が決まっていた
140年の歴史あるバンカーヒル陸軍幼年学校

卒業ダンスパーティの夜 学校に反感持つ街の若者が屯し 嫌がらせをし因縁つけ 手を出してきて騒ぎになる
騒ぎを止めようとした将軍の銃を街の若者の一人が盗もうとし 揉み合いになり引き金がひかれ 街の若者の一人が死んだ

将軍は警察に連行されるが 心臓の発作で倒れる

街と理事会は学校の廃校を決め 学校が所有する武器を差し押さえに来た

街の一方的なやり方が納得いかないブライアンは 学校の仲間達と 街と理事会に三つの要求を突き付けることに決めて 計画を立てる

食糧品確保の為に街へ向かったアレックス・ドワイヤー(ショーン・ペン)とデビッド・ショーン(トム・クルーズ)らは 帰り道 ドワイヤーのトラックがエンジン・トラブル起こし 故障箇所を修理中 街の人間にいちゃもんつけられ 襲われそうになった
ショーンが威嚇射撃し止めにきたパトカーを ぶっ飛ばし 学校へ帰る

武器を押さえようとする警察らに要求突き付けるブライアン

戦闘準備にかかる生徒達

警察と塀越しの睨み合いが続く

警察 街 理事会側は 自分達に不利な生徒達の要求は伏せていた

警察では埒が開かない為 遂に州兵が 少年達をとり囲む

少年達を指揮するブライアンの苦悩

発電機を直そうとし 事故から体が燃え上がったJCピアース(ジャンカルロ・エスポジート)

脱走する連れが撃たれないように「撃たないで」と叫んで 州兵に撃たれた12才のチャーリー

学校に籠城しているブライアンは 食糧や水が気になり 見張りを立てようとし アレックスと喧嘩になる

州兵側のアドルフ・カービー大佐から伝えられたベイシュ将軍の死は ブライアンをうちのめした

将軍の死を悼む学生達

父親ケヴィンの説得にも応じなかったブライアン

最初150人ばかしいた生徒達も 親からの呼びかけでかなり減った

ただ学校を閉校になどしてほしくなかった
自分達の愛する学校を

病気の将軍に会いたかった

それが

機関銃を乱射するデビッドをとめようとしたブライアンだったが 州兵が用意していたM48パットン戦車などに攻撃され デビッドと死ぬ

アレックスはブライアンの死体を抱き上げ 学校の門を歩いて出ていく

コレって大人がついていて弁護士いれば
将軍の銃をとろうとした街の若者達の自業自得だし 最初に嫌がらせをし手を出してきた街の若者に原因があるのだから 学校側が責められるのがおかしい

学校を守る為に抵抗する愛校精神溢れる子供達

彼らを死に追いやるしかない それしか出来ない街の人間や

自分たちは軍人だと言い張る大佐達の方が いかにも無能だ

反戦という解釈より 自分たちの立場 自分たちのが正しい あんた達がおかしいのーそういう人間達に限って 戦争となれば 自分たちは戦わずして 軍人任せになるのだろうし

純粋で優秀だったろうブライアンを 死なせてしまった大人達に正義などはない

追い込まれていくしかない子供達が可哀相だった

何故誰一人も子供達を理解し 助けようと 手を差し伸べることが 出来なかったのか


巻き巻きインゲン豆

2012-07-27 15:02:26 | 子供のこと身辺雑記

巻き巻きインゲン豆
巻き巻きインゲン豆
巻き巻きインゲン豆
土用丑の日なので 主人の両親にも鰻の蒲焼き・あさり・おはぎなど いつもの果物の別に届けてきました

で 野菜を頂いたので 帰宅してからインゲン豆のすじ取りし 豚肉で巻きました

鰹節きかした和風の出汁を少し入れ 厚手の鍋で蓋して蒸し煮にします

しゃぶしゃぶ用のゴマだれなどかけて食べます

暑いのに 高齢の主人のお母さんが畑に出掛け 一つずつもいでくれたインゲン豆
無駄にしないように 食べきりたいと思います

インゲン豆だけ煮ると 食べ残されてしまうので

巻いて食べること多いです

茹でるか蒸すかしたインゲン豆を人参と 薄揚げで巻いたり

フライパンかオーブンで焼いて
カレー味のあんかけたりして


土用丑の日

2012-07-27 14:45:34 | 子供のこと身辺雑記

土用丑の日
土用丑の日
土用丑の日
魚屋さんで鰻の蒲焼きを買ってきました
しじみでなく 浅利を

朝は野菜炒めと 魚を焼いて あっさりと

あるスーパーさんでは 店の外で鰻を焼いていました

暑い夏を無事に乗り越えたい
土用丑にはそんな願いも込められているような気もします

鰻には災難ですが


薬丸岳著「虚夢」講談社文庫

2012-07-27 09:24:30 | 本と雑誌

薬丸岳著「虚夢」講談社文庫
薬丸岳著「虚夢」講談社文庫
薬丸岳著「虚夢」講談社文庫
薬丸岳著「虚夢」講談社文庫
薬丸岳著「虚夢」講談社文庫
公園で雪だるま作りを母娘で楽しんでいた時 通り魔に襲われ 娘は死んだ

犯人は顔馴染みのコンビニの店員藤崎
普段は優しい男だった

自身も傷つけられた佐和子は 夫三上と離婚し 今は別の男の妻となっている

佐和子は心神喪失で罪にはならなかった藤崎の姿を街で見つける

別れた夫三上に連絡した

三上は言動に異常をきたしてきた佐和子を 友人で精神科医の松岡と共に案じるが

ふとした事から藤崎と暮らすようになった風俗店で働くゆき
彼女も哀しい過去を抱えていた

佐和子の計画

藤崎を支配するモノ(病気)

再生

重いテーマの物語ですが
読後感は良いです

将来への希望を込めて 物語は終わります


薬丸岳著「天使のナイフ」講談社文庫

2012-07-27 01:21:27 | 本と雑誌

薬丸岳著「天使のナイフ」講談社文庫
薬丸岳著「天使のナイフ」講談社文庫
薬丸岳著「天使のナイフ」講談社文庫
薬丸岳著「天使のナイフ」講談社文庫
薬丸岳著「天使のナイフ」講談社文庫
数年前 愛する妻の祥子は 三人の少年達に殺された
少年達は未成年ゆえ 罪を問われることはなかった

できるものなら殺してやりたい
桧山の言葉の方が責められた

少年達の一人が殺され 桧山は刑事の訪問を受け アリバイを確認される

桧山は少年達が本当に更正したのか 気になり調べ始めるが

祥子の抱えていた秘密

事件の裏にあった様々な哀しい事件

被害者や被害者家族の人権
知る権利

怪物はいる

罪を犯せば年齢に関係なく 罪の重さに比例して罰は与えられて当然ではないだろうか

加害者の人権が余りに擁護されすぎてはいまいか

犯した罪は償えはしない

罪は ずっと残るのだ