幼い日 両親を殺されたリキ
日系人の彼は サン・アントニオ村で混血女のベロニカ・ガルシアに育てられることになる
まだ若い彼女は貧しいながら 実の子と変わりなくリキを育てた
リキはベロニカの息子ホルヘの仕事も手伝うようになる
組織の頭だったホルヘが対抗組織に殺され ベロニカも巻き添えで死ぬ
ホルヘの手下に頼まれ リキはホルヘの後を継いだ
初仕事はホルヘとベロニカを殺した組織を根絶やしにすること
着実に組織を大きくしたリキは 孤児のカーサを養女にする
日本で配下が密告により逮捕された為 救出に来日
彼は仲間を決して見捨てない男だった
カーサが迷子になり 警察を辞めて間もない若槻妙子と出会う
同じ魂を持つ二人は惹かれ合った
カーサの将来を考えていたリキは 旧知の竹崎と妙子 それぞれに カーサの事を頼む
リキは死と隣り合わせの自分について幻想を抱いていなかった
警察から仲間奪還に成功するも 別の組織に入れ知恵された下っ端に背後から刺された
リキの孤独な人生は終わるー
余談ですが 垣根涼介氏の作品の主人公には この小説の主役 リキもそうですが 読みながら俳優の坂口憲二さんを連想してしまうものが いくつかあります
勝手なイメージ(笑)ですが
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よろしかったら見ていただけると 嬉しいです
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