「SHERLOCK(シャーロック)2」ーバスカヴィルの犬ー
犬の吠え声が聞こえる中 少年が逃げている
「ぼうや どうしたの」 女性の声が入り 少年の大きな叫び声
それから 時間は流れて
退屈しきっているシャーロック「限界だ」
ハドソン夫人の交遊関係にまで 口を出し ジョン・ワトソンに言われる
「(夫人に)謝ってこい」
TVのニュース
「世間に公表しにくい実験が行われているだろう荒野の真ん中にある施設
かつて9才当時のヘンリーは化け物を見たとー」
ワトソンとシャーロック・ホームズの部屋を訪ねたヘンリーは話す
ダートムーアは他では見られない独特の土地です
20年前 窪地で父親は悪魔に殺されました
黒い毛 赤い目持つ化け物に
禁煙を誓いタバコ切れで大騒ぎしていたシャーロックは 客の喫う煙草の煙りに近づく
その奇矯な振る舞いが笑いを誘う
ヘンリー「巨大なハウンドの足跡を見たんです」
依頼を断ろうとしていたシャーロック がらりと態度を変える
シャーロック「依頼してくれて有り難う 引き受けよう」
シャーロックいわく「20年前に消えた死体 巨大なハウンド これを逃がしてたまるか」
汽車に乗り出掛けていくワトソンとシャーロック
窓の外には 巨大な岩 奇景が広がる
駅からは車に乗り換え目的地を目指す
ヘンリーの父親が死んだデュワーズ(悪魔)の窪地には立ち入り禁止の看板もあり
宿とする場所近くには ハウンドに注意とした標識も目についた
80年前からあるバスカヴィルの実験所にはドクロマークも
店のカウンターでワトソンが質問していると シャーロックのことを「あんたの彼氏」と表現される
巨大な犬を観光ツァーガイドは見たことあるらしく 観光客 怪物ハンターが押しかけてきて忙しい
ガイドから話を引き出すシャーロック
彼は聞いたのだとも言う
「フレッチャー とんでもないものを見た もう二度と見たくない」
ーそいつは恐ろしいものを見たと言う
犬くらいのネズミや 馬くらいの大きさの犬をー
立ち入り禁止のバスカヴィルの研究所へ車で向かうシャーロックとワトソン
シャーロック「兄マイクロフトのを くすねておいた 役にたった」
マイクロフトは政府の高官 およそ何処にでも入れるらしい
しかし確認までの20分ばかししか時間は稼げない
元軍人のワトソンの軍人口調ハッタリで 若い兵士に施設を案内させる
時間切れで詰問されるが 助け舟が入り無事に脱出できる
ヘンリーの父親の友人だったボブ・フランクランド博士
マイクロフトは弟シャーロックにー何やってるんだーと
仲が悪い兄弟とされていますが 兄は弟が間違ったことをしないと思い 少々じゃなくても見逃し
弟はマイクロフト兄に甘えているような
シャーロックとワトソン ヘンリーの家を訪ねます
めちゃくちゃ広く
ワトソンはヘンリーに尋ねました
「君って金持ち」
ヘンリー「ええ」
ところでシャーロックの計画は
「また現場に行ってみて襲われるか試そう」
呆れてワトソン「それだけ」
悪びれずシャーロック「怪物の棲家を突き止める」
夜 化け物が出る窪地へ向かうシャーロック ワトソン ヘンリー
ワトソン 点滅するものを見る
U M Q R A
異様な唸り声と気配を感じるワトソン
ヘンリーとシャーロックとはぐれている
ヘンリー「見ましたか」
「見ていない」と答えるシャーロック
しかしシャーロックはワトソンには言う 「ハウンドはいた 僕は見た」
ワトソンはシャーロックから指示を受け ヘンリーのセラピストの女性とパブで会い話し込んでいると
バスカヴィルの研究所で会ったボブ・フランクランド博士が話しかけてきて シャーロックとワトソンが探偵と助手だと バラしてしまう
ヘンリーの屋敷では 何らかの異変があり ヘンリーが怯えていた
朝 唐突に屋敷にシャーロック現れ コーヒーをいれるとバタバタ
話してて やっぱりやめたーと出て行く
シャーロック ワトソンに「ハウンドがH O U N D 頭文字だったら どうだ」
マイクロフトに言われたのか レストレード警部が休暇だと言い張って来ている
先日来た時にワトソンが抱いていた疑問
ベジタリアンの店なのに肉の注文が多すぎる
解決にレストレード警部の身分が役立つ
店では観光客の人寄せに犬を飼ったのだという
しかし言うこときかず狂暴すぎて手に余り 獣医に薬殺してもらったと
シャーロックは研究所の女性博士の娘の消えた体中が光るウサギの話を気にしていた
ワトソンを使った実験で シャーロックは仮説の正しさを確認する
幻覚を見る成分は砂糖に混入されたのではなかった
シャーロックの為に 巨大犬の恐怖に襲われるワトソン 気の毒です
ハウンドの意味にもシャーロック 気が付きます
夜 レストレード シャーロック ワトソン ヘンリー 再び窪地で
黒く大きな犬も現れます
レストレード ワトソン 犬に発砲
犬は死にます
店の人間は 犬を殺せなかったのです
20年前 ヘンリーが見たのは 犬のハウンドではありませんでした
犯人は ボブ・フランクランド博士
窪地には幻覚見る薬剤が仕掛けてありました
ヘンリーの父親は研究所の秘密を知っており フランクランド博士は彼を殺しました
薬剤除けのマスクに服ー特殊なスーツを着ていた為 幻覚見る薬剤の影響受けていたヘンリーには悪魔に見えたのです
ハウンドと読める頭文字が フランクランド博士の着ていた服についていた為に それからの連想でした
ドラマの中でシャーロックはワトソンに向かい言ってしまいます「僕には 友達がいない」
他日 言い換えます 「僕には友達がいない ただ一人を除いては」
確かにシャーロックの性格・言動では友人を作るのは難しいでしょう
馬鹿には我慢出来ない
でも自分を理解して欲しい
寂しがりやの甘えん坊
例え 世間からも心惹かれた女性からも シャーロックとカップルと誤解されても 命が幾つあっても足りない危険と幾度も直面しても シャーロックの傍らにいて 冒険を共にしてくれるジョン・ワトソンは 貴重な存在でしょう
次回タイトルはーライヘンバッハ・ヒーロー ー
またもや極悪M氏が出て参ります