夢見るババアの雑談室

たまに読んだ本や観た映画やドラマの感想も入ります
ほぼ身辺雑記です

買い物したあと

2008-08-26 15:07:55 | 子供のこと身辺雑記

買い物したあと
買い物したあと
買い物したあと
雨の確率が高いはずでしたが ただ暑いだけです

今から降るんでしょうか

病院帰りに買い物してたら 冷たいモノが欲しくなり お昼も過ぎていたので お腹が空いて アイスコーヒーとオムライスを

家にも持ち帰り

私が一人で入るのは 開店から〇十年以上で持ち帰りができるお店が多いです

品数豊富なのも嬉しいこのお店でしたが カツカレーがメニューから消えてしまってました
美味しかったのに残念です

その喫茶店と同じ商店街にあるお茶屋さんでは アイスコーヒーやマーガリンにドレッシングも売っています
マーガリンを買うと いたまないようにと黙って氷を入れてくれてました

これが本当のサービス
お客への気遣いかもしれないと 帰宅して袋から出して嬉しくなりました


「寺への祈り」-5-

2008-08-26 01:58:35 | 自作の小説

「おお大変や 仏像さんが殺されてはる」TVのニュースを見ていた正体不明の仏像のナナちゃんが物騒なことを言った

火事で炎上・・・・建物ごと仏像が燃えたらしい

「最近多いのよね 困ったもんやわ~」と弥勒菩薩のミロちゃんが言う

千手観音のセンちゃんは 冷蔵庫に向かう

ペットボトルの水をごくごくと飲み始めた

「ああ 分かった」とナナちゃんが叫ぶ

「燃えたら熱いあろうな~って思たんやろ そりゃ熱い思うで かなへんやろなあ」

仏像が喋るのには俺はもう慣れた

ー掛け布団はいらんけど 敷布団が欲しいねん 通販で売ってる健康にいいていうあれが欲しいねんー

そうねだられて・・その商品も買った

「なあ あんた」とナナちゃんが言う

「あんた ほんまに覚えてへんのか」

「薄情やわ 千早ちゃんは ずっとこんなボケが憧れの人やったなんて」とミロちゃんも言う

「しゃあないなアルバム出してみ 大学の」とナナちゃんが ポテトチップス食べながら言う「これ塩味ききすぎとちゃうか」

アルバムを開くと「ほれ ここに千早ちゃんおるがな」とナナちゃんは指差した

三つ網みの少女

教育実習に行った時のものだった

「おもろい教育実習の兄ちゃんは 千早ちゃんの憧れの人やったんや よう分からん趣味やけどな

駅で時々姿見かけるようになって 多少ふけてても 千早ちゃんには分かったんや 健気なこや 趣味は悪いけど」

それでナナちゃんは 俺の人となりを調査に来たらしい

「あのね だからってまだ好きかーなんてわからないでしょうよ」

「わしらはあんたを気にいったんや」

気にいらない男は寺へ入れてあげないもの」

ナナちゃん ミロちゃんが好きなことを言う

「千早さんは おかしな男に付きまとわれてる 駅前の骨董屋の息子 寺は値打ちのあるのやらないのやら骨董品が何やかやあるから」

ぼそっとセンちゃんが言う

「あああの変わった服着てる男」

金朱堂の息子は駅前のスナックでよく下手な歌を歌っている

狸柄の上着とか  髑髏形の帽子とか不思議なセンスの服を着ている

「あんなんに千早ちゃんはやれん やれんのや」

ナナちゃんは燃えていた「なんとかするんやで わしら応援は惜しまへんさかいに」

仏像トリオの妙な迫力に押され「分かった 今度デート申し込んでみる」

そう約束してしまった

したはいいが やはり寺に申し込みに行かなくてはいけないのだろうか

行って留守だと悲しいぞ

だが 千早さんはいた

「映画? わ それ観たかったんです 次の日曜日ですね 楽しみにしています

その為に わざわざ来てくださったんですか」

千早ちゃんは いい娘(こ)だった

これで仏像トリオがついてなければいいのに

まずは日曜日 映画見て 食事して 少し話をしてーそれからだ

と仏像トリオは映画が見たいーと言い出した

「勝手についてきたら いいじゃないですか」

「千早ちゃんに怒られるもん」とミロちゃんが拗ねたように言う

「こっそり 入ればいいでしょう」

と仏像トリオは何やら密談を始めた

悪い予感がする


「浴衣の女性(ひと)」ー死神シリーズ

2008-08-26 01:19:23 | 自作の小説

きらきらきらきら こぼれる破片を指で掬い集める

その白い指の動きを見つめていた

藍地の浴衣に星は落ちる 夜空を見上げるその人の仕草は 舞いの所作でもあるかのように 流麗

ただ美しかった

銀青のラメが入った帯が揺れる 片流しの羽

その人が誰であったかも覚えていない

天に向かって手を伸ばすその仕草が まるで映画の一場面のように記憶に刻まれている

その場所が何処であったのかすら

夜 愉しげだったその姿を ただ覚えているだけだ

倒れて 繰り返し その光景を夢に見ていた

時々 現実が入る

「血圧下がってます」

「点滴交換します」

「大丈夫かな 聞こえてるのかな」

「あ・・指動いた」

どのくらい時間が経ったか分からない

目覚めると暗かった だから夜なのだろう

大体病院は9時が消灯だ

機械の音が聞こえる

口の中が乾いていた

水が飲みたいーと思う

無性に 祭りなどで売っていた 冷やし飴が飲みたかった

あれは母に手をひいてもらって行った祭り

たこ焼き アイスクリーム ふわふわの綿菓子

病弱だった母が珍しく 浴衣着て 俺にも浴衣を着せてくれた

青い兵児帯結んで

迷うと二つとも買ってくれたお面

母が死んだのは俺が十歳の時だった

父に「今度は元気な奥さんもらってね」そう言い残して

それから5年やもめを続けた父は・・・会社の部下の女性を結婚した

それを機会に俺は 死んだ母の両親の家から近い高校を選び 家を出た

再婚した父には 妻となった人との間に子供ができる

その新しい家庭の中で よそモノのような気分を味わいたくなかった

俺はそのまま大学に進み 祖父母と暮らし続けた

彼らが死ぬまで

就職し結婚すると 祖父母の家に少し手を入れそこへ住んだ

古いが広さだけはある家だった

この春 下の子供も無事に就職し 妻は長いこと手伝いに行ってた近所の弁当屋から 続けて後をやらいないかーと言われてるらしい

「定年になったらー手伝ってくれるでしょう?」

一緒に年一度は旅行に行こう

約束したあれこれ

それらが浮かんでは消える

長かったのか 短かったのか

俺は本当に目覚めているのか

これも夢の中ではないのか

ふっと窓の方に視線を移して驚いた

そこに人がいる

藍地の浴衣

ピンクに銀青のラメが入った半幅の帯

ああ 思い出した あれは死神だ

彼女は幼かった俺を見て こう言ったのだ

ー死ぬには早すぎるわね 貸しておきましょう いつかまたー

では では今がそうか 俺は死ぬのか やはりこのまま

「いい人生だった?」

そう彼女が聞く

白い花のように美しい顔で 不思議な表情湛える深い瞳で

彼女が窓を開けると 外にはいっぱいの星が流れている

俺の人生は夢だったのだろうか

それともちゃんと存在したのか

星が見る夢の一つに過ぎなかったのではないのか

漠然とした不安にかられる

辛抱強く彼女は返事を待っていた

「これ以上ないほど いい人生でした」

そう答えると「何か願いはないですか?」と尋ねてくる

願い・・・・・

「妻が 妻の残りの人生が幸福であれば」

子供達はいい それぞれ頑張って生きてくれるはずだ

ただ これから年老いるだけの妻は・・・そればかりが気がかりだ

「わかりました」

優しい死神は微笑む

その微笑に俺はひどく安心する

瞼の裏に星が 降ってくる・・・・・・

ー:-:-:-:-:--:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:

「それで時々弁当買いに行ってるのか その店に」

不死の一族の 美人死神に惚れてる男は言う

いっぱいの弁当を提げた美人死神は 「うるさいわね ストーカー」

傍らに弁当箱積み食べ始める

「お・・・おい そんなに食べたら太るぞ」言いながら太った死神って見たことがないなーと考える

「おせっかいで 面倒見がよくて 情にほだされやすくて 死神に向いているとも思えない」と美人死神の相棒の男の死神も言いながら こちらはしっかり弁当箱を掠め取り 不死の一族の男にも分けてやる

「アンタ達ね 食べたかったら自分で買いなさいよ」

煮物を箸でつまみながら美人死神は睨む

昔 小さな男の子を連れていた若い母親には別の死神がついていた

彼女の仕事は祭りの夜 男の子の魂を狩ることだった

できなかったのだ 

男の子を楽しませようと自分の命が短いことを知っているかのように 必死に元気出してる母親を見ていると

その男の子を母親の目の前で死なせることは

代わりに他の男の命を狩ったが

それが死神に向いてない資質ならそれもいい

好きでしている稼業(死神)ではないのだから

開き直って美人死神は思うのだ


プリンセスゴールド9月号 秋田書店

2008-08-25 20:58:33 | 本と雑誌

プリンセスゴールド9月号  秋田書店
プリンセスゴールド9月号  秋田書店
河村恵利先生の描かれる歴史物が好きです
今回の「花の君参る」も優しくほっとする作品です

高橋美由紀先生「キルトS」
主人公の姉とその親友
また弁慶さんにも名場面が

続きを楽しみにしている連載作品の一つです

来月号では長池とも子先生の中国モノ

さちみりほ先生の連載終了

超ベテラン木原敏江先生のフランス革命前後を舞台にした読み切りがあります

中山星香先生「花冠の竜の姫君」エスタ―とリゾレットの息子ハリー王子を中心に話は動きますが

エスタ―王を描くのに力が入っているように思えます
崩したくないキャラの一人なのでしょうか

読み応えがある雑誌さんです


やや食材がビンボーなおかず・笑

2008-08-24 18:42:55 | 子供のこと身辺雑記

やや食材がビンボーなおかず・笑
やや食材がビンボーなおかず・笑
やや食材がビンボーなおかず・笑
南瓜を生姜の入っただしで煮て 水溶き片栗粉でとろみをつけた海老あんかけにしたの
ジャガイモを炒めて塩胡椒で味付けしたもの
大根の味噌汁

画像はありませんが焼き茄子とサラダなど
明日は病院行きなので 夜のうちに切り干し大根と薄揚げをおかずの一つに煮ておこうかと思います

また食料品を買い込んで来なくては
夜のうちに だし作って
朝に素麺も茹でて行こうかな
卵焼きを焼いて

留守番の父の食事を用意しておかないといけません

もしくは珍しく午前中で学校の用事が終わる予定の長男にハンバーガーでも買って帰るように頼んでおきましょうか


アーロン・エルキンズ著「密林の骨」ハヤカワ文庫

2008-08-24 17:10:12 | 本と雑誌

アーロン・エルキンズ著「密林の骨」ハヤカワ文庫
アーロン・エルキンズ著「密林の骨」ハヤカワ文庫
アーロン・エルキンズ著「密林の骨」ハヤカワ文庫
人類学教授ギデオン・オリヴァ―は骨に詳しく その知識で事件を解決したことがある為 スケルトン探偵と呼ばれている

友人と参加したアマゾン河格安ツアーで 奇妙な事件に遭遇する

誰からも恨みを持たれていた男が行方不明になる

はたして彼は殺されたのだろうか


日本探偵小説全集10 坂口安吾集 創元推理文庫

2008-08-23 23:17:06 | 本と雑誌

日本探偵小説全集10  坂口安吾集  創元推理文庫
日本探偵小説全集10  坂口安吾集  創元推理文庫
日本探偵小説全集10  坂口安吾集  創元推理文庫
「風博士」
「不連続殺人事件」
「アンゴウ」
「明治開化 安吾捕物帖」の中より以下作品 「読者への口上」

「舞踏会殺人事件」
「密室大犯罪」
「ああ無情」
「時計館の秘密」 「覆面屋敷」
「冷笑鬼」
「狼大明神」
「乞食男爵」
「トンビ男」

以上が「明治開化 安吾捕物帖」

「選挙殺人事件」
「心霊殺人事件」

都筑道夫氏による解説「安吾探偵術」が 興味深く楽しいです

「不連続殺人事件」に入る高野三三夫(こうの みさお)画伯による挿絵も良いです

巻末に 著者の未亡人他の文あり

こちらも著者 作品背景を思わせ 一読ばかりか繰り返し読むに価します


勉強以外は頑張る長男(――;)

2008-08-23 13:21:29 | 子供のこと身辺雑記

勉強以外は頑張る長男(――;)
写真は昨日の学校帰りに長男が百貨店地下の食料品売り場で買ってきたお弁当の一つです

北京五輪野球で韓国に又も負け―
気分を変える為に 何故か長男は 山陽百貨店に寄り お弁当あれこれ おかず色々買って帰ってきました

ただいま3位決定戦
アメリカと4―4の同点です

さて長男はESS部前・部長なのですが 今でも後輩さんから焦った様子で電話がかかります

昨日の朝も電話があったので 既に登校している長男の携帯に連絡入れ―やがて帰宅した長男へ どんな用事だったか尋ねると

「部長は自分捜しで放浪中 副部長は自主的行方不明 」
新学期始まりじきに学園祭があるのに―台詞覚えの相手をし 教えてくれる人間がいない―と真面目な下級生はパニック状態

顧問の先生は「もう知らん」と言ったそうな

今年は星新一氏の作品で舞台だそうですが

大丈夫なんでしょうか

部長は引退したけど部に籍は置いてる長男
後輩の練習相手に

野球や五輪競技の応援に

あ あれ
受験勉強は どうなったやら

来年 落ちるかも――;


ビーフシチューです

2008-08-23 12:47:33 | 子供のこと身辺雑記

ビーフシチューです
牛肉を炒めて塩胡椒し圧力鍋に
ジャガイモ・玉葱・人参も炒めて圧力鍋に
ブイヨンスープに赤ワインたぷたぷ入れて蓋をします

強火で錘が揺れ始めたら 弱火にし1~5分 それから火を止め圧力が抜けるのを待ち 焦げ付きにくい鍋に入れてデミグラス・ソース 隠し味の醤油 少々の蜂蜜など加えて煮ます
あればトマト(缶詰でも)を加えるとさっぱりした味に

フライパンでバターと小麦粉でル―を作り 鍋に入れてとろみつけ
味見した加減で多少ケチャップなど加えてもいいです


坂口安吾著「坂口安吾」ちくま文庫

2008-08-22 17:39:30 | 本と雑誌

坂口安吾著「坂口安吾」ちくま文庫
坂口安吾著「坂口安吾」ちくま文庫
「風博士」
「村のひと騒ぎ」

「FARCEに就て」
「石の思い」
「風と光と二十の私と」
「勉強記」

「日本文化私観」
「堕落論」
「続堕落論」

「白痴」
「金銭無情」

「湯の町エレジ―」
「高千穂に冬雨ふれり」

「桜の森の満開の下」

小説・子供時代を回想した随筆・旅に出ての紀行文・身の回りであったこと・・・

時代をうつしとり きりとった雑文

色々入っております


ハセベバクシンオー著「鑑識・米沢の事件簿~幻の女房~」宝島社

2008-08-22 01:59:52 | 本と雑誌

ハセベバクシンオー著「鑑識・米沢の事件簿~幻の女房~」宝島社
ハセベバクシンオー著「鑑識・米沢の事件簿~幻の女房~」宝島社
「相棒」映画版より派生した物語

六角精児演じる米沢は別れた妻と思える女性の姿をマラソンに参加した人間の中に見つけた

ところが その妻によく似た女性は死んだ

自殺か他殺か

その女性の別れた夫も刑事だった

二人は何かを求めて事件を追い―遂に殺人の証拠を見つける


田中啓文著「ハナシがはずむ! 笑酔亭梅寿謎解噺3」集英社

2008-08-21 21:39:43 | 本と雑誌

田中啓文著「ハナシがはずむ! 笑酔亭梅寿謎解噺3」集英社
田中啓文著「ハナシがはずむ! 笑酔亭梅寿謎解噺3」集英社
各短編の題がそのまま 落語の題にもなっております

月亭八天さんの落語紹介 解説も楽しいシリーズです

「動物園」
「日和ちがい」
「あくびの稽古」
「蛸芝居」
「浮かれの屑選り」 「佐々木裁き」
「はてなの茶碗」
「くやみ」

金髪モヒカンな竜二は 笑酔亭梅寿の内弟子で 梅駆の名前で ぼちぼち仕事もしている

本人に自覚はないが 落語ばかりか役者としても才能と素質があり 周囲で認める人間が増えつつある

ゆえにか襲名話が舞い込み
竜二は しんどい災難にばかし遭遇する

ああやっと片付いたと思ったら師匠が危篤

まだ師匠の名前貰うのは早いけど いずれは誰もが認める おもろい噺家になりそうな 将来楽しみな竜二クンです

いっぷう変わった師匠の鍛え方 稽古のつけ方

竜二の成長を一番楽しみにしているのは ごちゃなように見える梅寿のようにも思えるのです