前回の記事は、こちらから。
クォン・ラムから知略に優れていると言うお墨付きが出てるハン・ミョンフェ。
スヤンは、ミョンフェと言葉を交わし、自分の志が正しいと改めて感じたようです。つまり、王が力を持たないと、臣下が権力を握り、政治を混乱させる、だからこそ、自分が王にならなくてはいけない・・・ということですよね。
だから、力を貸せと言いました。ハン・ミョンフェは、お辞儀をし、スヤンに命を預けると言いました。
ハン・ミョンフェについて、ジョンに聞かれたスヤンは、“風貌は冴えないし、口数ばかり多くて気概が感じられない”と評しました。
でも、ジョンは言いました。
「でも、人を見る目はあります。キム・ジョンソやアンピョン大君に振り向くことをせず、お義父様を選んだのですから。」
父スヤンと妻ジョンの話を、トウォンが聞いていました。彼はやっぱり、端宗を守りたい気持ちに変わりは無いのです。
父が王になりたいと思っている事も、実は快く思って無いのでしょう。
時間が過ぎれば、端宗も成長し、立派な王になる筈だから…と信じているのです。
ハン・ミョンフェは、スヤンの協力者を集めています。それも、堂々と・・・。
それには、お金が必要・・・とスヤンにねだろうとするんですが、スヤンはお金で人の心を買いたくないと、お金を出すのを断りました。
それを見た、ジョンは、実家の父に又もや用立ててもらって、ミョンフェに大金を渡しました。これで、協力者を集めるように…と言って。
大臣たちは、自分の娘を王妃に・・・と次々推薦してきているようです。
でも、端宗は、それを快く思っていません。大臣から嫁を貰うと、その嫁の実家が力を持ち、自分を操るつもりではないか・・・と思えるからです。
トウォンに聞きました。
「中国の歴史書を読むと、私の様な幼い王が命を全うするのは稀です。自分が成長して力を持つようになるまで生きていられるでしょうか。」
トウォンは、余計に端宗が哀れでならなくなったようです。
スヤンが人を集めていると言う事は、キム・ジョンソの耳にも、アンピョン大君の耳にも入ってました。
謀反の噂がある・・・と。
でも、キム・ジョンソは何も言わず、動きません。
アンピョン大君の側近イ・ヒョルロが、ハン・ミョンフェを訪ねて来ました。
そして、噂になってる事を忠告しました。
内緒にすべき計画をおおっぴらにしている理由を問いただしたのです。あまりにも無防備に思えますからね。
「臣下が本分を忘れ、王の上に立っている。世直しが必要だ。こんな国は、いつか滅ぶ。キム・ジョンソやアンピョン大君が端宗をたすけていると言うのは、ただの口実だ。」
本気で王様を助けようと思っているのではなく、権力を他人に渡したくないだけなのだ・・・と。
「スヤン大君も、権力の亡者なのだ。しかし、大君には理想がある。王としての資質も充分だ。そんな方が王になってこそ、国が治まる。」
確かに
その話を聞いたヒョルロが、自分が告げ口したら?・・・と言うと、ミョンフェは言いました。
「キム・ジョンソが何故スヤンを討たないか。それは名分が無いからだ。」
スヤンが挙兵しない限り、ジョンソは手を出すことが出来ないと言うわけです。
「王女の男」とは全く違う観点からのストーリーです。
こういう見方もあったのね・・・と楽しんで視聴しております。
それにしても、ジョン、男だったら・・・と残念に思えるくらいの男前ぶりです