前回の記事は、こちらから。
ジェヒとボンソンは、そのまま通り過ぎてしまいました。
他人のように・・・。
ダルのところに、契約解除の通知が送られてきました。
頭に来たダルは、ファヨンのところに怒鳴りこみました。
でもね、ファヨンの方が上手で。ダルが、全てをジェヒにばらしてやる・・・と息まくと、ファヨンはあざ笑う様に言いました。
契約を交わした時の契約書の内容に、“契約中に知ったことに付いて口外すれば3倍の違約金を支払う”なんて条項があった事を。
すごすごと引き下がらざるを得ないダルでした。でも、気持ちが治まりません。
テファに、別人の事として相談しても、自分の気持ち次第だ…と言われるだけ。
で、違約金の事はあるけど、それはジェヒにどうにかしてもらおうと思い、ジェヒにレコーダーを渡しました。
それには、これまでファヨンがダルに指示した事等の会話が録音されているんです。
それを聞いたジェヒは、全ての事の裏にファヨンが絡んでいたと言う事を知りました。
茫然としているところに、ファヨンが。
ファヨンは、半狂乱でそのUSBを壊そうとしました。
「違う、これは私じゃ無い。」
と叫びながら・・・。
ジェヒは、ファヨンを抱きしめて気持ちを落ち着かせました。
昔、ジェヒはファヨンに言ったことがあったそうです。
「生涯、女性はマダム一人だけだ。」
その言葉を生きる糧としてきたんでしょうね、ファヨンは。
なのに、ジェヒは、自分から離れて行こうとしてる、ボンソンを本気で愛し始めてる・・・と知り、どうしてもボンソンと別れさせたかったってわけです。
ジェヒは、確かに、ファヨンを好きでした。初恋だったそうです。でもね、それは幼い自分の想いだった・・・と言いました。
ファヨンの夫が自分の所為で亡くなった後、保護者の様に支えたかった・・・と。それが兄の様に慕っていたファヨンの夫への礼義であり、償いだったから。
それ以来、人に気持ちが向かなかったというのです。ボンソンに会うまで・・・。
ジェヒはボンソンに会いに行きました。
ボンソンが家の門を開けてくれないと、勝手に暗証番号を押して入って行きました。
「食事を作ってくれ。腹が減った。」
そう、ジェヒが言いました。別れようと言った事を後悔してる・・・とも。
でも、ボンソンは、ジェヒを置いたまま、出勤して行きました。
ボンソンが以前から追っていた自転車窃盗犯。
その日、ボンソンが偶然窃盗の現場を目撃。犯人を一人で追う羽目に。
勿論、署にも連絡は入れてましたよ。でも、仲間が来るまで待てなかったのです。
追い詰めたものの、一瞬の隙に逃げられ、おまけに、屋上に締め出されてしまったんですよ。
携帯も落として来ちゃったし、ビル自体、あまり人の出入りがなさそうなところでしてね。
氷点下の厳寒の中、ボンソンは一人屋上で丸まっていました。
ジェヒは、ボンソンの携帯に連絡を入れた事から、ボンソンが犯人追跡中に行方不明になってる事を知りました。
慌てて、警察署に駆けつけ、チョ巡査のパトカーに乗り、一緒に捜索することに。
その後、二手に分かれて探すんだけど、なかなか発見出来ず。
諦めかけた時、ジェヒの耳に聞こえたんです。
「ジェヒやぁ。」
と呼ぶボンソンの声が。勿論、空耳です。でも、その時、ボンソンの手袋の片方が落ちてるのを見つけました。
そして、とうとう屋上のボンソン発見
つづく・・・です。
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