前回の記事は、こちらから。
ソンイは、相変わらず自分勝手な行動をとりまくってます。宮中を勝手に歩き回ってましてね。端宗のことも、ずっと見つめ続けてます。
そんなある日、ソンイは、端宗と偶然顔を合わせることになってしまいました。端宗は、特に意識する事も無く、歳も行かない幼い女の子・・・という目線で、優しく声をかけてあげました。
それでソンイは、もう舞い上がってしまうんです。
あまりにも興奮した為か、倒れてしまい、寝付いてしまいました。ま、恋患いってとこです。あんなに幼いのに・・・。
でね、またこれを、尚宮たちが哀れに思って優しくするんですよ、ソンイに。
尚宮たちは、それぞれ王様に想いを寄せた経験があるらしく、ソンイの想いは自分の若き日を思い出すらしいんですよ。
端宗付きのホン尚宮なんぞ、もう、ソンイのことをいきなり可愛く思えてしまったのか、大胆で頭も良さそうなソンイを手元に置こうとしましてね。チェ尚宮のところから取り上げてしまいましたよ。
ソンイがねぇ、これがやっぱり世渡りの上手い子で。
チェ尚宮より地位が上だってんで、すぐに乗り替えましたよ。王様の目に止まる機会がずーっと増えますからね。
チェ尚宮に対しても、“すっごく哀しいんだけど・・・”的な態度を取りながらも、本心とするといそいそと・・・ですよ
あ~ムカつく
チェ尚宮は、我が子をむざむざ奪い取られてしまった・・・という思いで一杯の様です。
そこまでソンイに執着する気持ちって何
ジョンは、自分に厳しいユン氏に取り入ろうとしてますよ。これまでもあれこれやろうとしてましたが、イマイチ上手く行って無かったんです。
ユン氏は、文字が読めなかったようです。この時代、女性は勉強をさせてもらえない風潮だったようで、両班の家柄でも、文字の読めない女性はたくさんいたみたいですね。
で、それを使用人に馬鹿にされたように感じたユン氏の代わりに使用人を御仕置きして、上手く事を治めたんです。
夜、ユン氏と一緒に寝ようと枕を持って行ったりしてね。韓国ドラマって、こういうふうに、仲の良い女性が一つの布団で寝る・・・というシーンたくさん出て来ます。親愛の示し方の一つってとこですね。
この時、ユン氏のエピソードが一つ。本当は、姉がスヤンの花嫁候補だったんだけど、たまたま間を取り持つ者がユン氏の家を訪ねて来た時、ユン氏が顔を見せた事から、彼女に変更になったとか。姉には恨まれた・・・と話していました。そりゃそーだ
スヤンは、ハン・ミョンフェに私兵を集めさせており、密かに挙兵の準備をしています。
私兵を集めてると言う事はかなりおおっぴらにやってるんで、反乱の噂は出てるんですが、それを実行に移せるかどうかは疑問に思ってると言うのが一般の見方。
なにせ、キム・ジョンソは宮廷の軍を握ってるわけで。こちらは、いつスヤンを攻めてもおかしくないと周囲は見てます。
それでも、ジョンソは名分を持ちたいんですね。だから、スヤンの事は常に見張ってます。
そんな時、キム・ジョンソが端宗を訪ねて来て、職を辞したいと言い出しました。
自分の希望は、端宗が成長して立派な王になるのを見届けることだ・・・と。ただ一つ、また解決できてない問題があるので、それをやり遂げてから一線を退きたい・・・と言いました。
そうなると、気になるのが“ただ一つの問題”・・・です。
端宗が問いただしましたが、何も言わずにその場を退きました。ジョンソの後を追って来たへビンが聞いても答えませんでした。
そして、へビンも宮廷を去る時期が来たのではないかと言ったのです。これは、へビンにとっては自分に敵対する意味ですよね。自分は端宗の親代わりだと自負していたわけですから・・・。
端宗は、内官のオム・ジャチに、ジョンその言葉の意味を聞きました。
オム・ジャチは、それはスヤンの事だろうと答えました。
おっして、ジョンソの事を信じてはいけないと言ったのです。キム・ジョンソは、宮中の軍を掌握していると言っても過言じゃ無いので、その気になれば、新しい朝廷を立てることも不可能じゃないのだから・・・と。
それを聞いた端宗は、一層不安になりました。
いったい自分を本気で守ってくれるのはいるのか・・・と。
ジョンソは、宮廷の警護を強化。
その命令を受けた者は、ジョンソが決断したと受け取りました。
スヤンの娘の婚礼が決まりました。
その日を決行の日・・・とハン・ミョンフェは考えている様子。
端宗は、夜遅く、スヤンに会いに行くと言って馬に乗って出かけました。
聞きたい事がある・・・と、また、命乞いに行く…と言って。
「スヤン叔父上に聞きたい事があります。」
そう、端宗は言いました。
ここで、つづく・・・です。