ON  MY  WAY

60代になっても、迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされながら、生きている日々を綴ります。

アゲハの変態

2012-08-19 18:32:35 | 自然・季節
変態と言っても、生物学上の概念のことであって、ここでは性的な倒錯のことではない。
だから、アゲハのおかしな奴のことを言っているのでは、ないのである…。

さて…。
うちの玄関前の植木鉢には、種を植えたら芽が出て大きくなってきた柑橘類の木が1本ある。
芽が出てから3年半がたつのだが、少しずつ大きくなり、葉を広げてきた。

先日、この木の葉を見ていたら、一部ボロボロに食われていた。
下をよ~く見てみたら、地面にはポロポロとしたフンが…。
あれま。
もう一度その木の葉の上をよく見てみたら…、

いた、いた。

大きな青虫が2匹。

アゲハの幼虫だ!

2匹だけだったので、除去するのもかわいそうに思い、数日見逃してあげようと思った。

その2日後の朝、玄関の戸を開けて閉めたら、視線の一部に緑色のものが…。
例のアゲハの1匹であった。
よりによって、玄関の引き戸にくっついてさなぎになっていたのだ。
ところが、そこで戸を開け閉めしたら、はさまれてしまい、あえなく絶命…になってしまったというわけだ。
ああ、かわいそうに。
せっかく見逃してあげたのに、さなぎになって死んでしまうとは…。

ところで、もう1匹はどこに行ったのだろう?

そう思って探してみたら…。

いた!

なんでこんなところに!!?

自転車小屋の入口の、やはり引き戸部分にくっついているではないか!


なぜまたここに?
引き戸の金属部分が冷たくて気持ちよかったのだろうか?

これまたはさんだりしないように、気をつけて見守ることにした。

…2日後、さなぎの姿はなくなっていた。
くっついていた跡は残っていたが…。

無事に変態を終えて、羽化したのだといいなあ、と思ったしだいである。

コメント
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