ON  MY  WAY

60代を迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされ生きる日々を綴ります(コメント表示承認制です)

集中豪雨

2015-09-11 18:16:03 | 生き方
台風が近くを通らなければ、大した被害は出ないだろうと思っていた。
それが、台風は近くないのに、これほどの豪雨の被害が出るとは。
日本は小さく山が多い地形なので、川は短く流れは急である。
このことは、昔、社会科で確かに学習した。
ただ、台風が近くにないのに、限られた地域に大雨が短時間に降るというということは、以前にはないことであった。
一昨日の夜から北関東・東北を襲っている集中豪雨。
福島の会津地方に降っても、新潟のこちらの方にも影響が出る。
なぜなら、阿賀野川の源流はそちらにあり、やがて流れてくるからだ。
3年前の新潟・福島豪雨では、下流でもその被害が出たことがあった。
今回は、川沿いの地域では避難勧告まで出たところもあったが、幸いにも大きな被害はなかった。
急に流れ下ってくる激流。
堤防を決壊して押し寄せる濁流は、今回、人の想像する以上の速さと強さで押し寄せてきた。

鬼怒川の堤防が崩れたことによる濁流に囲まれて助けを求める人々の映像が、テレビ画面に次々と映し出された。
3・11の津波を連想させた。
CGの映像などを見慣れていると、これが現実という認識がもてなくなってしまう。
ヘリコプターで救出される方々の映像を見ると、よかったなと思う反面、ここに映らないで流された人もたくさんいたのではないか、と懸念と不安に包まれてしまう。

常総市、と聞いてピンとこなかったが、旧水海道市と石下町が合併してできた市だと聞いて、急に思いついた。
旧市名で聞くと、そこには、従姉夫婦が住んでいるはずだ、と。
電話しても直接の連絡は取れなかった。
が、他の親類に電話で聞くと、「主な荷物を2階に上げ、千葉の従妹宅に避難した」とのこと。
そうか、避難したか。
それがわかって、ひとまずほっとした。

ただし、それはあくまで従姉夫婦についてだけのこと。
豪雨は宮城を中心とした東北地方に移った。
やはり堤防が決壊したところが出たという。
東日本大震災からの復興もまだ途上だというのに、この災害。
多くの人たちが苦しんでいる。
当事者の方々には、遠くで見ている人たちには想像できない深刻さがあると思う。
私たちには、常にそのことを忘れない言動が求められている。

コメント
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