日曜日、洗面台にある蛇口。
2つあるうちの、水を出す方の蛇口が、ひねってもひねっても空回りするようになってしまった。
ねじを外して見てみると、歯車状になっている金属部分と接してとかみ合うはずの蛇口の内側部分が、長年の使用によって、削れてしまっていた。
ありゃまあ!
ま、この洗面台も、私が結婚する前年に購入したものだった。
だから、かれこれ「3分の1世紀」以上も働いていたのだから、仕方がない。
翌日、ホームセンターに行って、使えそうで洗面台にも合いそうな蛇口を購入して取り付け、修理完了。
火曜日、この朝もコーヒーをドリップで入れて飲んだ。
コーヒーサーバーは、本来電動のコーヒーメーカーの付属品だったもの。
壊れてしまって動かなくなってからは、長らくドリップで入れて飲むために使っている。
そのサーバーを、妻が洗っていたら、取っ手とつながっていた金属がボンッと外れて飛んだ。
サーバーのガラス容器部分は、流し台にドサッと落ちたが、幸い割れなかった。
妻がびっくりして、飛んだ金属部分を見たら、取っ手とつながる金属部分を止めていたネジが、完全に腐食して切れていたのだった。
ま、このサーバーも、結婚のお祝いにと、仲人さんがプレゼントしてくれたものだった。
だから、かれこれ「3分の1世紀」位も働いていたのだから、仕方がない。
まだ、修理可能かどうか、合うネジが見つかるかどうか、定かではない。
同じく火曜日、前夜の飲み会を引きずり、多少の酔いを感じながら起きた朝だった。
左の上顎部分の歯の一部がおかしい。
ぐらぐらしている。
原因は何だろう?
特に固いものを噛んだ覚えもない。
考えられるのは、たまに寝ている時に強い歯ぎしりをするから、それか???
それにしても困った。
食べるのにもよく噛めずに支障がある。
一日中不自由な思いをして、夕方、ようやく予約してあった歯医者に行った。
歯医者は言った。
「歯が、縦に割れています。もうこの歯はダメですね。抜くしかありません。」
そう言って、さっさと手際よく麻酔を打ち、レントゲンを撮ってすぐに、作業を始めた。
麻酔が効いてくると、「じゃあ、抜きます。」と、すごい力で歯を抜いた。
バキッという音が2回響き、ガーゼを噛ませられた。
「今日は、これで治療は終わりです。20分したら、ガーゼを全部取ってください。薬の飲み方は、…。」
と言われて、注意書きを持たされ、帰らされてしまった。
ええ~っ、それはないよお!!!
だって、ガーゼを口に嚙みしめたままなのだ。
ガーゼを噛んでいるから、きちんとしゃべることもできないというのに…。
家に帰ってから、20分たってガーゼを取ってみると、真っ赤っ赤。
麻酔がとれないから、食事の時間も1時間後まで延ばした。
もらってきた注意書きにしたがって、好きな酒も飲めず、風呂も入れず、まったく困ってしまった。
こんなに簡単に歯がダメになるなんて…。
だけど、かれこれ「5分の3世紀」弱も働いてきた歯だから、仕方がないか…。
夜中に口の中に違和感を感じ、目が覚めた。
抜いた歯の辺りに生ぬるい大きなものができている。
なんだ、これは???
気になって、しばし眠れなかった。
ようやく朝を迎えて、蛇口が1か所新しくなっている洗面所に行き、鏡で口の中を見てみた。
ビックリした!
歯が取れたところに、大きな飴玉大で、団子のような赤黒いものがついていた。
少しぶくぶくとうがいをしてみたら、その赤黒団子はぼとりと取れた。
すごい。
歯を抜かれたところから出た血のりが、団子状にふくらみ、丸くなっていたのだった。
こんなことは、初めての体験だった。
幸い、痛みは出ていないのでいいが、まだまだ歯の治療が長く続くかと思うと、めげてしまう。
すべて、これ、勤続による金属疲労か?
自分と、そして人生を共にしてきたものが次々と壊れた3日間であった。
2つあるうちの、水を出す方の蛇口が、ひねってもひねっても空回りするようになってしまった。
ねじを外して見てみると、歯車状になっている金属部分と接してとかみ合うはずの蛇口の内側部分が、長年の使用によって、削れてしまっていた。
ありゃまあ!
ま、この洗面台も、私が結婚する前年に購入したものだった。
だから、かれこれ「3分の1世紀」以上も働いていたのだから、仕方がない。
翌日、ホームセンターに行って、使えそうで洗面台にも合いそうな蛇口を購入して取り付け、修理完了。
火曜日、この朝もコーヒーをドリップで入れて飲んだ。
コーヒーサーバーは、本来電動のコーヒーメーカーの付属品だったもの。
壊れてしまって動かなくなってからは、長らくドリップで入れて飲むために使っている。
そのサーバーを、妻が洗っていたら、取っ手とつながっていた金属がボンッと外れて飛んだ。
サーバーのガラス容器部分は、流し台にドサッと落ちたが、幸い割れなかった。
妻がびっくりして、飛んだ金属部分を見たら、取っ手とつながる金属部分を止めていたネジが、完全に腐食して切れていたのだった。
ま、このサーバーも、結婚のお祝いにと、仲人さんがプレゼントしてくれたものだった。
だから、かれこれ「3分の1世紀」位も働いていたのだから、仕方がない。
まだ、修理可能かどうか、合うネジが見つかるかどうか、定かではない。
同じく火曜日、前夜の飲み会を引きずり、多少の酔いを感じながら起きた朝だった。
左の上顎部分の歯の一部がおかしい。
ぐらぐらしている。
原因は何だろう?
特に固いものを噛んだ覚えもない。
考えられるのは、たまに寝ている時に強い歯ぎしりをするから、それか???
それにしても困った。
食べるのにもよく噛めずに支障がある。
一日中不自由な思いをして、夕方、ようやく予約してあった歯医者に行った。
歯医者は言った。
「歯が、縦に割れています。もうこの歯はダメですね。抜くしかありません。」
そう言って、さっさと手際よく麻酔を打ち、レントゲンを撮ってすぐに、作業を始めた。
麻酔が効いてくると、「じゃあ、抜きます。」と、すごい力で歯を抜いた。
バキッという音が2回響き、ガーゼを噛ませられた。
「今日は、これで治療は終わりです。20分したら、ガーゼを全部取ってください。薬の飲み方は、…。」
と言われて、注意書きを持たされ、帰らされてしまった。
ええ~っ、それはないよお!!!
だって、ガーゼを口に嚙みしめたままなのだ。
ガーゼを噛んでいるから、きちんとしゃべることもできないというのに…。
家に帰ってから、20分たってガーゼを取ってみると、真っ赤っ赤。
麻酔がとれないから、食事の時間も1時間後まで延ばした。
もらってきた注意書きにしたがって、好きな酒も飲めず、風呂も入れず、まったく困ってしまった。
こんなに簡単に歯がダメになるなんて…。
だけど、かれこれ「5分の3世紀」弱も働いてきた歯だから、仕方がないか…。
夜中に口の中に違和感を感じ、目が覚めた。
抜いた歯の辺りに生ぬるい大きなものができている。
なんだ、これは???
気になって、しばし眠れなかった。
ようやく朝を迎えて、蛇口が1か所新しくなっている洗面所に行き、鏡で口の中を見てみた。
ビックリした!
歯が取れたところに、大きな飴玉大で、団子のような赤黒いものがついていた。
少しぶくぶくとうがいをしてみたら、その赤黒団子はぼとりと取れた。
すごい。
歯を抜かれたところから出た血のりが、団子状にふくらみ、丸くなっていたのだった。
こんなことは、初めての体験だった。
幸い、痛みは出ていないのでいいが、まだまだ歯の治療が長く続くかと思うと、めげてしまう。
すべて、これ、勤続による金属疲労か?
自分と、そして人生を共にしてきたものが次々と壊れた3日間であった。