台風7号の通過によって、関西や鳥取県などでは、雨によるひどい洪水被害が発生している。
梅雨のころからずうっと、日本各地で大水の害が発生していたというのに、まだこうして別な地域で新たな洪水被害が起こっているのを見ると、つらくなる。
どうかこれ以上の被害が起きませんように…。
ところが、新潟県の当地では…。
<昨日14日のNHKニュースから>
新潟地方気象台によりますと県内は広い範囲で危険な暑さとなり、日中の最高気温は三条市で39.8度と全国で最も暑くなったほか、長岡市寺泊と上越市で39.5度、柏崎市と魚沼市で38.8度、新潟市で38.5度など23の観測地点で35度以上の猛暑日となりました。
<今日15日のニュースから>
日中の最高気温は長岡市寺泊で39.6度と全国で最も暑くなったほか、上越市大潟で39度ちょうど、三条市で38.9度、魚沼市で38度、胎内市で37.9度など20の観測地点で35度以上の猛暑日となりました。
…連日の猛暑にぐったりしている。
【熱中症警戒アラート】
(環境省・気象庁発表)新潟県では、明日は熱中症の危険性が極めて高い気象状況になることが予想されます。熱中症予防のための行動をとってください。
8月になってから、ほぼ毎日、この熱中症警戒アラートが発令されている。
ほとんど毎日が猛暑日であり、「危険 激しい運動は中止しよう」という警報に従って、8月になってから走ることを自粛している。
先月までは、日陰を走ろうと思っていたのだが、日陰も暑い。
これは、去年以上の酷暑だ。
ぐったりしているのは、人間だけではない。
植物もだ。
ほとんど同じ場所の様子を、2週間ほど前と今を、写真で比べてみる。
2週間前は、暑い日が続いていたが、まだ緑が美しかった。
それが、今日は、地面の草は枯れ、枝の葉は色があせ、黄色が多くなるだけでなく、その枚数も少なくなっている。
地面の土もひび割れている。
雨がしばらく降っていない証拠だ。
いつもは日陰をたくさん作ってくれる桜の木々の道なのに、やたらと枯葉が多い。
さらに進むと、日当たりのよいところの桜たちは、もっとヒサンな様子。
残っている葉が少ない。
足元を見ると、季節を勘違いしそうな無数の落葉。
季の種類によっては、もう完全に葉を枯らしてしまったものもあった。
去年の12月には、突然の重い雪でたくさんの枝が折れた木たち。
今度は、暑さと水不足で枯れそうになっている。
受難の1年だ。
草は、日が一日中、当たるところと、少しでも日陰になるところとで、枯れる・枯れないがギリギリ分かれている。
動きの遅い台風が代わる代わる2つも来て、そのせいでフェーン現象が起き、高温で雨が降らない毎日。
今回の台風7号に関しても、日本海を北上していくようだが、新潟県に多くの雨が降る予報はない。
まだまだ数日は雨が期待できないだけに、この干ばつによる被害の拡大が心配だ。
特に、米や野菜など、農作物への影響が懸念される。
一部の地域だけに集中して豪雨が降るのではなく、こんな日照りの続く地方にも降り分けて被害が少なくなるといいのに、と思ったりするのだ…。