あまりにも暑い日が続く。
毎日、「熱中症警戒アラート」が出されている。
そして、スマホには「運動は中止しよう」という警告文まで届く。
そんなものが出ているし、高齢者の身だからと多少自分を甘やかし(?)、ここ数日走らない日が続いている。
だけど、何もせずにエアコンの作動する部屋にいるのもよくない。
走らなくても、少しくらい歩いてこよう。
木陰の多いところなら、いいだろう。
いつもなら花見RUNなのだが、今日は花見WALKにしよう。
そう考えて歩いたのは、木陰の多い五十公野公園。
こんなに暑い夏でも、野草の花が咲いているといいなあと思いながら歩く。
何かあるかと思っていると、木陰にさっそくよく見かけたのがキンミズヒキ。
木陰に多いから、この植物には、少し日当たりがよくないくらいの方がいいのかもしれない。
日当たりのよい、あやめ園を囲む道を歩く。
さすがにあやめの花はない。
水の流れがあるところを選んで咲いていたのが、ギボウシ。
水があると、やはり咲く植物もある。
水の多いところで、ヌマトラノオ。
その近くでは、アゼムシロがいっぱい。
いつ見ても、形が特徴的な花だ。
そして、花には、虫も寄ってきていた。
花が少ない時期には虫にとっても咲いているものは貴重なのだろうな、やっぱり。
日陰の斜面に花を咲かせ始めていたのは、ホツツジ。
同じような斜面では、咲き終わったノギランの様子も、緑の花がたくさん付いているように見えて、面白い。
虫たちといえば、いろいろなトンボも見かけた。
ナツアカネ?アキアカネ?
オニヤンマ
ハグロトンボ
羽化したヤゴの抜け殻
暑くても、みな元気にがんばって生きているのだな。
最後に、4年前の夏の今ごろに見つけたミヤマウズラという野草を見つけたいと思い、その場所の近くでキョロキョロと探してみた。
あった!これがそうかも!?
斜面の上の方だったので、スマホでよく撮れなかったのが残念。
花見RUNはできなかったが、花見WALK。
ぐるりと2kmくらいを歩いて、猛暑の中でも花を咲かせている野草たちや、トンボががんばって生きている様子などを見ることができて、うれしかった。
いい散歩であった。