ここのところ、強い陽射しの日が続くが、暑さをものともせず、庭にオニユリの花が咲いている。
苗を植えたわけではないが、何年も前から勝手に生えてきては咲いている。
春先には、庭のあちこちから芽を出すようになった。
あまりにもたくさん出てくるので、近年は雑草扱いして小さいうちに抜きまくっている。
それでも、今、庭の3ヵ所で花を咲かせている。
勝手に生える。
たくさん増える。
猛暑に負けずに花を咲かせる。
そんなところに、生命力の強さを感じる。
あれ?
ふと思った。
そんなふうに強いから、「オニ」ユリというのかな?
そもそも、オニバスとかオニタビラコなど、「オニ」がその名に付いている植物もある。
「オニ」がつくのは、強そうだからか?
…ということで、ちょっと調べてみたら、以下のような解説文に出合った。
ここでいう「オニ」は大きい、荒々しいという意味で、鬼の姿を形容したものです。一部を除いて「オニ」と名の付く植物は、近い仲間や姿形が似たものと比べて大形、見た目が厳(いか)つい(トゲが生えている、など)ということです。
そうか。
荒々しい、か。
やっぱり、強いことと関係があるんだな。
ヤマユリとは違って、オニユリは、赤鬼のイメージになるのかもしれないね。
明日も猛暑になるとのこと。
でも、明日も暑さに負けずにオニユリは咲いてくれるだろうな。
その姿に元気をもらうことにしよう。