コウゾリナ。
その名前を聞いた時、どこからそんな名前がついたの?
と、疑問に思った。
タンポポやブタナに花が似ている。
そして、花の後、しっかり綿毛を付けるところなど、これらの花々の仲間だろうと思う。
5年ほど前、勤務していた土地では、道路や線路沿いに、このたくさんの黄色い花が咲いていた。
出張で日中出かけると、太陽の下、その黄色い花々の輝きをすごくまぶしく感じたものだった。
面白いことに、曇り空だったり夕方近かったりすると、花々は閉じてしまい、その輝かしさは薄れ、つぼみのような状態になっていた。
だから、青空のよく晴れた初夏に、コウゾリナの黄色い花々は、とても美しいと感じていた。
それにしても、「コウゾリナ」である。
最後の「ナ」は「菜」だろう。
ただし、「こうぞる」菜、とは、何じゃらほい!?
「こうぞ・みつまた」とでも関係があるのかな?
などと思っていた。
また今年も、コウゾリナの咲く季節となり、今回調べてみた。
すると、
「全体に剛毛があり、さわると著しくざらつく。このような手触りをカミソリにたとえ、『剃刀菜』と呼んでいたものがコウゾリナになまったという。」
「顔剃菜は,葉にざらざらした独特の毛があり,これが剃刀のような質感があることに由来する。」
…ということがわかった。
なるほど。
漢字で書くと、
「顔剃菜」(かおそりな)
または、
「剃刀菜」(かみそりな)
ですかあ。
「カオソリナ」の方が、「カミソリナ」よりも、「コウゾリナ」に近い気がする。
いずれにしても、通勤時に車を走らせていくと、すっくと立って黄金色に咲くコウゾリナが目立つこの季節である。
ありがとうございます。
四国にも春になると 吉野川の堤防や
田畑のあぜ道、至る所で見かけます。
写真も綺麗でとても解りやすく説明頂きました。
なるほど・・「ジョリジョリ」ってよく
剃れそうですね。
黄色が鮮やかで 映える色合いです。
遠い四国からのコメント、ありがとうございます。
コウゾリナは、日の当たる日中は、花がよく開いていて、本当にきれいに輝いています。
残念なことに、出勤時や退勤時は、つぼんでいます。
かつて、線路脇にいっぱい咲いている中を、蒸気機関車が走っているのを見たことがあります。あいにくカメラは持っていなかったのですが、絵になる景色でしたね。