試合前からちょっと不安が広がったこの日の試合。
その不安は3つほどあった。
まずは、メンバー。
このメンバーの顔ぶれを見た時、ちょっと不安になったのは、後半の交代メンバーで前から攻撃力を発揮する選手がいないけど、どうかな?ということだった。
FW登録選手がいないのだ。
谷口はケガだろうけれど、鈴木孝司もメンバー外。
そこは、先発メンバーにがんばってもらうしかないかな?
まあ、攻撃的MFのダニーロ、長谷川元希、奥村仁らの個性発揮に期待することもできるだろうから、心配しないことにした。
それよりも、何となく嫌だったのが、放送のこと。
DAZNの今日の試合の解説は、聞きたくないなという感情があったことがマイナス気分。
去年田上が可哀そうだったからね…(意味が分かる人にはこの思い伝わるでしょう)。
でも、それ以上に最も不安だったのが、強い雨。
以前も書いたことがあったけど、雨のアルビの試合にはあまりいい思い出がない。
パスに乱れが生じてしまうイメージがある。
先月の川崎戦、1-5の惨敗も雨の中だった。
負のイメージなんだよな、雨は。
そんななかで始まった試合だったが、近ごろはどのチームも前がかりになって来る。
ボールポゼッション率が1位のアルビの2位のマリノス。
ゲームの主導権争いが続いたが、やがて時間の経過とともにマリノス以上にアルビの方が、上回り始めた。
ある程度マリノスにボールを持たせいたが、素早くうまく守備をしたり、チャンスを作って相手陣内に攻め込んだりして行くのはアルビの方だった。
雨は強かったが、そのせいでプレーに大きな影響が出ないようにうまくプレーしていた。
だが、前半の終わる頃、攻守にわたって積極的にチームを鼓舞してよいプレーをしていた小野が、太もも筋肉裏を痛めたのだろうか、交代せざるを得なくなってしまった。
最初の心配が当たってしまったように感じた。
こうなると、長谷川元希を入れて、長倉を小野のポジションに上げるような形にするしかないだろうけど、元希の活躍に期待した。
後半になると、マリノスは選手交代で打開を図った。
それに対し、雨中で少し動きが落ちてきたこともあり、アルビはピンチの場面も迎えるようになってきた。
そこを小島の好守や舞行龍の好判断などでしのいでいた。
劣勢が続いてきた中で、宮本に代わって星、
小見に代わって奥村が出るようになって、
二人同時の交代で俊敏な選手を入れ、アルビはまた少し動きの鋭さが戻ったような気がした。
なるほど、FW陣が少なくなっても、対抗できる戦術・戦力はあるのだな、と感じた。
この日のアルビは、マリノスよりチャンス自体は多く作っていた。
だけど、ゴール前での精度を欠いた。
クロスにしてもフィニッシュにしても、「あ~、もったいないな」と声を出してしまうことがよくあった。
やはり、雨のせいで足元が安定しなかったのかな、とも思ったが、1つでも決まれば、と残念だった。
結局、0-0。スコアレスドロー。
連敗を4で止める、貴重な勝ち点1ゲットということにはなった。
ただ、いくらけが人続出中だといっても、J1リーグ上位の得点力を誇るマリノス相手にクリーンシートを達成したことは、よしとしよう。
連敗中は、複数失点がひどかったからね。
この失点をしない守備はよかった。
GK小島もホッとしたことだろう。
あとは、攻撃チャンスで、確実に仕留めるってこと。
この試合の前半のように、押しているときに確実に得点できれば、勝利がつかめるはずなのだが。
もっとも、その課題は、ずうっと続いている気がするのだけども…。
あと心配なのは、小野のケガの具合がどの程度なのか、ということ。
勝利のためには、攻撃力のある選手を欠くのは、大きな痛手となってしまう。
小野も谷口も、せめてルヴァン杯決勝の日に間に合うように復帰してほしい。
次は、来週水曜日に早まった東京ヴェルディ戦。
ルヴァン杯決勝に向けて、いい戦いを見せてほしい。
Visca Albirex !!!
悪天候と言うことで、やむを得ない感じだったなのかもしれませんけど、精度欠けていましたね〜、やっぱり。
微妙な試合でしたけど、無失点なのは良かったかな。次節は勝ち点3ゲットお願いします。
これからもよろしくお願いします。
解説者は、ずいぶんアルビのことをほめていましたけど、前のことで周りからいろいろ言われたんじゃないか。だから、「いい」を連発しているんじゃないか、なんて勘ぐってしまいました。
まあ、それにしてもスコアレスドロー。大丈夫でしょうけど、残留争いからなかなか抜けられない感もありますね。勝ち点「40」は、あの奇跡の残留を果たした年の数字だったと記憶しています。勝利の勝ち点3、ホントほしいですね。
ありがとうございました。