勝ったねえ!!
しかも、4-1。
スコアの上では快勝だ。
今朝の目覚めは、すこぶるよかったよ。
これが直近の4試合4連敗だったチームか?と思えるほどの点差をつけての勝利となった。
ホーム&アウェイの2024ルヴァン杯準決勝、ホームに好調フロンターレ川崎を迎えての第1戦、誰しも苦戦を予想した。
なんてったって、2週間前のリーグ戦では1-5で大敗している相手だ。
そのショックか、先週の鹿島戦は0-4で連続大敗し、直近の試合4連敗中の新潟。
対するに川崎は、首位争いをしている町田に4-1で連続大勝している。
いくら通算成績で川崎には23勝21敗3引き分けで勝っているとはいえ、今の両チームの調子をみると、新潟の劣勢が予想されていた。
だけどね、先発メンバーを見たら、なんか期待が持てたのだよ。
なぜかというと、前からトップに小野、そして太田、長谷川元希、谷口の攻撃陣。
直前の大敗鹿島戦で、小野、太田、谷口が起用されたのは後半4点差がついてからだった。
そして、元希はベンチにすら入れなかった。
彼らは皆、気持ちを前面に出してプレーするタイプの選手たち。
「自分が最初から使われれば、あんな惨めな試合にはさせなかったのに」
「今日の試合は、自分たちのプレーで、絶対勝ってやる」
そんな思いでがんばってくれそうな気がしたのだった。
さらに、大切な守備のセンターバックに、トーマス・デンがオーストラリア代表に招集されたので不在というピンチに、強化指定選手の稲村が起用されていた。
所属は東洋大の彼が、アルビレックス新潟のために出場してくれる。
今までの試合で、稲村の実力はみな十分に認識済みだ。
サポーターらから彼の元に「新潟を助けてくれ」とメッセージが届いていたというのだから、恐れ入る。
だけど、試合が始まってやっぱり多少悲観的になるのは仕方がないかな。
開始早々2分くらいのときに、小野がフリーになってGKとの1対1を外したときには、また今日も「たられば」(「入っていたら」「入っていれば」)の試合になるのかと思ったりした。
私は、この試合は現地に行かずに、パソコンでSPOOX視聴。
9分くらいから画面が凍ってしまって、20分近くも回復できなかった。
その間のコーナーキックなどのピンチは回避したらしいが、川崎にボールを持たれる展開だったらしい。
15分でのポゼッションは、新潟34%:川崎F66%だったとか。
やっと映像が回復してからは、新潟の攻撃がはまっていたから、よかったけどね。
25分に小野のクロスから、ゴール前でクリアされたかに見えたボールは、谷口がダイレクトでゴールに蹴り込んで新潟先制。
45分には、秋山が体勢を崩しながらも送ったボールを得てエリア内に進入した太田が、GKの股を抜くシュートで追加点。
なんと前半のうちに2-0とリードを広げた。
前試合の鹿島戦は0-2だったから、全く逆の展開だ。
しかも前半のスタッツを見ても、川崎の枠内シュートはゼロに抑えていた。
だけど、前の対戦で5点取られた川崎だからわからないぞ、と気が引き締まる。
2-0は危ないスコアだという。
特に、後半の開始早々が大事だぞ、と思って見ていたら、5分でチャンスを迎えた。
その流れから、藤原が右からシュートを放つと、ゴール前の長谷川元希が軽くふれたボールは、ネットを揺らした。
やったね、長谷川元希、たしか3月の名古屋戦以来のゴールでしょ。
口角上がったね。
そのわずか3分後、右の太田から左の小見へ、そして中央に回ったボールは最終的に星がGKの逆を突くようにしてシュートを決めた。
星の今季初ゴール!
骨折からの復帰、本当におめでとう!
これで、鹿島戦と同じ「4-0の逆バージョン」だ。
おまけに、ここで小野→長倉、星→宮本、太田→ダニーロとまた楽しみな選手に交代。
彼らもしっかり動いてよい仕事をしたのだが、26分、与えたコーナーキックから落とし穴にはまったような感覚で、失点。
だけど、その後はどちらも得点が入らず、4-1で試合終了。
新潟が、第2戦に向けて大きなアドバンテージを得た。
この試合の勝因は、なんといっても、気合の入れ直しだと思った。
勝つことにどん欲になった選手たちが、見事に惜しむことなく力を発揮してくれた。
インタビューに応えた太田も松橋監督も「まだまだ」を力説していたが、新潟の選手たちには、期待していた「泥臭さ」と「熱量」を見ることができた。
この試合では、守備でも攻撃でも、負けてたまるかという選手たちの気合が感じられ、非常によかった。
この日の新潟日報には、4連敗中の新潟の守備にふれていた。
2メートル未満「ブロック」が、4試合の平均で10.5回。
それ以前の第30節までが12.7回だったのに比べて、少なくなっている。
そして、「タックル」も連敗前は平均13、7回だったのに、連敗中は9、5回。
ボールに食らい付く対する執念が足りない。
タイトな守備や、1対1でボールを奪い切る強さなど、全員のハードワークが必要だ。
というような内容のことを言っていたが、この試合ではそれができていたよ。
相手の枠内シュートもわずか1本に抑えもしたし…。(決められたのは悔しいが)
この強度を保って、アウェイでの第2戦も負けずに勝って、国立競技場での決勝に進みたい。
だけど、日曜日、15時から始まるこの試合に、私は参戦できない。
パソコン視聴もできない。
そのころ自分は、別な戦いにグダグダになって取り組んでいる最中か、終わってホッとしているか、はたまた途中でダメになってしょげているかなのである。
それは、新潟シティマラソン。
8時半出発で7時間制限のマラソン。
仮に完走しても、会場からの移動で視聴不可能。
アルビのレプユニを着用し、決勝進出を祈りながら走ることにしよう。
Visca Albirex !!!
ルヴァン・カップと言うことで得点差も大きいですね。個人的には苦労人谷口選手のファンなので、得点してくれて嬉しかったです。決勝進出、そしててっぺん期待しております。
新潟シティ・マラソン開催の日曜日は天気良いみたいですね。大変でしょうけど、頑張って下さい。レポート期待しております。
これからもよろしくお願いします。
ネガティブな気持ちで見ていたら、選手たちの積極性が違いましたね。これなら、と思っていたら、続々と決めてくれました。失点の1点は余計でしたけど、3点のアドバンテージは大きいですね。
谷口の先取点は、さすがだと思ったのですが、股関節付近を痛めて担架に乗って退場したので、どうなのかああと心配です。日本海キャノンは、アルビの大きな武器ですからね。大したことがないことを祈ります。
日曜日、自分のがんばりがアルビにも通じる、そう思ってゆるく(?)全力を尽くしたいと思います。
ありがとうございました。