ON  MY  WAY

60代を迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされ生きる日々を綴ります(コメント表示承認制です)

起死回生の同点ゴールは決まったが… ~2024第36節アウェイ柏レイソル戦~

2024-11-09 19:49:09 | アルビレックス新潟

今日の試合、負けたら、17位。

即、残留争い真っ只中、降格有力候補となってしまう。

だから、絶対負けられない戦い、ということで選手にもサポーターにも相当大きなプレッシャーがかかる。

そんなふうに考えて、マイナス思考でどうなってしまうんだろう、と考えた人が多かったと思う。

だけど、私は、試合前、切り替えた。

1週間前、あれほど素晴らしい試合を見せた選手たちなのだから、負けるはずはない、と。

むしろあの試合で勝てなかった悔しさを、今日の試合でどれだけ晴らすことができるかだ、と。

完璧に選手たちを信じることにした。

 

自分の中では、柏戦は、劇的な勝利を生んできた対戦なのだと思うことにしている。

初めてJ1リーグに昇格した2004年第3節、0-1で負けていた雨中の試合。

試合終了直前、鈴木慎吾、エジミウソンの連続ゴールでひっくり返して、J1初勝利をあげたのは、柏戦だった。

娘が当時原因不明の難病になって、ICUに入っていた2,013年7月の試合。

川又の得点で先制しながら逆転されて迎えた終盤、田中亜土夢の同点ゴール、岡本の決勝ゴールで逆転勝ちしたのも、柏戦だった。

 

奇跡の逆転劇 - ON  MY  WAY

「ようこそ夢の劇場へ」以前は、ドラゴンボールZとのコラボだったが、J1リーグ戦再開の柏戦は、「ジャイアントキリング」とのコラボだ。こんなことをやってくれるのだか...

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その勝利で、奇跡が起こることを信じられたのだった。

 

きっと大丈夫。勝つ。

そんな思いで試合の始まりを迎えていたのだった。

 

大事な一戦のメンバーは、1週間前のルヴァン杯決勝戦と大きな変わりはなかった。

先発と控えに入った選手の顔ぶれは、全く同じ。

ただし、先発には、GKが阿部航斗から小島亨介にボランチの一人が宮本英治から星雄次に、右のウイングが太田修介からダニーロ・ゴメスに、それぞれ代わったことだ。

最初から攻撃的に行くぞ!という松橋監督の思いが伝わってくるような気がした。

 

だけど、それとは逆に、柏の前線からのプレスに、なかなか自陣からパスがうまく回せない。

もう、新潟のサッカーを分かられてしまっているから、どのチームもこういうふうに前半からガツガツ来る。

だけど、最初の15分をしのげば何とかなるはずだと思って見守る。

危ない場面もあったが、なんとかきつい時間は回避。

ようやくボールを回せるようになったが、なかなかゴールシーンまでいけない。

そのまま、前半終了。

うーん、なんだかなあ…。

この前のルヴァン決勝の試合の鋭さはどこにいったという感じで、前半が終わる。

公式シュート数2本、枠内はゼロというのは、いささか寂しすぎる。

攻撃的に出るためのスタメンだったのではないか、といささか不満だった。

 

まあ、相手をゼロに抑えるということは、必要最小限の試合内容だから、後半はもっと攻めて先取点を奪ってほしい、と期待していた。

少しは前半より攻撃の形が増えてきたが、決定的なシーンは迎えないまま、ズルズルと時間が過ぎていく。

小野・谷口に代えて、長倉・小見を入れるが、2人にチャンスボールは来ない。

 

73分、柏に久々にコーナーキックのチャンスが訪れたとき、嫌な予感がした。

柏は、セットプレーが一つの武器だという情報を知っていたからだ。

案の定、パリ五輪代表FW細谷に、さすが代表というヘディングゴールを決められてしまった。

やっぱり、か!!

 

あとは、目の色を変えて攻撃するしかなくなった新潟。

それを、コーナーなどに逃げながら時間を稼いでしのごうとする柏。

88分に小見のシュートがポストに嫌われたときは、ずっと選手たちを信じてはいたけど、ここで負けを覚悟した。

アディショナルタイムは、4分。

ただ、柏は、この試合の前まで3試合連続してアディショナルタイムに失点して、引き分けや負け試合となっていたことを知っていた。

それが4試合連続となって、同点ゴールが生まれないものか、と一縷の望みにすがった。

 

はたして、4分が過ぎる時間まで残り30秒となったところで、新潟が攻め入った。

細かいパスをつないで、左サイドの橋本にボールが渡ると、橋本は冷静に一人かわして、ゴール前にクロスを上げた。

ファーにいた小見が頭で落とすと、そこに飛び込んだのは、相手にとって

「残念!そこに藤原奏哉!!」

藤原の、右足でおさえの利いたシュートが速いツーバウンドしながら、ゴールに突き刺さった。

起死回生の同点ゴール!!

柏にとって、悪夢の4試合連続アディショナルタイムの失点だっただろう。

ほどなく試合終了のホイッスル。

これによって、新潟は順位を落とさずに済んだ。

 

あとは、磐田対ガンバ大阪の試合が気になった。

少し前まで3-1でガンバがリードしていたはずなのに、スマホで速報を確認すると、3-2になっていた。

急いでDAZNを柏―新潟戦から、磐田―ガ大阪戦に切り替えると、なんと、3-3の同点になっていた。

おいおい、ガンバしっかりしてくれよ。

そう思っていたら、すぐに4点目を取ったのは、ガ大阪だった。

アディショナルタイム11分のはずが、13分以上やって、ようやく試合終了。

磐田の勝ち点は増えなかった。

 

16位 新潟 勝ち点41 得失点差-14

17位 柏     40     -11

――――――――――――――――――

18位 磐田    35     -18

19位 札幌    34     -20 

20位 鳥栖    29     -26

 

新潟と磐田の勝ち点差は6と少し広がったが、磐田は1試合多いから油断できない。

残り2試合、ホーム最終戦のガンバ大阪戦と、今季最終戦は今まで一度も勝っていないアウェイ浦和戦だ。

少なくとも、ガ大阪か浦和相手に1勝はしなくては。

苦しい戦いが続くなあ。

 

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2 コメント

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Unknown (りゅーと)
2024-11-09 20:55:02
 本当に起死回生の同点ゴールでしたね〜。あと、磐田の負けも大きかったですね〜。

 残り試合、とにかく多くの勝ち点が欲しいですね。あと磐田と柏の負けを祈る日々でしょうか。シーズン前はてっぺんを目指す終盤戦になっている予定だったんですけど、心臓に悪い日々が続きますねぇ。
 まぁ、そんなこと言っている場合じゃなくて、もう応援するしかないですね。これからもよろしくお願いします。
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次はマリノスに期待するしかない (50fox)
2024-11-10 07:25:20
>りゅーと さんへ
磐田の負けを祈るしかない、という状況が続きます。ACLで過密日程のマリノスに、次の一戦の勝利を期待せざるを得ません。ただ、磐田も必死ですから、昨日のガンバ戦だって2点差のビハインドを終盤追いついていましたよね。どうなるかわかりません。
残り2戦、いずれも難敵ですが、勝利して「アルビのサッカー」を見せてほしいものですね。
ありがとうございました。
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