五山の送り火、大文字の点火から遅れること10分、
「妙法」 に火がともります。
「妙」 の字は、「松ヶ崎西山~万灯篭山」 に、
「法」 の字は、「松ヶ崎東山~大黒天山」 と二つの山に点火されます。
「妙」 と 「法」 の字体が違うんですよね。
「法」 は角々とした感じですし、「妙」 はさらさらとしなやかな字体ですよね。
私は、「妙」 の雰囲気が好きかなあ~(^^♪
「妙法」 は法華経の「南無妙法蓮華経」 の「妙法」。
「妙」「法」 は互いに相反する意味を持たせることが多いとか、記されていますが、
難しくって私には、よく分かりません (^_^;)
そして、8時15分、「衣笠大北山」 の 「左大文字」 に点火されます。
同じく、8時15分、「西賀茂明見山」 に「船形万灯篭」
最後に、「嵯峨鳥居本曼荼羅山」 に「鳥居形松明」 が点火されます。
当日は、賀茂大橋、船岡山、吉田山、京都駅ビルなど、大勢の人が、
この送り火を見て、壮大な京都の行事を堪能したり、
手を合わせて、亡き人の御霊を見送ったり…。
勢いよく燃え上がる送り火も、次第に火の勢いが衰え…、
その後には、行く夏を惜しむ何とも言えないさびしさが、ふっと心をかすめます。
さあ、今年の送り火、雨の降らないことを祈ります。