気付けば、龍馬点は1ヶ月あけてしまいました。
NHK大河「龍馬伝」 は毎週、高視聴率を維持しています。
始めは、カステラを作ったりしていた「亀山社中」 も
西郷隆盛や、イギリスの商人グラバーの間に入り、
艦船を桂小五郎や、高杉晋作の引きいる長州に斡旋しました。
でも、その商取引の利ざやのことで、近藤長次郎と他の亀山社中の面々と
意見が食い違い、その悔しい気持から密航しようとして失敗し、
その罪にさいなまれ、切腹をしてしまいました。
離れた所にいた龍馬は、自分がその場にいたら、切腹させはしなかったと、
悲しみます。
亡くなった長次郎の写真に陰膳を供え、盃を差し出す龍馬
武市半平太、岡田以蔵、望月亀弥太、そして近藤長次郎
土佐に居た昔からの仲間がまたひとり…、亡くなりました。
闘う事なく、犠牲になる者などなく、という龍馬の志とは裏腹に…、
ドラマの初めに、亀山社中の制服を着て(白い着物と袴はびっくりです)、
みんなで初めての写真撮影に挑戦している様子がありましたが、
昔は『魂を抜かれる』 などと言って恐れていたんですね~。
演台の様なのにちょっともたれかかる龍馬の有名な写真(湿板)
私事で申し訳ありませんが、この頃からもう少し後、明治生まれの祖父の
写真がありました。
「なんで、こんな恰好を??」
今となっては聞く人もなく分かりません。これですが…、
着物の裾をからげて、こうもり傘さして…、”雨の日ファッション” ?
このガラス写真、真ん中で割れたのが残念ですが、
多分「写真湿板」 と思います。
うら側に濃い茶色のコールタールの様なものが塗ってあり、焼き増しは
出来そうにありません。これで白黒写真の完成形なのだと思います、多分…。
一方、
このガラス写真は、黒い紙を裏に置いた時と、置かない時で、こんな風に違います。
現在のフィルム(ネガ)みたいに透けてまして、それに黒い紙をあてますと、左。
黒い紙はあてず、白い紙の上に置いてみると右の画像です。
多分これは焼き増しが出来たのではないかなあ~?
こんなのが、数枚父の持ち物にありました。
坂本龍馬達が、ワイワイ言って写した頃からそう遠くない時期の
ガラス写真、 よく残っていたものです。