拾六才初陣真田昌幸 歌川国芳画
真田昌幸(草刈正雄)さん、
ちょっとズルくないですか?
相手の陣で、あらぬ噂を広めさせたり
徳川家康(内野聖陽)には、
上杉景勝(遠藤憲一)から徳川を守るのでそのための城を造ってほしい
と言いながら、ほんとは後々上杉と徳川から真田を守る城の算段だったり
手段を選ばず、次々と仕える大名を変えながら
生き残り、さらに信濃を統一しようと野望を膨らませているのでした
” 銭使ひ上手にしたは安房守 ”
” ぜにつかひじょうずにしたはあわのかみ ” 詠み人知らず
安房守は真田昌幸、銭は真田家の家紋の六文銭(六連銭)に
なぞらえています
昌幸のやり方をからかった江戸時代の川柳です
江戸時代には、講談などで真田氏を語ることにより真田氏が有名になり
庶民の中では、川柳で真田氏を言い表す人も多く出たようです。
” 講釈師真田が丸で銭もうけ ”
こうしゃくしさなだがまるでぜにもうけ
” 武勇では一家六もん名が高し ”
六文と一家一門をかけています
堺雅人さん演ずる、真田信繫(幸村)も父の血を引くのか
上杉の陣に乗り込み、見事に「戦芝居」を頼み込みました
真田を撃退したということにするが、実際は戦わない
その後、上杉は北条を攻めるぞ~と言う噂を流すという策略です
この時、裏で活躍したのが、忍びの佐助でした
ただ、うその噂を流しただけなのですが、大きな役目でした
現代もこれはありますものね
しかもネットに乗って、広く速く広まります
こわいです。
そんな大変な中、信繫初恋の相手、梅(黒木華・くろきはる)は
信繫の子を宿し、プロポーズを受けましたね
さて、このままラッキーが続いてほしいですが…
もうすぐ、第11回 「祝言」
始まります