こぼれ梅と申します
あまり馴染みのない食べ物かと思います。
「こぼれ梅」は酒粕ならぬ、味りん粕です。
本みりんを作る工程での副産物です。
子供の頃、父に連れられ節分には壬生寺にお参りしました。
その参道に、ズラ~ッと屋台が出るのですが、その中に、こぼれ梅を売るお店が2~3があり、
その時、父はこぼれ梅をよく買ってました。
その頃は、量り売りだったと思います。
こんな風にパックには入っていませんでした。
大人になってからはほとんど私は行かなくなりましたが、
久しぶりに行った時、こぼれ梅の屋台は見当たりませんでした。
そして、参道にある酒屋さん?昔ながらの商店?だったような、
そこでやっと見つけ、ああよかった、と思いながら買って帰りました。
こぼれ梅は、その形が梅が咲きこぼれる様に似ているからだとか。
ポロポロと粒々です。
それを小さな器に入れてスプーンでそのまま食べてました、おやつです。
甘酒や粕漬けにも使えるそうですが…
甘酒は、母が作る酒粕で作ったものが好きでした。
子供のくせに、お酒の香りのするものが好きだったんですね~私(^_^;)
ま、酔うほどのものではないかと。
こぼれ梅は、小さい頃の大切な思い出のひとつです。
あ、お仏壇にお供えするの忘れたッ!