月に1度のシニアのためのカルチャークラブ
1月は新年会、2月は無し、3月は総会でしたので
久しぶりの遠出です♪
今回は、
4月15日、「長浜曳山祭」 を見て来ました。
今年は、ちょっと特別だそうです。
2016年11月、 「ユネスコ無形文化遺産」 に登録されたので、
その記念として15日の夜に11年ぶりに、全13基が御旅所に集結します。
な
早朝から長浜八幡宮に、平成29年度こども狂言を奉納する四基が並びます。
(向かって左から) (演目)
諫皷山(かんこざん) 花祭長浜城
春日山(かすがざん) 紅葉狩
月宮殿(げっきゅうでん) 本朝廿四孝十種香の場奥庭狐火の場
(ほんちょうにじゅうしこう じゅっしゅこうのば おくにわきつねびのば)
青海山(せいかいざん) 伊勢音頭恋寝刃 油屋 (いせおんどこいのねたば あぶらや)
こども狂言の始まる前、八幡宮の参道での行列で
「太刀渡り・たちわたり」
源義家ゆかりと伝わる、長太刀ををもつ長刀組の武者と力士の行列です。
長浜曳山祭の始まりは、長浜城主であった羽柴秀吉が戦乱で荒廃した
長濱八幡宮を再興し、八幡宮にゆかりのある源義家の
前九年・後三年の役の凱旋の様子を偲んで行った
「太刀渡り」(武者行列)にあるとされています。
そしてその後に町民が山を建造し曳山が行われる様になりました。
大変長い太刀ですね
9時45分より、こども狂言(奉納狂言)
が始まりました。
狂言に先立ち 「三番叟」 が演じられます。
三番叟(さんばそう)~能の演目「翁」より派生したもので、
番付の最初に演じられ、五穀豊穣を寿ぐものでもあります。
「花祭長浜城」
*この狂言は、羽柴秀吉が長浜城主になって、城開きの祝いをする時の様子で、
秀吉、ねね、石田三成と若い美男美女の間の恋騒動を描いています。
モーツァルトの「フィガロの結婚」 をお手本に歌舞伎化したもの。
ま、取り敢えず秀吉には不満は残るものの、めでたしめでたし!
の段でござりまする~~
相関図は、ご想像にお任せいたしまする~
と、ちょっと投げやりで、ごめんなさい
こんなお話を、子供が演じるだけでも笑いを誘います。
子供達はなかなかの演技派で、堪能させてもらいました
が、小雨とはいえ濡れながらの40分立ち通しは、しんどかったあ~
夜になると、御旅所という所に全12基プラス、長刀山(なぎなたやま)が 集い
こども狂言が演じられたそうです。
このこども狂言を演じられる山組は12組ありますが、
毎年4山組が演じますので、3年にいちど狂言を担当するという事だと思います。
4組のことを、 「出番山組」
残りの8組を 「暇番山組」
と呼ぶそうです。
京都の祇園祭に似たところもありまして、4月1日~17日という長丁場のお祭りで、
華やかさの陰に大変なご苦労があるようです。
初めて見た長浜曳山祭ですが、国内32の山・鉾・屋台行事と共に登録され
これから益々盛り上がる事と思います。
地元の方々の喜びもひとしおの様ですね♪
他にも、長浜の街中を見て周りましたので、おいおいアップしたいと思います。