kohは今日も元気です

思うようにブログアップが出来ませんが、俳句のこと、テレビ番組のこと等、日常をぼちぼち書いていきます。

直虎が竜宮小僧になる時四十五

2017-11-19 17:45:38 | おんな城主直虎

 

 

第45回 魔王のいけにえ

 

 

家康を襲った近藤武助という者は、武田の間者という事が分かった

 

 

 万千代は、殿を救った褒美として、一万石を賜る

 

もう、立派な領主ですね

これは、スピード出世だったと思うのですが…

 

でもそんな万千代に直虎は家督を譲る気持ちがない

直虎が、井伊谷の民の平穏な暮らしを乱してほしくないとの考えからだ

 

直虎との仲違いはあっても、万千代は順調に殿の命をこなしている

 

そんな万千代に、告げられた役目が、辛すぎる(T_T)

岡崎へ殿の子の誕生を伝えることだった

家康の側室の子のことを、正室の瀬名とその子の信康に伝えるとは

万千代もこまっていた

 

案の定、信康、瀬名の顔色が変わった

それに対する策が、信康に側室を設け、後継ぎを生んでほしいというもの

 

信康の正室、徳姫は織田信長の娘です

そりゃあ、徳姫も側室の話を聞けば、心中穏やかではないですわね~

手紙が、父信長の元に届いた

 

これをもとに、信長は信康の首を切る

 

さて、このことは徳川家の一番悲しい出来事ではないかと思います

 

TVドラマに描かれたのは、ご覧のとおりですが、

史実に残る説はどんなだったのでしょうか?

案の定、諸説入り乱れているようです

 

その中のひとつを「三河物語」にはとても詳しく書かれているそうです

 

信康の正室、徳姫は織田信長の娘です

この方、今川の血を引く瀬名さま(築山殿)と折り合いが悪かったらしく、

また、信康との中も不和になってきていたのです

 

天正7年(1579) 父信長に徳姫は手紙を書きました

それは、なんと12箇条に上り、信康のこと、義母のことが連綿と書かれていたそうな

その手紙は、徳川の古参の酒井忠次に託されました

酒井は、殿である家康の嫡男をかばう言葉を信長に掛けなかったという

なんという事でしょう

 

 

これにより、信長は信康の切腹を家康の命じるのです

先日のドラマ同様に、平沼親吉(チカヨシ)が自らの首を差し出すからと

懇願しますが、家康は、それくらいの小細工では

信長の怒りは収まらぬとはねのけました

信康は家臣の信頼もあり、処断反対派が信長との同盟を破棄してでも

救おうと提案しますが、家康は受け入れませんでした

 

信康は幽閉されます

 

 

直虎とは、幼なじみだった築山殿(瀬名)

 

 

天正7年、築山殿が護送中に、徳川家臣により殺害され、

数日あとには、二俣城にて信康が切腹をします

介錯を命ぜられた服部正成は、涙のあまり打ちきれなく

検死役の者が介錯にあたったと

 

あれこれ見てみますと、信康は勇猛果敢で、家来にも信頼されていたと

思われます

やはり、徳姫の手紙の内容は、信長のでっち上げだったのか

大きくなり過ぎた徳川を、この期に潰そうとの考えだったのか

 

筆跡鑑定も、現場検証もできない戦国の世

何がほんとで、何が嘘か、なんてのは…

 

死と隣り合わせの日々

どんな謀略、策略もまかり通る世に、

正しいことってないのかなあ~

間違ったこともないのかなあ~

チバニアンだってあるんですから、

戦国時代の大どんでん返しも無、ではないし

 

 

この先の万千代に、直虎に、迫る大どんでん返しは?

 

ではまた

 

 

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直虎が竜宮小僧になる時四十四

2017-11-19 17:35:11 | おんな城主直虎

 

 第44回 井伊谷のばら

 

 

直虎の母、祐椿尼さんにもいよいよの時が 

 

これまで、何人もの大切な人を送ってきた直虎

母の死はあまりにも大きな悲しみになったはず

 

直虎は今まで何の親孝行も出来なかったことを悔やんだ

しの、なつ、直之、六左、方久とあやめ夫婦たちに、

会いに来てやってほしいと頼んだ

いつも誰かが母のそばにいることがせめてもの親孝行と思った

 

方久夫婦が、珍しい花の株を持ってきた

 聞けばその花は 「長春」 と呼ぶと言う

 

これは、今の「ばら」だとか

 

オープニングに見るあの花は、椿と思ったが、ばらかもしれない

 

そして、直虎の母は秋の一日、静かに息を引きとった

 

 

祐椿尼の亡くなったその同じ年、万千代は18歳になった

「甲冑の着初め式」

万千代は赤い甲冑を、万福は黒い甲冑を付けて式に臨んだ

立ち会ったのは、家康

 

更に初陣の時が来た

目指すは、武田軍が遠江攻略の拠点としていた田中城

 

万千代は、戦いで、功を成すのだと気合充分だった

しかし、戦いにも軍議にも出してもらえない

殿の大事な色小姓を傷つけたら大事と、からかい半分に周りの者が言う

殿も、日の本一の寝所の番人をとお決まりの言葉だ

 

一本気というか、それなら日の本一の番人にと意気込み、

それを見ている万福は、相変わらずの若、万千代に呆れ顔だが、

仕方がない、寝所の番にあたった

 

いつもの様に寝所の番をしていた時、万千代はあやしい人影を感じた

更に、薬箱のひもの括り方が、自分の括り方と違うのに

気付いた

 

その夜、万千代が眠り込んで殿が起こしても起きなかった

殿が薬を飲めないので、万福は、

薬の分かる人物を連れ来て、薬を準備させた

薬湯をその代理の者が殿に差し出した瞬間

 

熟睡していたはずの万千代がガバッと起き上がり

「そなた、毒見をしてみよ!」

 

 

 

 

追い込まれた曲者は、小刀を振り上げ殿を切りつけようとした

 

 

  その時万千代は、殿をかばい背中に傷を負った

 

 

 

  

 

 

色小姓なんのと、一万石に難癖つける周りの者、更に殿のいる前で

片肌脱いで、殿を救ったことを証明して見せました

 

この傷をみれば、いらぬ噂も静まる…かな?

 

 

でも、なんと言っても大きな手柄でしたね

初めての大きな武功に家康一層の信頼を得て、これを出世の糸口に万千代は、

「井伊直政」へと昇進して行くのですね

 

 

ドラマではまだ先のことですが小牧長久手の戦いや関ヶ原の戦い、

大きな合戦で功を成しとげて行ったのはたいしたもんだと思います♪

まだまだ、若いんでしょう?

 

 

さて万千代が一万石を賜ったことは、近藤氏や龍潭寺などに伝わる

しかし、直虎の耳には届いてなかった

 

 

直虎と、万千代は、反抗期の息子とそれを抱える母の様です

 

案の定、出会った二人は、井伊谷の領地のことで、けんかです(>_<)

二人とも意地の張り合いの様で、分かり合う日は

もう少し先かな(^_^;)

 

でも、言いたいことを、隠さずぶつけて、好ましい親子関係に見えますよ♪

どれだけ言い合っても、崩れないものがあるから大丈夫ですね♪

 

まだまだ、若くて知らないことの多い万千代ですが、

その事に当たる、熱い心は素晴らしい!

 

行く手には、意地悪ばばあもいれば、魔王もいます

 

 

負けないで、万千代、万福

 

 

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