kohは今日も元気です

思うようにブログアップが出来ませんが、俳句のこと、テレビ番組のこと等、日常をぼちぼち書いていきます。

直虎が竜宮小僧になる時四十七

2017-12-03 17:49:08 | おんな城主直虎

 

 

第47回 決戦は高天神

 

 

戦国の世の無常に散った信康と瀬名、

徳川の歴史の大きな悲劇となりました

 

瀬名と信康を助けることが出来なかった家康は、碁盤を前に魂が抜けたようでした

 

その碁盤の上の石をばあっと手で払い、

万千代、あれはお説教ですか?

 

井伊の先代は、負け戦になったらそもそもどこで間違ったか、

次に勝つためにはどうするか、

負けた意味は次に勝つためにあると

 

そうそう、虎松だった頃、政次に碁を習っていましたね、亥之助もいっしょに

なので二人が打ち合うとなかなか勝負がつかない、

それは政次が負けそうになったらなぜそうなったのか引き返して考える、

そんな政次と同じ碁を二人が打つものだから

なかなか勝負がつかない

 

井伊谷の皆がそんな二人の詰め寄る様子を

いつまでも見ていたことがありましたね

 

万千代に、政次の心が見えました

 

おとわが言っていた、生き残った者に出来るのは、その志を宿すことだけ

知らぬ間に万千代の心の中にも…

 

ともすれば、自分の出世のことしか考えなかった万千代も、

徳川のこの先を考えるように変わってきた、

家康に仕え、戦の無い世を作り上げる

殿を日の本一の殿にする!

 

そんな事を力強く言い放つ万千代を見て、おとわは目頭を熱くしていました

子供がどんどん大人になっていく、

こんな時は頼もしくもあるが、年老いていくわが身を感じ、

ふと寂しさも胸をよぎる瞬間ではなかったでしょうか

 

万千代のスピード出世を六左、直之も間近に見て取りました

いや、ほんとに万千代はどんどん頭角を現わしてきてますね

 

直之が、徳川の中に武田の間者を見つけ出し、

万千代がその者から武田の水源である井戸の位置を聞きだすという

見事な連係プレイもやってのけました

 

家康から万千代には二万石が与えられ、

傍で働いてほしいと六左、直之は誘われるという、評価は龍潭寺もビックリ!

 

一度は拒んだ直之もまたもや、おとわに口説き落とされました

 

 

敵を監視する砦のための材木を調達中の直之、万千代、万福

 

 中野直之が、井伊谷の先祖ゆかりの井戸で、但馬を想い話してましたね

井伊の番人である自分までもが、井伊を離れる訳にはいかないと

 

そこへ来たおとわ、

戦をせぬ戦をするのが、但馬や死んでいった者への弔い合戦、

万千代がそう出来る様、力を貸してやってほしいと、

再び頼むのでした

 

ずっとそばでおとわを見てきた直之、

おとわのことは、すべて分かっているということでしょうね

この方、独身?

ちょっと分からないけど、おとわのこと、想っていたかもしれないなあ~

幾度も、直之を頼ってくるのを断れなかったしなあ~

 

さて、徳川の武田への作戦、上手くいき降伏を言ってきました

ところが、信長はそうではなく叩き潰せとおっしゃる、なんと!

 

そう、うまくはいかぬものじゃな…

 

家康は敵をまる抱えし、死者は一人たりとも出さぬと考えていたものの、

高天神城の堀は何千人という死者で埋まった程と、

後の世に伝わるような悲惨な戦となったのでした

 

信長と家康の大きな違いを見た気がします

 

ほととぎすの川柳が思い出されます、さもあらん

 

おとわにとっても、井伊の惨死した者たちへの弔い合戦は

実らなかった…

 

あの、虎松の身代わりとなって死んでいった幼子は未だ名も分からずに…

 

その後、武田勝頼の自刃で、あの武勇で名を馳せた武田家は滅びました

 

家康は信長から高く評価され、駿河を与えられ、

三河、遠江と合わせ三か国の大名へと、のし上がったのです

 

あの、瀬名さんの望んだ駿河を約束通り家康は手に入れましたが

もう、瀬名さんも信康もこの世にはいません

 

戦国の犠牲がおさまるにはまだ遠く…

 

 

コメント

直虎が竜宮小僧になる時四十六

2017-12-03 01:50:46 | おんな城主直虎

 

 

第46回 悪女について


悪女?

いったい誰のこと?

瀬名さん?

 

家康の言葉に、そういうことなのか…と思いました

『とにかくおとなしく岡崎に座っていたなら首を討たれることもなかったろうに…』

というのが家康の本当の気持ちだったとは


今までにたくさんの時代劇に徳川家康は登場したが、

そのように、この方の心情を説明したドラマはなかったのではないかと思います


おとわが、最後に瀬名にあった時、交わした言葉が印象的でした 

 

瀬名は、自分は一度は死んだも同然の命ゆえに、

その命を殿と、殿の愛する息子のために使いたいと

井伊谷に隠れることを拒みましたが、その時おとわは、


『死んでいく奴は皆、さようなことを言う

残される者のことを考えた事はあるか!

助けられなんだ者の無念を考えたことがあるか!』


瀬名と同じことをした政次のことが思い出され、

、信康の身代わりになろうとする瀬名をどれだけ止めたかったことでしょうか


瀬名の決心は揺るぎませんでしたね…

いつも使っていた、紅入れを置いて去って行きました

 

 

瀬名のような女性を悪女というならば、この時代、悪女はたくさん居たようですね

お城の奥に、じっと座っている奥様では、おれなかった人達

 

この行動、江戸時代の「武家諸法度」で禁止されてしまったとか


領地を治めた女城主

夫の留守を預かった臨時女城主、

甲冑を身にまとい戦場で采配をふるった指導者的女性

領地の政務を陰で操った黒幕の女性

 

この戦国の女性たちも理不尽な最期だったかもしれない


改めて、戦国時代の人の命を命ともしない掟がまかり通っていたことを感じる、

第46回 「悪女について」 でした


さて、我らがヒロイン井伊のおんな城主はこの先、

どのように戦国の世を生き抜いていくのでしょうか?

 

ドラマもあと、数回を残すのみとなりました



コメント