2025年(令和7年)がスタートしました。今年の読初は庭野日敬先生の『常に此に住して法を説く』です。
『大事なことは、ちっぽけな「自分」にとらわれることをやめて、仏さまにおまかせすることです。それがなぜできないかというと、結局は「自分」を捨てられないからです。頭のいい人は頭のいいことにとらわれます。お金や地位のある人は、それを絶対に手放すまいとします。
しかし、そうして自分の才覚や欲望を大事にしているかぎり、安らかな、広々とした気持ちにはなれません。
それだけでなく、そういうとらわれの気持ちがさまざまな苦悩を招くことになります。
ほんとうの幸せというのは、仏さまの懐に飛び込んで、「生かされるままに生きる」という心境になることです。』
読初の法話の十行写しけり 駿