四季の歌と暮らす

 年齢ごとに「一度っきり」の四季と、
旬(しゅん)のヨコハマを味わう「くりごとの集」です。

残暑モーレツ

2021-08-29 07:24:45 | 生かされて今日

 猛烈な残暑をおしての八月句会は、デルタ株猖獗のさなかですから一面「命がけの句会」でした。みな俳句が大好きなのです。

無論感染防止の身だしなみは万全でつどいました。「友遠方より来る、またたのしからずや」。

 日本文化文芸を愉しむのは不要不急とは思いません。家ごもりの鬱を払ういのちの洗濯であり、精神をすこやかに保つトレーニングです。食事と同じです。

感銘句をご紹介します。

  晩夏かな翅あるものを掃き寄せて

  祭獅子片つ端から児を泣かす

  かき氷気まづき壁をくづしけり

  火を止めて暫し厨の遠花火

  秋の宵肩の手やんはり拒みけり

  

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納得するには感情が

2021-08-27 06:34:15 | 元気を頂く言葉(庭野日敬師

 『一を聞いて十を知るという切れ者は、ときとして組織を危うくするといわれます。目から鼻へ抜けるような才知にすぐれた人は得難い人材なのですが、そういう人は、ともすると理論だけに走りがちで、理屈が通ればそれだけでぜったいに間違いないもののように考えて、性急にそれを押し通そうとします。それで、人の心を察するゆとりが持てなくなってしまうのです。

しかし、人が行動を起こすのは頭で分かったときではなく、感情的に「そうだ」と納得したときなのですね。大衆は、それぞれの感情、心を持っています。その心が納得しないと人は動きません。

お釈迦さまが人びとに慕われ、あがめられるお徳を具えられたのは、自高我慢(じこうがまん)を除かれたからだと経典に示されています。

自高我慢とは、文字どおり自分を高くして、それを自慢することです。お釈迦さまは、自分だけが正しいと高みから人を見下すような心を、徹底的に克服し尽くされたのです。

自分と周囲の人びととの関係、自分と自然とのかかわりを本当につかむと、謙虚さが生まれてきます。人を拝める人こそが人の長となる人です。』

                 庭野日敬著『開祖随感』より

PS 頭脳抜群な能吏は仕事はできるが、敬愛されない。わが鹿児島でも大久保利通よりも西郷隆盛を好きな人が多いです。

免疫を高める発酵食品を生活習慣にしましょう。日本食が一番ですね。

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