四季の歌と暮らす

 年齢ごとに「一度っきり」の四季と、
旬(しゅん)のヨコハマを味わう「くりごとの集」です。

わが町のパワースポット

2010-12-31 21:36:42 | 生かされて今日
 「月日は百代(はくたい)の過客にして、行かふ年も又旅人なり」と松尾芭蕉は過ぎゆく年を旅人と表現しました。今日は大みそか、2010年・平成22年も光陰矢のごとしで過ぎ去ろうとしております。異常気象、猛暑の年、60年ぶりに政権交代できたのに、国民の期待を見事に裏切った政治無能の1年でもありました。ただ、ノーベル賞のお二人の謙虚な笑みで皆救われましたよね。共産党独裁の計画経済の中国がなりふりかまわず拝金の自由主義経済にどっぷり浸かり、異常に軍備を増強し、近隣国に尊大な圧力をかけ始めた年でした。
 私の周囲では愛する者との別れ、愛別離苦を見せつけられる年でもありました。身を切られる悲しみ、絶望のどん底から立ち直りつつ、今日を迎えておられるでしょうか。
 古刹・称名寺が大みそかから三が日まで夜間ライトアップをしているので、帰省した息子と行きました。浄土式庭園は名前にふさわしい極楽の風景です。普段通さない山門があいていて、鎌倉時代の仁王さんがカーッと睨んでいました。あしたからうさぎ年の飛躍の1年にして頂けるようご本尊の弥勒菩薩に合掌いたしました。
 皆様にはこの一年ご訪問有難うございました。潤いのある有意義なお正月を過ごされますようお祈り申し上げます。
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高校駅伝、逆転の初優勝

2010-12-28 08:58:28 | 生かされて今日
 京都を駆けめぐる全国高校駅伝男子の部で、わが古里の鹿児島実業高校が念願の初優勝を飾りました。しかもリードする連覇を目指す広島の世羅高校をゴール直前300メートルのトラック勝負で抜き去り初の全国制覇です。
全国にいる薩摩人に熱い感動を呼び起こしました。上岡監督さんは就任25年目で夢を実現させたそうです。教育者として苦節25年でしょう。あきらめず夢を持つ、継続は力の証明を果たされました。外国人留学生の助太刀を求めず全国1番は我がふるさとの誇りです。補欠の選手、ご父兄、支援の市民や学校のご努力に感謝いたします。
 友だちから頂いた新潟の銘酒を開けて仏壇に供え、祝杯をあげました。美味いですぅ。
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年の瀬の句会

2010-12-23 17:55:58 | 俳句
 平成22年も師走を迎え、何となくそわそわする時節となりました。江戸時代はつけのきく良き時代で一年の借金をこの年末に清算、返金しなければならないから、年を越すのが大変だったそうです。
 有難いことに借金取りから追い回されず年の瀬に浮世離れの句会と忘年会を楽しむことが出来ました。あいにく仕事や病気で出席できない友もおりましたが15人での句会となりました。うち5人が男性です。俳句は江戸時代から戦前まで男専科の趣味でしたが、昨今は元気で柔軟思考の女性軍に圧倒されています。私は同性の男性の入門を是非おすすめします。普段使わない非合理的、情緒分野の脳みそが生き返りますよ。
 
 ♪聖夜かな街まるごとのおもちゃ箱  照子
    ♪過ぎし日を少し美化して年新た  花子
       ♪笹鳴にうさぎの耳を借りむかな  寿美子主宰

 ♪紅葉かつ散る切株に武蔵野に  教子
    ♪親しげに夜寒をきざむ古時計  慶子
       ♪失恋の話を不意に落葉踏む  邦彦
私の作品 
 ♪読みかへす手帖の傷や年の暮  駿
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こども体力テスト

2010-12-20 11:55:30 | 生かされて今日
 小学5年生と中学2年生の体力テスト順位が発表され、福井県が両学年、男女ともに第一位でした。何となくジミな印象の県ですが素晴らしいことです。恐らく学力や持ち家率、3世代同居率、犯罪のおこる率なども有数なのでしょう。運動はよき生活習慣の一部ですから一辺によくなるものではありません。時間をかけてつくり上げた成果で、ご家庭や学校、行政の普段の努力が稔ったのです。将来の日本を支える肉体ですから大いに誇れるものです。
 悪い生活習慣が病気の原因とされ、「生活習慣病」といわれる程習慣は人生を左右します。車に頼り歩かない、TVゲーム漬け、挨拶しない、夜更かし、朝飯抜きやファーストフード、食べ残し、一家団欒の食事がバラバラの孤食など改善したいですね。
 また自己中心の心の習慣など悪しき習慣が身につくとなかなか抜けだせません。禁煙と同じで生活習慣を改善することは相当の辛さが伴います。だから子供の時にこそ良き生活習慣をつけさせることが親の、社会の、行政の義務でしょう。
 優秀な府県は何故か北は秋田県から、南は静岡県までで、愛知県から南は成績が悪いようです。気を吐いているのは鳥取・島根・岡山・広島、九州では宮崎県が優秀。我が故郷鹿児島はほぼ33位、住んでいる神奈川はビリに近いし、勤務した大阪はビリの惨状です。
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山下公園の小六月

2010-12-19 17:39:06 | 生かされて今日
 パスポートの更新手続に横浜山下町へ参りました。パスポートセンターは年の瀬のせいか割と空いていていました。やはり若者が多い中に、老年のご夫婦が仲むつまじく申請をしていていました。ボンボヤージ!
 すぐそばの山下公園には子供連れが楽しそうです。冬のかもめが舞い暖かなお昼時です。この公園は大正12年の関東大震災で焼け落ちた建築廃材を埋立ててできたものです。戦後には米国占領軍のかまぼこ兵舎が並び、鉄条網(てつじょうもう)で日本人は入れなかったそうです。遠くに見えるのは氷川丸です。横浜中華街や黒船のペリーが上陸した地点、赤煉瓦倉庫もごく近くです。温暖で港の見える国際都市横浜はいいところです。
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♪赤い靴はいてた

2010-12-14 08:42:08 | 生かされて今日
横浜駅の中央コンコースに愛らしい赤い靴の少女像が復活しました。JR切符売場のそばに12月1日に置かれたそうです。渋谷駅の「忠犬ハチ公」のような愛される待ち合わせ場所になるといいですね。永年工事が続いてうっとうしいダサイ、情緒のない大通路でしたから、すこし明るい横浜の玄関口になるでょう。氷川丸の係留されている山下公園にも赤い靴の少女像が、水平線を見つめていますよ。
 今日は308年まえに、播州赤穂の四十七士が吉良邸に討入をした日です。お墓のある品川の泉岳寺は参拝の線香の煙の雲が漂うことでしょう。私は関西で一番美味しお菓子は赤穂の「塩味饅頭」だと思います。オススメです。
 それにしても民主党てダメですね。早く「小沢信仰の一派」を追いだして、国民に視線を戻してくれよ。誰が為の政治家なのか呆れております。あぁア。
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手づくりの贈物来る

2010-12-11 21:29:42 | 生かされて今日
 ふるさとの鹿児島より懐かしい味わいの「よかもん」、つまり贈物が届きました。しかもみんな手づくりの心がこもる品々で大喜びしています。霧島市に住んでいる従兄弟夫婦からのプレゼントです。
 自家製のお味噌、甘酒、干し大根いりの酢漬け、縁起物の橙(だいだい)3個、私の好物干柿がぎゅーと詰め込まれて届きました。ワーイ。
 ふる里の味を、異郷にいる私達にわざわざ送ってくれました。それぞれの包を開けるたびに夫婦で歓声を上げました。干柿はずんぐりと大型で、かじるのがモッタイナイ感じです。鹿児島の風や陽のかおり、桜島に暖かい人情を味わいます。本当に有難うございます。ふるさとを持つ幸せをかみ締めます。
 ♪短信やみな手づくりの寒見舞  駿
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十二月八日は

2010-12-09 08:58:49 | 生かされて今日
十二月八日は、無謀なる太平洋戦争突入の開戦日で、大正・昭和人の受難、地獄の蓋が開かれた日です。
 一方ではお釈迦さま・釈尊が悟りをひらかれた日で仏教徒の三大行事のひとつ成道会(じょうどうえ)でもあります。
 私は感謝の読経をするため小雨の払暁家を出て横浜の教会道場へ行きました。午前6時、釈尊のブロンズをご安置する御宝前で法華経を朗唱しますと、自分がお釈迦さまに抱きしめられていることや今は亡き両親や兄、先生や会社の仲間などが思い出されて泪が流れてまいります。如何に無数の恩を頂いてきたのかに気付きます。国の防衛のために戦没された無念の老若男女など一切衆生の恩です。
 道元禅師のお言葉に『人身(にんしん)得ること難し、佛法あうこと稀なり。今われら宿善の助くるによりてすでに人身を受けたるのみに非ず、会い難き佛法にあい奉れり。生死(しょうじ)の中の善生(せんしょう)、最勝の生なるべし』とあります。
 今このうるわしい日本に人間として生んで頂き、育ててもらいその上に仏縁を頂くという幸せに感動いたしました。来年の挑戦目標2つを釈尊にお約束しました。その2つは次の通りです。
「私は愛別離苦のような苦境にあっても、仏さまのお手配に気付き感謝出来る人間になります」、「私は伝道布教出来る善友になります」。大ほらにならぬよう有言実行いたします。
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親子の指揮のコンサート

2010-12-04 11:44:39 | 生かされて今日
俳句の友だち、M子さんが歌うというので、磯子区の杉田劇場へでかけました。わが句会「あかざ」にはコーラスにも参加している多趣味の女性がおり、みな姿勢が良く若々しいです。今回は2つの合唱団のジョイントコンサートで、なんと指揮者が母と娘という幸せを地で行く時間を楽しみました。
 お話によると昔お母さんがコーラスの練習に連れてきていた娘さんが、成長して別のコーラスの指揮者になり、今回合同の演奏会となったそうです。お母さんの趣味を娘が継いで素敵な家庭がしのばれます。
 会場は家族や友だちやレジ袋のオバサンも来て満席です。外国のミサ曲もありましたが、50人ほどの合同合唱の「波浮の港」が懐かしく会場が盛り上がりました。日本の唱歌には親の健在だった故郷へ心を飛ばす力があります。
 句会の仲間5人が応援にきていて、M子さんをまじえて終了後大いに華やぎました。趣味を同じくする仲間がいると心豊かな暮らしになります。あなたも俳句やりませんか。
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