四季の歌と暮らす

 年齢ごとに「一度っきり」の四季と、
旬(しゅん)のヨコハマを味わう「くりごとの集」です。

プーチン悪業を止めよ

2022-02-25 07:34:36 | 生かされて今日

 『もろもろの悪しきわざをなすとも おろかの人はふかく悟らず

まこと 智すくなきものは 火に焼かるるごとく おのれのわざにより

みずから苦しむなり』 法句経

 

 プーチン、人を殺すな。残忍な牙をむき出したヒトラーのようである。この文明世界を2500年前のお釈迦さまの古代の暴力時代に戻しました。ゴロツキ・プーチン知恵に目覚めよ。

 北方領土でさんざん遊ばれたアベ内閣、外交の弱さを嘆いています。

「凍返る地図に指さすウクライナ」駿

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得か損か

2022-02-20 09:33:57 | 元気を頂く言葉(庭野日敬師

 『このせちがらい世の中で人のことなどかまってはいられない、自分の得になることならするが、ちょっとでも損になることは知らぬ振りをする、というのが大方の人の生き方でしょう。

せちがらい世の中とは、世渡りの難しい社会といってもいいでしょう。自分を第一にしなければ負け犬になってしまうと考えるのは当然かもしれません。とりわけ現代の社会はそれが顕著で、その中で「世のため、人のために奉仕する」といった生き方は一見、愚かなことのようにも見えるのですが、しかし、よく考えてみてほしいのです。

 人間は有史以来、物心両面の幸福をめざし、平和でありたいと願って必死に生きてきたのに、いまもってこの世界から争いはなくならず、不幸はあとからあとからふりかかってきます。

いや、幸福を求めれば求めるほど、さまざまな形で新しい不幸が増えていくのです。

その原因をよくよく突き詰めていくと、それが自分だけの幸福を求めた結果であることに気づかされるのです。

理屈が達者で小賢しさばかりが目立つこの世で、他のために尽くす大愚に徹するのが仏道であり、そこにしか真の幸せに至る道はないのです。』

        庭野日敬著『開祖随感』より

 

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芭蕉翁の俳文

2022-02-07 19:07:33 | 俳句

 翁の俳句(発句(ほっく))は約千句しかありません。一方、老境から俳句に励まれた与謝蕪村でも約3千句、小林一茶は2万句前後が残されました。

翁が主として活躍されたのは「連句の席」です。今の句会のような個人単独の創作ではありませんでした。

同座する複数の作者による共同創作の詩で、一巻全体の詩づくりを目的とする集団の文芸です。

そして何番目には桜を、何句目には恋を詠むといったルールがあります。翁はメンバーの連句が付き過ぎぬよう、全体の構成取りまとめを指導されました。したがって発句(連句の最初に詠う)の役ばかりではなかったのです。

 残された約千の俳句は時代を拓く群を抜く出来栄えですが、「俳文」がまた名文揃いです。貧乏を楽しむ品ある友人たちとの細やかな情が滲んでおります。侘び寂びを愛した仲間たちを知れば、翁の新しい芸術の創造に腸(はらわた)を絞られた志に敬服します。

 『ところどころ見めぐりて、洛に暫く旅寝せしほど、みのの国よりたびたび消息あつて、桑門己百(きはく)のぬしみちしるべせむとて、とぶらひ来はべりて、

しるべして見せばやみのの田植歌 己百

笠あらためむ不破のさみだれ   ばせを

  その草庵に日ごろありて

やどりせむあかざの杖になる日まで』

己百の家の心遣いを褒めてもっと長居したいと。あかざが夏の季語です。私は「あかざ俳句会」のメンバーです。           以 上

   

 

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