四季の歌と暮らす

 年齢ごとに「一度っきり」の四季と、
旬(しゅん)のヨコハマを味わう「くりごとの集」です。

コロナと戦争の中の俳句大会

2022-08-19 13:17:24 | 生かされて今日

 あかざ俳句会は7月、コロナ猖獗のさなか大会、食事会を開催、「無事」盛会に終わることができました。逡巡しつつも、皆さんの無事を読経に込めて準備しました。

久しぶりの顔合わせでしたし、新人の方は乾杯ではじめてマスクなしの風貌を拝見いたしました。

 アルコール依存から立ち上がった方の「断酒に俳句が有効」という素晴らしい講話も頂けて充実した一日を過ごしました。

金子兜太さんの「酒やめようかどの本能と遊ぼうか」の句にハッとして俳句入門を決められたそうです。皆大いに感動しました。

  俳句コンテストで表彰された十句をご紹介します。

○秒針の刻むしずかさ原爆忌

○朝刊の微かに重き梅雨入りかな

○満目の空拡げたる代田かな

○梅雨晴れや半音上がる洗濯機

○補助輪も父の手もなき端午かな

○夏服や少し恥じらふ膝小僧

○まだまだと親父は師匠田植どき

○踏切のカンカンカンと夏来る

○紫木蓮かくも平和の脆きかな

○家業継ぐと決めし若者祭舟

 

 

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