あかざ俳句会は7月、コロナ猖獗のさなか大会、食事会を開催、「無事」盛会に終わることができました。逡巡しつつも、皆さんの無事を読経に込めて準備しました。
久しぶりの顔合わせでしたし、新人の方は乾杯ではじめてマスクなしの風貌を拝見いたしました。
アルコール依存から立ち上がった方の「断酒に俳句が有効」という素晴らしい講話も頂けて充実した一日を過ごしました。
金子兜太さんの「酒やめようかどの本能と遊ぼうか」の句にハッとして俳句入門を決められたそうです。皆大いに感動しました。
俳句コンテストで表彰された十句をご紹介します。
○秒針の刻むしずかさ原爆忌
○朝刊の微かに重き梅雨入りかな
○満目の空拡げたる代田かな
○梅雨晴れや半音上がる洗濯機
○補助輪も父の手もなき端午かな
○夏服や少し恥じらふ膝小僧
○まだまだと親父は師匠田植どき
○踏切のカンカンカンと夏来る
○紫木蓮かくも平和の脆きかな
○家業継ぐと決めし若者祭舟