四季の歌と暮らす

 年齢ごとに「一度っきり」の四季と、
旬(しゅん)のヨコハマを味わう「くりごとの集」です。

プラス思考で

2017-07-13 23:19:58 | 元気を頂く言葉(庭野日敬師

 『ものごとを悪いほうに悪いほうにと悲観的に考える人は、とりわけリーダーにはふさわしくないのではないか、と思うのです。

 病気の人が、もうだめなんじゃないか、とくよくよ考え込むのと、必ず治ると信じるのとでは、回復力に雲泥の差が出てしまいます。心の持ち方の違いが、船の舵のように働いて、その人の人生の方向をも決めてしまうのです。

 私のことを人は楽天家だというのですが、私は、全力を尽くせば、必ず仏さまが最善の結果を約束してくださる、と信じきっているのです。

 私たちはだれしも、自分を守ろうとする自己防衛本能のほうが先に働くようにできていて、「もしも失敗したら大変だ」と身構えてしまうのですが、だからこそ、つとめて積極的に、よいほうによいほうにと考える習慣をつけておくことが大切だと思うのです。

 いつも笑顔を忘れずに、大きな声で、明るい返事を、と心がけるだけでも、心はガラリと変わってしまいます。』

 

庭野日敬著『開祖随感』より

 

コメント

理屈よりも情緒が

2017-07-06 12:03:56 | 元気を頂く言葉(庭野日敬師

 『ご法のありがたさは、理屈だけではなかなか人に分かってもらえません。

「こんなに口をすっぱくして話してあげているのに、なんで分かってくれないんだろう」と、じれったくなる人も多いと思うのですが、決め手は実例なのです。

 あなた自身が、法によってどう生まれ変わることができたか、どんなに幸せになれたか、自分が体験したとおりに具体的に話させてもらうと、相手の聞き方が違ってきます。百の理論より一つの事実です。

人は、自分が心から納得しなくては、気持ちを変えられるものではありません。その納得は、理屈で考える脳ではなく、情緒をつかさどる脳の働きだと専門家は言っています。

 具体的な事実を目の前に突きつけられると、だれに説得されなくても、自分で自分を説得してしまうのです。それまで、いくら理路整然と説いてあげてもなかなか受けつけなかった人が、心から感動して、目に涙を浮かべて大きくうなずいてくださるのです。』

 

庭野日敬著『開祖随感』より

 

コメント