四季の歌と暮らす

 年齢ごとに「一度っきり」の四季と、
旬(しゅん)のヨコハマを味わう「くりごとの集」です。

秋の木洩れ日

2006-09-30 04:59:30 | 生かされて今日
 今日は近くの円海山をめぐるボランテァガイド本番の日。秋のこもれ日を浴びて150メートル級の尾根とわりと深い谷戸を約10KM歩きます。
どんな方々が私の組になるか楽しみです。つたないガイドですが、一期一会のご縁ですから安全で楽しいひと日にしたい。だいたい7割は元気なおば様方が固定客です。男性陣も野山へ飛び出して欲しいです。写真の道の先は古都鎌倉になります。
下見をしたら、森の宝石と言われる美しい甲虫ハンミョウ(道教え)がまつわり感動しました。今日も逢えたらいいなぁ。
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白い巨船来る

2006-09-28 11:25:48 | 生かされて今日
 朝飯抜きで横浜おお桟橋へ巨船を見に行きました。11.5万トンの豪華客船です。さながら動くマンションで外国の老年のお客さんが多いようでした。まさに優雅なスローライフ、セカセカした働き蜂には高嶺の花。
桟橋のデッキは露にぬれて日本の秋です。大型バスが20台近く待機して鎌倉あたりへ行くんでしょうか。

 ♪白き巨船大桟橋をぬらす露  駿
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元気のもと「玄米」を

2006-09-27 06:12:31 | 生かされて今日
 日本人の元気の素、お米が豊かに稔っていました。田んぼは水を抜いてあります。稔るまでに八十八の重労働の農作業が必要と聞きます。
稲穂は日本文化の根っこですね。我家は15年来「玄米」食、発芽玄米を主食としています。銀シャリやパンもおいしいですが、お腹に頼りなく感じられます。昔、ぜいたくした白米の殿様にはカッケが多かったそうです。なんせ、一番ビタミンやミネラルのある「胚芽」を捨ててどうするの。大吟醸のお酒も贅を尽くしすぎではないでしょうか。同じ地球に三食食べられない国も多いこの世で、食い放題・飲み放題の贅沢三昧の生活習慣は治したいもの。質素イズベスト。簡素がよろし。
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相模川

2006-09-26 22:03:08 | 生かされて今日
 相模大橋からの景色です。鮎釣りが長い竿を操っていました。横浜市民の大切な水源で、周辺はマンションも多く見られますが、貴重な自然、稲穂の田園が残されています。
奈良時代はこの辺りが相模の国の中心で相模国分寺と国分尼寺の址が海老名にあります。秋澄む感でトンボが飛び交い、雨ふらし山の異名がある大山連山の稜線が際立っていました。
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秋彼岸

2006-09-24 20:23:14 | 俳句
 女郎花がそよぎ、金木犀のかおる秋です。全国の田で稲の黄金の穂が揺れていますか。栗も実っていますか。彼岸花も揺れていますか。
ご先祖を思い出す秋彼岸です。 

  ♪あさがほの波だつ軒の円居(まどい)かな

  ♪モザイクを崩す炊き立て豆の飯

  ♪青春のはねかへる音木の実踏む
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大道芸

2006-09-23 06:15:10 | 生かされて今日
 枡の傘回しで縁起がよいそうです。あなたにもその縁起ものをお分けします。
木洩れ日の中、江戸神楽の職人芸を披露していました。「エイヤー」
 バックの景は浜離宮公園の三百年の松の木で、六代将軍徳川家宣が植えたとか。
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絵の趣味

2006-09-22 07:12:03 | 生かされて今日
 浜離宮は元徳川家の別邸で、東京湾から海水をみちびいた汽水の池での鴨狩が自慢です。たしか、ご成婚前の皇太子さまが雅子さまとデートされた鴨場があります。
 浅草からの水上バスが発着する水辺で一人スケッチをされています。俳句づくりと同じで、いつでも、一人でも手軽に楽しめる趣味です。
私はどーも学校時の劣等感が邪魔しているのか書道同様、スケッチに踏み味出せません。
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国会見学と縦書き

2006-09-21 05:35:27 | 生かされて今日
 はじめて国権の最高機関である国会を見学しました。内装は意外と地味なモノクロのよう。大正時代のすこし「西洋かぶれの風」で伝統的日本色が薄い和洋折衷で残念。も少し日本色を出せないものか。
天皇制の色も濃いつくりで専用の傍聴席さえも真正面にありました。一度も使われていない由です。

 話は飛びますがこの頃、横書きが氾濫して残念です。日本語の文化は草書のような「縦書き」が基本です。パソコンが英語用であるためでしょうが、縦書きが軽視されているのは不満だ。同行の代議士先生のスライドも「憲法」前文が横書きで苦情を申し上げました。
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お彼岸

2006-09-20 06:00:45 | 生かされて今日
 お彼岸は春と秋と二回めぐってきます。自分の命の根源である先祖の霊への感謝をあらわす日です。最も近い先祖は父と母、両親です。ご健在であれば「生身魂(いきみたま)」といいます。
『古里にふたり揃ひて生身魂』 阿波野青畝
 数え切れない先祖のDNAが自分の60兆個の細胞に、24時間ドクドク流れる血管の中にたしかに存在されています。
宇宙の大生命(本仏釈尊)から流れ出たタイマツです。因縁果報の真理がわが身に生きています。
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兼好法師のつれづれ草

2006-09-19 07:09:40 | 生かされて今日
 『この比の冠は、昔よりははるかに高くなりたるなり。古代の冠桶を持ちたる人は、はたを継ぎて、今用ゐるなり』 卜部兼好の「徒然草」

つまり自分を飾り立て、偉く見せる為に貴族のかんむりが高くなり、収める箱をより高くしたようです。鎌倉時代も虚栄心の強いやからが多くいたんですね。今でも勲章に等級がつくなどアホらしい。外国の大学の「名誉教授」の称号をあさるあさましい方もいますもの。
 なお、卜部兼好は二度はるばる京都から横浜・金沢文庫へ来ており、草庵に住んだようです。「徒然草」は現代に通用する書で毎日読んでおります。
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敬老の日

2006-09-18 07:26:09 | 生かされて今日
 93歳の叔母からお礼の電話がありました。関西のくぎ煮を送りました。日本は世界一の長寿の国で、65歳以上が人口の20%を超えたそうです。
 「生・老・病・死」は四苦八苦の避けられない宿命で、お釈迦様は「人生は苦なり」と断定されておられます。体力や気力、記憶力の衰えゆくことは常識と言えども、老へ向かう暮らしは「かなり厳しい山坂」のようだと薄々感じられます。
 この頃物忘れが続いて、友達の「ボケ」との冷やかしの言葉がいやに身にしみてきました。
『老いたるも、若きも定め無き習(なら)いなり。されば先ず臨終の事を習うて後に他事を習うべし』 
老いを迎えるに心構えがいるぞと日蓮聖人のお言葉。
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町のガイド

2006-09-17 03:22:37 | 生かされて今日
 土曜日は涼しい秋の風、称名寺のボランテァガイドを務めました。彼岸花が顔を出し、薄モミジも始まりました。いちょうの実がいっぱい稔っています。お彼岸の法事の方々が出入りしています。午前午後、三組で十六名の方をご案内しました。遠くは広島からのご夫妻が横浜に嫁がれた娘さんと来てくれました。杖のおばあさんは歴史への好奇心でいきいき、盲人の若者を連れたご婦人もおられました。隣接の金沢文庫では仏教の賛美歌、声明(しよみょう)の展示がされています。声明はすばらしいお経、賛仏の男性コーラスです。秋の風がさわやかな一日でした。
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愛犬愛猫

2006-09-14 06:24:55 | 生かされて今日
 猫は私達のいなか滞在中出てきませんでした。山野のどこへ行くのでしょうか。ベランダには猫用の小屋が置いてあります。愛犬は夜、檻のある小屋に入れます。イノシシが出るのです。散歩につれて行けとせがまれるとまるで子供がいるようです。ペットを飼うと気ままに出かけることが出来ませんので、我が家はメダカです。ペットを飼えるマンションがさも文明的と増えましたが、いかがなものですか。人間中心の身勝手なブーム、動物虐待のようなとも思えます。
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田園暮らし

2006-09-12 06:21:31 | 生かされて今日
 兄夫婦はリタイヤーして横浜から福島県の田舎暮しを選びました。広い敷地の自然のど真ん中で愛犬と猫と暮しています。村に溶け込んで村祭りの赤飯が届いたりしています。家の窓は全面が秋の草木と虫しぐれ。人間は自然に抱かれていることを実感しました。えんまこおろぎやきれいな青蛙、もちろん蛇も。さんしょの木やめぐすりの木、吊り花の実(写真)や栗、まむし草の実など植物園の中みたいです。目薬の木のお茶がえもいわれません。
蛇口の井戸水はおいしいー、朝どりの野菜はうまーい。二日間いやされました。
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国宝

2006-09-11 05:36:51 | 生かされて今日
 福島県いわき市の山の中に国宝の白水阿弥陀堂を尋ねました。川内村に横浜から転居した兄夫婦を訪問の途上です。私の町の金澤山(きんたくさん)称名寺や平泉毛越寺と同じ浄土式庭園で国の史跡です。
こんな山中にルビーみたいな女性らしいお堂と仏様たちがおられました。濁世から彼岸浄土の世界でした。蓮の花はまだ健在、かえでにはうすくモミジがかかっていました。
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