四季の歌と暮らす

 年齢ごとに「一度っきり」の四季と、
旬(しゅん)のヨコハマを味わう「くりごとの集」です。

人類は愚かなのか

2021-04-28 07:43:08 | 生かされて今日

 4月25日は国連記念日です。世界に平和をもたらす筈の人類の叡智でしたが・・・。

 暴力とお金がものをいう民族弾圧、核の野放し、エゴイズムの氾濫、肌の色による差別、性差別や拷問、監視社会など身震いする世界の惨状です。

今から73年前に成った『世界人権宣言』を読み返してみました。

 

「人権の無視と軽侮とは、人類の良心をふみにじる野蛮行為を生じさせる。

そして人類が言論および信仰の自由と恐怖および欠乏からの自由とを享有すべき世界の出現は、一般の人々の最高の願望として宣言されている。」

 

 理想は遠いが、戦争やテロでの犠牲者のために、幼き孫子のためにも踏ん張る大人でありたいものです。

 

 

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ほめられて

2021-04-27 06:16:42 | 元気を頂く言葉(庭野日敬師

 『「この紋所が目に入らぬか。恐れ多くも先の副将軍……」という名台詞は、ご存じテレビドラマ『水戸黄門』のクライマックスですが、この時代劇は、スタートして二十三年目を迎えたそうです。

スポンサーの松下電器の松下幸之助さんは、「国の為政者、人の上に立つ者は、それにふさわしい責任ある行動をとらなければならない。その立場を忘れて不正な輩と結託するようなことがあっては、庶民が許さないんですよ」と言って、このドラマをいつも楽しみに見ておられたそうです。

六波羅蜜の一つに忍辱行(にんにくぎょう)が挙げられていますが、忍辱行でいちばん難しいのは、まわりの批判にじっと耐える忍耐よりも、どんなお上手を言われても、そのお世辞に乗らないことで、これも大事な忍辱行です。

自分に反対する人がだれもおらず、いつもみんなに合掌されていると、自分が偉くなったように錯覚しがちで、そこに我が出てしまいます。自分のわがままを押し通して、それに気づけなくなってしまうのです。黄門さまではありませんが、「助さん、格さん、懲らしめてやりなさい」という“天の声”に、いつも耳を澄ましてわが身を整えるのが精進です。』

            庭野日敬著『開祖随感』より

 

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思い上がり(傲慢)

2021-04-13 07:42:16 | 元気を頂く言葉(庭野日敬師

 『「これだけはやりぬこう」と誓ったのに、またできなかったとガッカリしている人がおられるかもしれません。しかし、思い立っても実行がいかに難しいかを思い知っただけでも、一つの前進だと思うのです。

「善人なおもて往生をとぐ。いわんや悪人をや」と親鸞上人はおっしゃられます。ちょっと逆のように聞こえます。どんな悪人も広大なお慈悲でお救いくださる仏さまなのだから、まして善人をお救いくださらないはずがない、というほうが分かる気がします。

しかし、「私は、これっぽっちも間違ったことはしていない」と思い上がると、仏さまのお救いも、教えも求めなくなってしまうのです。自分の弱さ足りなさを本当に思い知った人は、真剣に教えを求めずにいられません。その自覚を持った人こそ、仏さまのいちばん近くにいる人なのです。

自分が弱くて間違いやすい人間であることを思い知ったら、新たな決定(けつじょう)をし直せばいいのです。

今年だめだったら、来年は必ずと決心すればいいのです。それができれば願いは必ずかないます。懺悔とは、新たな決意で一歩を踏みだすことです。』

             庭野日敬著『開祖随感』より

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進路は自分が選ぶもの

2021-04-03 06:48:25 | 元気を頂く言葉(庭野日敬師

 『新たなスタートに胸がはずむ四月の月を迎えましたが、それをよそに、受験の失敗や不本意な配置転換で、真っ暗闇の思いでいる人もいると思うのです。

自分はこんなに努力していると思っているのに、それが認めてもらえず、努力が裏切られる結果になってしまったら、自信が吹っ飛んで、やけを起こしたくなることもあると思うのです。しかし、そのときがいちばん大事なときなのですね。

私たちはぎりぎりのところまで追い込まれないと、なかなか真剣になれません。そこのところで原因を外に転嫁して恨みに凝り固まってしまうか、それを契機に自分をもう一度見つめ直すかで、これからの道がまるで違ってしまいます。

自分を反省する心になると、人の言葉を素直に聞く謙虚さが生まれます。人の言葉に耳を傾けて、教えられるとおりにものごとを見、考えようとつとめると、我見がきれいに抜けていくのです。これが懺悔(さんげ)なのです。

結果はおまかせしてしまって、自分の最善を尽くそうと心が決まると、自分では考えてもみなかったような結果がいただけるのです。』

 

                  庭野日敬著『開祖随感』より

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人事異動に腐るな

2021-04-01 06:05:40 | 元気を頂く言葉(庭野日敬師

 『新年度は、どこでも配置転換や異動があります。抜擢されて意気込む人もいますが、その陰には、「会社は、私の働きを評価してくれない」と、すっかり落ち込んでしまっている人もおられると思うのです。

私たちは「嫌なこと」と「うれしいこと」を二つに分けてしまいがちで、自分の意にそわないことはあくまでも拒絶して、気に入るほうだけを歓迎するのですが、じつは禍福はひと続きのもの、表裏一体のものなのですね。

雨がふれば、次は晴れる日がきます。晴れが続けば、次には雨のふる日がきます。いつも春や夏のような陽気が続くつもりで有頂天になっていると、冬の寒さに震えなくてはならなくなってしまいます。

しかし、冬の日に力を蓄えておけば、その力を思いっきり発揮できる春が必ず訪れるのです。

栄転がチャンスなら、左遷もチャンスです。それをどちらに変化させていくか、自分の受け止め方次第です。

「いま自分に与えられたこの場が修行の場」と腹が決まると、たちまちそれが結果になって現われてきます。』

 

            庭野日敬著『開祖随感』より

PS カンバックした大相撲の照ノ富士関を思い出し、今日を精一杯生き抜きましょう。神仏がご先祖が見守っていますよ。

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