四季の歌と暮らす

 年齢ごとに「一度っきり」の四季と、
旬(しゅん)のヨコハマを味わう「くりごとの集」です。

冬ぬくし

2005-11-30 17:24:53 | 生かされて今日
 もみぢの十一月も最後となりました。欠陥マンション事件は、金に目のくらんだ欠陥人間が経営者、政治屋としてはびこっていることをまざまざとさらけ出しています。責任のなすりあいは無様で、戦後教育のつけがまわってきた感じで寒気がします。代議士が役所へ同道したなんて・・・。呆然とするのみ。
 冬がすみの横浜港の景で少し気分転換してください。
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十一月の句会

2005-11-28 17:32:30 | 俳句
 関内の日本大通り、横浜公園はイギリス人技師ブラントンが火災防止の観点から設計しました。いま、イチョウのもみぢ盛りです。
句会投句作品
♪鳩サブレーの行きかふ小春段葛
♪鬼灯や記憶の糸の恋たぐる
♪瞬けばどこかが動く冬の凪
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三島由紀夫の忌

2005-11-27 22:34:50 | 俳句
 今から35年前、1970年(昭和45年)11月25日、三島由紀夫は自決しました。45歳。この前のように思いますが、35年も日が重なっているのですね。だだ一本の紅葉明かり、かみそりのような孤高の印象があります。

献句  ひともとの紅葉明かりや三島の忌  駿
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立入り禁止

2005-11-25 21:52:39 | 生かされて今日
 鎌倉の釈迦堂切通しは、杉本寺方面から大町へ抜ける迫力ある古道である。鎌倉幕府三代執権の北条泰時が父親の為に釈迦堂を造作したが、その場所は特定されていない由。鎌倉七口には入らないが一番不気味で一見の価値があります。陰謀や血塗られた歴史の鎌倉時代が迫ってきます。落石のおそれから通行禁止の看板が建てられているが、「自分の責任」で通り抜けていました。
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中世の遺構

2005-11-24 21:16:58 | 俳句
 鎌倉七口の名越切通は国の史跡で、JR名越トンネルの真上には曼荼羅堂やぐら群があります。十二月四日までの週末一時公開されているので覗いてきました。鎌倉から室町時代の横穴式墳墓のようで、150もある由。苔むす五輪塔は560。学術上はまだ不明な点が多いそうです。不思議な史蹟ですね。

♪冬晴れや走り根つかむやぐら群  駿
♪肩を寄せあふ石塔あまた草もみぢ  駿
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冬のよそおい

2005-11-22 06:38:18 | 生かされて今日
 観光船はもう、クリスマスツリーで飾られています。すぐに師走が走ってくるみたい。光陰矢の如し。なんだか、試験前の生徒の気分であせりを感じさせられる風景だ。でも、外界に惑わされずに、「今日ベストを尽くす」ことだ。今しかないのだから。過去は戻らない、将来はわからない。しかし、自分は今、変わることが出来る。あらゆるものは変化する、都合のよき状態も、苦しい状態も。釈尊が悟られた真理は諸行無常だ。十二月八日は、おしゃかさま(BC565-BC486)が苦行六年にして真理を発見された成道会(じょうどうえ)です。
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横浜中華街

2005-11-21 05:44:38 | 俳句
 ♪饅頭(まんとう)の湯気やしぐるる中華街   駿

 都心の渋谷から約半時間で乗り入れが出来、道もきれいな町になりました。ランチタイムは割安でおいしい店が多いですよ。忘年会や新年会の宣伝が貼り出されていました。
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ラグビー部奮戦す

2005-11-20 07:08:08 | 俳句
 ♪ひたひよりラガー崩るるノーサイド  駿
 ♪整列の突っ伏すラガー準優勝  駿

高校ラグビー神奈川県優勝戦は、桐蔭が日大に大勝して優勝した。伏見をめざした夢が大差でついえた日大ラガーは思わず芝に倒れこんで悔し涙。
この負けが人生には必ず役に立つことを保証します。長い目で見れば負けが勝つのだ。ノーサイドまで勇気をふるって敢闘したラガー、声援の友よ明日は胸をはれ。
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サイクリング

2005-11-19 21:56:11 | 生かされて今日
 接岸した巨艦を眺めていたら、サイクリングの熟年男性に声をかけられました。東京世田谷から、この巨船を見るべく自転車で来られた75歳の「青年」でした。変速機がついた自転車で、50台から乗りまわしている由。往復4、50KMは大丈夫、ま、乗ってごらんよと勧められました。すごい青年だ。東京には自転車を収納する電車も走るようになったそうだ。若くてハツラツ、この好奇心をまねしたいと思う。GOOD LUCK!
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でっかい

2005-11-19 05:38:22 | 俳句
 10万トンの新造コンテナ船が横浜大桟橋に接岸、作業中です。大桟橋いっぱいの長さは壮観でした。タグボートの作業員が米粒の大きさです。荷を載せると喫水がグッと下がるのでしょう。ほとほとでかいものです。それを入れる海のひろさよ。

 ♪巨船かな綱のしづくの冬日散る  駿
 ♪横浜や沈思のかもめの日向ぼこ  駿
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お習字

2005-11-17 13:55:43 | 生かされて今日
 結婚式や展覧会で、名前を書くときにいつも恥ずかしさを感じてきました。たまたま今朝、頂きものの「書道宝典」をめくっていて、俳句の勉強と同じことがかいてありました。曰く、美しい書はたしなみだ。手習いの基本をわずかでも学べばその後に手がついてくる。書は実用と文芸の趣味。良き書をみる「目ならい」だけでも違ってくる。不器用な字の中にも美しい個性が見えるものだ。
 善は急げ早速、芭蕉翁の名吟を大型ノートに写し取る「行」を実行する。普段使っている漢字が別の字のように見える。習字も硬くなった自分を壊して新たな俳風を創り出す契機にしたいものだ。
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かえで

2005-11-16 04:55:51 | 生かされて今日
 横浜のカエデも北側にピンクの粉をまとい始めました。もみぢ前線に触れている感じです。今日は黒田さんへ内親王清子さんが嫁ぎました。ひとり娘を手放す両陛下のお姿に、無条件の親の恩を思いだします。スタートにして別れあり。うれしさに愁いあり。気軽に皇居へ里帰りできるよう祈ります。
伝統を破るきさくな陛下の参列には大いに美智子皇后のお力があったと思います。
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秋惜しむ

2005-11-13 22:52:27 | 生かされて今日
 金沢(かねさわ)北条氏は鎌倉幕府大将軍頼朝の妻、北条政子の一族です。その菩提寺が横浜の称名寺で、鎌倉の極楽寺と同じ真言律宗、弥勒菩薩が鎮座します。当時の最高レベルの武家文庫・金沢文庫が隣接します。卜部兼好や沢庵和尚も来ています。横浜で唯ひとつ国宝を持つ史跡です。元軍を撃退した執権・北条時宗の補佐、北条実時が生みの親。学問ずきの殿様でした。今日は七五三のおまいりもあり、絵描きやカメラマンなど秋の果てを楽しむ人でにぎわいました。
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せんだんの実

2005-11-13 07:15:41 | 生かされて今日
 栴檀の樹はふるさと、鹿児島に多かった記憶がある。おうちの木とも云う。
万葉歌人、山上憶良が転勤先の福岡太宰府で妻をうしなった大伴旅人の為に詠んだうたがあります。おうちの花は五月ごろ咲くさびしい薄紫です。
『妹が見し楝の花は散りぬべし我が泣く涙いまだ干なくに』憶良
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さるすべり

2005-11-10 20:27:26 | 生かされて今日
 目の保養にさるすべり(百日紅)のもみぢをご覧下さい。夏に咲く元気な盛りの花よりも、滅ぶ前の美しさですね。仰ぎ見ていると照り返しで湯上りの顔になるかもしれません。関東南部ももみぢの只中となりました。
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