四季の歌と暮らす

 年齢ごとに「一度っきり」の四季と、
旬(しゅん)のヨコハマを味わう「くりごとの集」です。

 芭蕉翁の短冊

2020-07-31 11:06:41 | 俳句

 『是より殺生石に行。館代より馬にて送らる。此口付のおのこ、

「短冊得させよ」と乞。やさしき事を望侍るものかなと 、 

野を横に馬牽むけよほとゝぎす』(おくのほそ道)』

 馬方のおもわざるみやびな願いに感心してこの句を懐紙にしたため渡しました。

 後日、蕉門十哲の森川許六(きょりく)(彦根藩士)はこの懐紙を馬方からおそらく買い取り、馬上の翁を描きそれに真蹟を貼りました。

遠方の馬方からどうやって手に入れたのでしょうか。

 みちのくの旅は進み金沢を過ぎ山中温泉で曾良と別れます。金沢の北枝を連れた翁は小松へわざわざ引き返します。

これは生駒万子(いこままんし)(金沢藩士)に呼ばれた為らしい。

なんとこの万子が許六が持っていたあの懐紙を保持していたそうです。

 今から330年の昔どういういきさつがあって万子の手に渡ったのでしょうか。

願わくば隠れた古文書が発見され、解明されることを期待しています。

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コロナを生きる

2020-07-19 06:55:48 | 生かされて今日

  自粛が半年も続き、更に荒梅雨に大出水と心身ともにグロッキー気味ですよね。さりながら末永くこのウイルスと共生せねばならない。

そこで欠かせないことはなんだろう。

  • ポジティブな気分
  • 感謝を忘れない

この二つではないかと思います。

 今の自分に何ができるのか。伝教大師最澄の『一隅を照らす』これだ。

頼りない一灯でも眼前の人のために行動する自分でありたい。

 そこで法華経を毎朝読誦し世界のコロナ鎮静化を祈っています。祈りは誰もが出来る布施だ。

 医療に携わる方々は世界中で危険を顧みず挺身され、身近ではごみ回収や生活物資販売の方々などのお陰様を蒙って私たちは生きています。目には見えないが網の目の良きご縁で暮らすことが出来る。

 信心を持つ私は、神仏と両親はじめ祖先の見守りを確信し、おまかせで暮らしています。あなたまかせの小林一茶です。

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無観客のプロ野球試合

2020-07-07 06:02:01 | 生かされて今日

 自分の生き残りをかけたエリート選手同士の戦いは、武士の戦場に似て心を打ちます。並みでない才能も努力も、肉体もまさに選ばれた「一軍選手」の真剣勝負は素晴らしいですね。

無観客ゲームは音の発見がいいです。ところが、これでは寂しいと様々な録音された騒々しい応援音、観客席に顔写真やひいき選手のタオルを貼り付けてきました。

バーチャルな人工の浅智恵で、もりあがり効果を押し付けるのはハタ迷惑である。特に、騒音は我慢できません。米国大リーグのマネをした音もがっかり。

 静かにプロの技能、真剣勝負を楽しませて下さいよ。

若い伸び盛りの無名の選手の登場も素晴らしい。私たち素人のフアン向けにもう少し出身地、学校名、エピソードなど詳しいアナウンスをしてください。アナウンサーは知ったかぶりしないで、球種や球筋、打撃理論をやさしい、自分の言葉で伝えてください。「そんなことも知らないの」では不親切だし新しい野球フアンを逃しますよ。

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久し振りの句会

2020-07-05 09:25:25 | 俳句

 感染症のため「不要不急」な句会は3か月間開催できませんでした。

俳句どころじゃないと退会される方、大好きだが持病で感染が怖く街中の句会へは出られない方もおられます。

 俳句の趣味は大自然への関心、創造力を養うことからからコロナへの免疫力涵養に役立つと存じます。さて、コロナ禍のさなかの佳句をご紹介いたします。

〇タピオカの上るストロー梅雨晴間

〇仏法僧枕の位置の定まらず

〇先頭に八十路の健脚山笑ふ

〇合歓咲いてまり子を悼む心かな

〇汁椀に浅蜊のこぼす汐の砂

〇フェースシールドの微笑んでくる新学期

〇沖縄忌ブーゲンビレアの翻る

〇水無月や学校田の荒れしまま

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牙をむく中国共産党

2020-07-02 06:56:10 | 生かされて今日

 中国は軍隊でも、裁判所もすべてが共産党の下部組織だ。国民の為にあるのではない、一党独裁なのである。

党を守る軍隊、裁判所など信じられますか。

 香港でいよいよ暴力の牙を剥き出しにしてきました。イギリスから中国へ返された香港は50年は独自な暮らしを当時の江沢民主席が保証すると世界に約束したのですが。

今若者たちが無慈悲な武装警察官に蹂躙され始めました。

 南シナ海でも勝手に人工島を建設、軍事飛行場を作り諸国の通行を妨害しています。傲慢な中華思想のそのものである。航空母艦や原子力潜水艦が日本領海すれすれに航行し威圧しております。尖閣諸島では連日公船が威圧しています。

暴力を是とする現中国は恐怖の侵略国家です。聖徳太子のころから仏教や漢字・漢詩、建造技術など素晴らしい文明を分けてくれた隣国として親愛の情を持ってきましたが誠に残念です。まして現主席を国賓で迎えるなんてお人よしも際立つおろかさな政治でしょうか。

日本共産党はもっと激しく指弾して中国共産党との違いをアピールすべきでしょう。

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異体同心で行こう

2020-07-01 06:50:40 | 元気を頂く言葉(庭野日敬師

 『夫婦の相性のよし悪しがよく言われます。相性がいいと、一プラス一が、三にも五にもなるのです。

日蓮聖人は「異体同心なれば万事を成ず」とおおせられましたが、それぞれ持ち味の異なる人が心を一つにすると、考えられない力が生まれてきます。

 相性は性格や考え方が似ていたほうがいいんだ、いや違ったほうがいい、とさまざまに言います。しかし、大事なのはめざすべき共通の目標を持てるかどうか、心を合わせて行動できるかどうかではないでしょうか。

 「愛するものは同じ岸を歩け。別々の岸を行くと、川下に行くにつれて手をつなげなくなる」という言葉があります。

 ただ、口で「同心」を唱えるだけでは、一つ心になれるものではありません。共通の願いを持って、苦楽を共にしてこそ同心が育っていくのです。

 それは夫婦だけでなく、サンガも、会社のような組織も、さらには、国も世界も同じでしょう。願いを一つにして共に行動することが、いまほど大切なときはありません。』

                             庭野日敬著『開祖随感』より

 

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