ラッセル卿(1872年~1970年)は英国の哲学者、数学者で20世紀最高の知性の一人でした。アインシュタイン博士たちと核兵器保有の愚かさを下記のとおり主張されました。
このたび現職のオバマ米国大統領が、地獄がこの世に出現した広島を訪れることはうれしいことです。ここまでナント71年間もかかりましたが、核廃絶を願う「世界にただ一つの被爆国」には一歩前進です。
化学の進歩が憎しみを生む残酷な兵器に使われたことは人類の愚かさの証拠です。いまだに北朝鮮のように核兵器をもてあそぶ国があることは人類の恥部と云えましょう。地球温暖化でも英知を出し合って共通の星、祖国である地球を守らねばなりません。ラッセル卿の核兵器反対声明の一部をご覧ください。
『将来の戦争においては、核兵器が必ず用いられること、しかもかかる兵器が人類の存続を脅かすものであることにかんがみ、我々は世界各国政府に対して、彼らの目標は戦争によっては遂げられないことを自覚することを強く勧告する。そして結論として我々は各国間の紛争の解決に平和的手段を見出すべきであることを強く勧告する。』
アベ公明政権の好戦的態度と立憲主義をブチ壊す行動は、平和憲法を、第9条をないがしろにするもので容認できません。マスコミの権力に怯えた媚びた報道に落胆するばかりである。世界中で日本の「報道の自由度」があまりにも低いのは情けなく、危険だ。
我が国は戦後、報道の自由が310万人の戦没者のお陰で手に入り、基本的人権の大切さがわからず平和ボケしているのだと思う。