四季の歌と暮らす

 年齢ごとに「一度っきり」の四季と、
旬(しゅん)のヨコハマを味わう「くりごとの集」です。

ナイター

2005-06-25 23:03:27 | 俳句
 関東学院大対早稲田大のラグビー交流試合を横浜三沢で観戦しました。
名門同志の対決でちびっこフワンや白髪のOB連中も多く、お茶の間のスタンドで盛況でした。
目立つチビどもの声援が学歴社会がいまだにご家庭で健在であることを証明していました。
A組、B組ともに地力に勝る早大が快勝しました。
こんなに素晴らしい芝生のグランドで試合の出来る学生は恵まれています。ただ、すぐに四年間は過ぎてしまうのです。
帰りに次男坊と一杯やろうと四五軒巡りましたが、満席。土曜日はみんな元気ですね。



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堀切菖蒲園

2005-06-24 17:45:14 | 俳句
 久しぶりに東京葛飾の堀切菖蒲園へ参りました。隅田川を越えて、荒川べりにあります。
江戸時代から錦絵にもなっている名所で、大名や豪商は舟で乗り込んだようです。
入園料はタダ、花菖蒲の見事な盛りで感動しました。でも、高速道路やマンションが押し寄せており、江戸情緒が辛くも遺されている風でした。

 〇いろどりの雲のたなびく菖蒲園  駿
 〇メガロポリスの鎧のすきま菖蒲園  駿
 〇お総菜かをる横丁夏まつり    駿

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俳句は楽しい

2005-06-07 22:44:13 | 俳句
 明治以降、欧米の文化の真似ばかりの中で、ハイクだけが輸出できた文芸とか。
和歌の伝統美を崩さず、二十一世紀の作者が自由に十七文字の最短詩に切り取る
ハイクは素晴らしい。入門は簡単、奥は果てない感じです。

  円空仏の△の鼻春深し  駿
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変化してゆく

2005-06-05 07:25:56 | 俳句
 人間の細胞自体四五十日で全部入れ替わるそうです。町の景色もどんどん変わりますね。
浦賀もガントリークレーンが消えた空となりました。

  起重機の錆の突っ立つ梅雨の空  駿

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起重機の孤独

2005-06-03 20:20:06 | 俳句
 浦賀ドック跡の大型クレーンが錆を吹きつつ仁王立ちしている様は、
一人ぼっちで奮闘している企業戦士のようでさびしい。
去り難い景色である。なにごとも変化しないものは無い。
目に見える現象はあくまで仮の結果で、因縁によりさらに変わり行く。
青春の中にかつては私もいたんだから。
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円空さん

2005-06-03 07:14:25 | 俳句
 6月19日までそごう横浜美術館で円空仏展が開かれている。
全国から貴重な140体のなた彫りのみ仏が集合され壮観です。
まとめてお目にかかれる好機です。
思っていたより細部まで技量が施されていて圧倒されました。
小は指先大から、等身大のお像まであり、ほとんど一日で彫り上げた由。
廃材、木っ端から異形の神仏を繰りぬいています。時代は江戸初期、愛知、
岐阜を中心に遠くは北海道まで約5000体が確認されています。
子供のおもちゃになり傷のある仏もあり、その庶民的な布教ぶりがしのばれました。
お出かけをお勧めします。
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浦賀港横断中

2005-06-01 21:15:19 | 俳句
 遠くかすむのは房総半島・富津市です。勝海舟の咸臨丸はこの港からアメリカへ出航しました。
残念ながら歴史ある浦賀ドックは閉鎖、巨大なクレーンも見られなくなりました。
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ペリーの黒船から百五十年

2005-06-01 21:06:07 | 俳句
 ペリー提督の黒船四隻(後に三隻合流)が浦賀沖に出現。I can speak Dutch.通詞の堀が船上の米兵に呼びかけました。勇敢な浦賀奉行所の与力・中島三郎助と通詞の堀達之助の二人が、初めて旗艦に乗り込みました。日本の百石船の約二十五倍の2450トンの巨船で、七隻約2000人の大艦隊でした。
浦賀の渡しは今も現役です。薫風の湾を横断しました。
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